【新米林業屋×仕事論】『経営理念』って大事なんですか?

林業
とてお
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どーも、新米林業屋のとておです!

今回は『経営理念』についてのおはなし!

『経営理念』って大事なんですか?

山形県・温海町森林組合に聞いた! 選ばれる職場のつくり方とは? 「経営理念」と「行動規範」を設置して理事と従業員の意識を統一へ | フォレストジャーナル
2001年、立ち行かなくなった地域の事業協同組合の製材所経営を引き受けたことをきっかけに、「組織経営」を意識するようになった温海町森林組合。「経営者」と言う立場がない組合において、どのような努力がなされたのか。

林業情報メディア『FOREST JOURNAL』の記事を読んで、あらためて『経営理念』について考えてみました。

結論から言うと、『経営理念』ってめっちゃ大事です。

経営理念 - Wikipedia

「目的地を決めず、地図も持たず、気が向いた方へブラブラ旅をする」

『一人旅』としてはめちゃくちゃかっこいい考え方ですが、『会社』としては、目的地や地図が無いというのは不安が大きすぎると思います。

社員としては、仕事・作業の目的や理由は知っておきたいですし、会社が注力していること、それに対して自分が何が出来るのか?を考えて仕事するためにも必要な情報です。

『林業』としての大まかな方向性、ざっくりとした言い方だと『やり方・やる事』は、大体決まっていて、木を植えて、育てて、育ったら切って、また植えて…と繰り返していく。

『林業は100年単位で木を育てる循環可能な産業です』林野庁ホームページにあるマンガでも描かれています。

『林業』として大まかに決まっている作業を、どう運営していくかが『経営理念』や『経営方針』だと思うのですが、

『FOREST JOURNAL』 の記事にも書かれていますが、森林組合には『経営者』という立場がありません。

僕自身、森林組合に所属しているのですが、「組合長の仕事ってなんなんやろう?」と疑問に感じることがあります。#直接聞くことも出来ないですしね…

『経営理念のようなもの』は自社のホームページ上で見かけたことはありますが、特に重要視されているような気配はありません。

記事には『参事による組織経営』と書かれているので、事業や経営の方針等は『参事』が担当することになるのが一般的なのでしょうか?

このあたりの事は『新米』の僕にはまだまだ未知の領域といったところです。

森林組合法 | e-Gov法令検索
電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府省令・規則)の内容を検索して提供します。

『森林組合法』を見ていると、

第五十五条 

組合は、参事及び会計主任を選任し、その主たる事務所又は従たる事務所において、その業務を行わせることができる。

 参事及び会計主任の選任及び解任は、理事会の決議により決する。

 会社法第十一条第一項及び第三項、第十二条並びに第十三条の規定は、参事について準用する。

『参事』の選定等の文章が出てきますが、このあたりはもう少し勉強が必要ですね。#読むの大変

変化に対応するためには

『林業は100年単位で木を育てる循環可能な産業です』 とありますが、今の時代、変化のスピードがとても速く、1年と言わず、1週間や数日単位で情報が変化していきます。

そんな中、『100年』という長い時間の事を考えなければならないので、その時、その状況に合わせた対応が必要になると思います。

細かい変化がたくさん出てくると、末端の人間からすれば『振り回されている』という感覚に陥ってしまうかもしれません。

そこで、『経営理念』のような経営の土台となる大事な部分が必要ではないかと感じています。

組織が目指している目的地、そこに向かうための手段。

目的地が決まっていれば、直接そこに向けて歩いたり、少し横道にそれてみたり、たまには走ってみたりと、『手段』がコロコロ変わったとしても行き先は同じなので、納得しやすくなると思います。

「上の考えていることはわからん!」「なんで今これをやらないといけないんだ!」

みたいな愚痴や、ネガティブな感情が発生してしまうと作業効率が悪くなったり、離職の原因になったりするのではないでしょうか。

『わからない』物事には、不安や恐怖を感じます。

なので、『経営理念』というみんなが共有できる『わかりやすい目的地』を設定することで、細かい変化や注文も飲み込みやすくなると思います。

『経営理念』がないなら勝手に作ってしまう

ないものは作ってしまえばいい。と、言葉では簡単に言えますが難しいですよね。

個人で考える『企業の経営理念』を考えようとすれば確かに難しいのですが、

自分自身をいち企業に見立てて、自分の仕事に対する経営理念を考えてみる。

『こだわり』とか『モットー』と言った方がわかりやすいのかもしれませんね。

自分のこだわりなので、簡単な事で良いと思います。僕の場合なら、

・生きて帰る。怪我しない

・仕事は早く終わらせて早く帰る

基本的にはこれしか考えていません。

『生きて帰る。怪我しない』とにもかくにも『安全第一』が大事だと思うので、まずこれが一番。

『仕事は早く終わらせて早く帰る』には色んな要素が詰まっているのですが、

・作業スピードを上げるには、技術の向上、知識・情報収集が必要

・少しでも早く作業を終わらせて、たくさん量をこなすことで、会社の利益に貢献する。

・少しでも早く帰ることで、自分の時間、家族との時間を有意義に使える。

『早く帰る』を意識して、早く作業をこなすためには、ダラダラとした時間はもったいなく感じるようになります。

いつでも、常に、速攻で家に帰れるように工夫をするようになるので、おのずとキビキビとした動きが出来るようになると思っています。

経営理念がないなら、勝手に『マイルール』、『モットー』を作って行動する。

日々の作業をこなすだけなら、この小さな仕組みを作ったり考えたりするだけで、効果があるかもしれません。

でもやはり最終的には、会社側が何を考えているのかを知ることは大事だと思うので、情報収集は欠かさずやっていこうと思います。

会社という大きな船。

「船長、一体どこに向かってるんですかぁ~??」

「船長、あっちの方かなり海荒れてますけど、このままあっち行っちゃうんですかぁ~??」

と、船長の考えや目的がわからないと不安ですよね。

目的地がはっきりしている方が船員である僕たち一般社員は安心して仕事ができます。

「経営理念とか方針ってありますか?」って率直に聞いてみるのもいいかもしれませんね。

安心して仕事が出来るように会社の『経営理念』をあらためて確認してみましょう。

とてお
とてお

今回はこのへんで!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

少しでも参考になれば幸いです!

ほなまた!!

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