【新米林業屋×体験談】小型車両系建設機械の特別教育に行ってきました!

林業

小型車両系建設機械の特別教育に行ってきました!

とてお
とてお

どーも、新米林業屋のとておです!!

今回は『小型車両系建設機械の特別教育』についてのおはなし!

最近は色々な研修に参加させていただいています。#会社に感謝です!

今回は『小型車両系建設機械』の特別教育という研修でした。

研修の内容や、はじめて知ったことなど、つらつらと書いていこうと思います。#覚えたことを自分の中にもっと落とし込むにはアウトプットがあすすめです

小型車両系建設機械とは?

『小型車両系建設機械』は「機体質量が3トン未満」の重機で種類は次の通りです。

・ブルドーザー

・トラクターショベル

・ドラグショベル

『小型車両系建設機械』を扱うためには『特別教育』という講習を受ける必要があります。

『特別教育』には試験などはなく、講習を受ければ操縦する事が出来ます。

『小型車両系建設機械』の資格を取ってから3か月経てば『車両系建設機械(機体質量3トン以上)』の『技能講習』を受けることが出来ます。

『技能講習』には筆記・実技の試験があります。#ほとんど合格するそうですが…

そういえばとておって重機乗ってなかったっけ?

僕のブログを良く観てくださっている方はご存じかもしれませんが(#いつも読んでいただいている読者の皆様ありがとうございます!)、僕はすでに現場で色々な重機に乗らせていただいています。

木材を掴むための重機や木を切り倒すための重機などを操作しています。

もちろんその重機を操作をするために必要な資格は取得しています。

僕が現場で使う『グラップル(木を掴む機械)』や『ハーベスタ(木を切る機械)』などの機械は「林業用アタッチメント」を取り付けた重機です。

『ドラグショベル(ショベルカー)』のショベルの部分を「林業用アタッチメントに変えている重機であれば操作してもいいよーという資格を持っているということです。
#細かく説明すると逆にわかりにくいかもですね

重機の資格の『使用可能範囲』って意外とややこしく、「○○の資格は持ってるけど、この重機って乗っていいんやっけ?」みたいなことがあります。
#学科の授業で説明してるからちゃんと聞いておこう #資格が増えてくるとわからなくなりがち

「林業用の重機なら乗ってもいい」ことにはなっていますが、その元となる機械の講習はちゃんと受けておいた方が良いとのことで、今回の講習に参加させていただきました。

学科授業で面白かったポイント

エンジンや内部機関の仕組み

学科の講習では、操縦方法などはもちろん、「ディーゼルエンジンの構造」や「油圧装置」など、機械の内部のことも学びます。

車とか機械とかが好きな方にはおそらく「基本的」なことかもしれませんが、「ラジエーター」とか「マフラー」とか「聞いたことはあるけどどういう仕組みかは知らない」という状態だった僕にはとてもいい勉強になりました。

余談ですが、最近『イニシャルD』というマンガを読んでいます。

車やレースのおはなしなのでエンジンや機械類にまつわるストーリーが度々出てきます。

「ほんのり」ですが、マンガの中で言っている用語がわかった気になれたので、そこも嬉しいポイントですね。#以上、余談でした

実技練習の内容・ポイント

実技練習では『ホイールローダー』と『バックホー』に乗りました。

今回の研修は受講人数が多く、当日の天気も悪かったため一人あたりの操作時間は短めとなりました。#研修、雨多いなぁ

見学時間もしっかりと勉強できるかどうかが実力差につながると思っているので、「良い操作」も「悪い操作」もなるべく見るようにするといいと思います。#個人の感想です

・ホイールローダー

ホイールローダーは山の現場では使うことはないので実技練習で初めて乗りました。

練習場の中を走行し、『バケット(砂や砂利をすくうところ)』で砂利をすくいあげ、すくった砂利を上から放つ(トラックに積み込みをするというフリ)を数回繰り返すという練習でした。

運転自体はオートマの車とほぼ同じなので問題ありませんが、難しいと感じたのは『左手でハンドル操作をする』というところ。

仕事で乗る車はミッションタイプなので、『左手でギア操作、右手でハンドル操作』という動きが身についています。

ですが、ホイールローダーの操作の場合、右手側にバケットなどの操作レバーがついているため、『右手でバケットなどの操作、左手でハンドル操作』が基本的な動きとなります。

普段右手でやっていることを左手でやろうとすると意外に難しく、車の運転自体上手くないため「そろ~り」とした走行しか出来ませんでした。#講習だからそれでいいんだよ

バケットを使った操作はショベルカーの操作に似ているところもあるので、そこまで苦労するという印象はありませんでした。講師の方からも特に指導されることもありませんでした。#良いのか悪いのか

・バックホー

バックホーは『ドラグショベル』のことで『バックホー』とか『ユンボ』とか『パワーショベル』とか色々呼び方があります。

現場では『ユンボ』が多いように思いますが、ユンボは商標とのこと。#まぁわかればなんでもOK!

こちらの操作はお手の物!!…といきたいところでしたが、試験ではないとはいえ、『誰かに見られている』というのは緊張するものです。
ちょっとしたミスや確認漏れなどが発生します。

普段の仕事でもそうですが、上司や同僚に『見られている』という環境では細かいところまで気をつけようと意識しますが、一人で作業するときなどは『おろそか』になりがちだと自分では思います。注意しているつもりでもどこか甘いところや抜けが発生します。

そこにプラスアルファで『慣れ・慢心』が合わさった時に事故や怪我が発生すると思っています。

とはいえ、『今あるものがすべて正解』というのも違うと思っていて、例えばの話「指差し確認しないと試験通らないからね」と言われると『安全』のために指差し確認しているのか『試験』のために指さし確認しているのかわからなくなります。#例えばの話です

現時点では『指差し確認』が安全につながるのかもしれませんが、もっと安全な方法を模索してみることは悪い事ではないと思うので、『リアルな現場でリアルに活用できる方法』というのを引き続き探してみたいと思います。#例として『指差し確認』を選びました。深い意味はありません

話は少しそれましたが、バックホーの扱いに関しては講師の方から「上手いね」って言ってもらえたので、とりあえずホッとしました。#それた話の方が長い

自分の身は自分で守る

林業の現場では、いつどんな事故が起きてもおかしくありません。

『安全第一』を何よりも最優先しなければいけません。

自分の失敗で自分が怪我したりしないことはもちろん、自分の失敗で誰かを傷つける事も本当にあってはならないことだと思います。

それともうひとつ、『誰かに傷つけられないようにする』ことも大切なことです。

「自分の師匠は技術が高いから近くで作業してても大丈夫」とか「あいつの技術も高くなってきたからこれくらいのことなら大丈夫だろう」などなど、自分の作業仲間の技術を信じる事や見守ることは良い事ですが、信用するのと自分の身を守ることは別で考える事が大事だと思います。

僕の場合、言葉選びが難しいのですが作業中は『誰も信用していません』
もちろん自分の事もです。

『何が起こるかわからない』が基本の考え方で、技術が高いとか一緒に作業している時間が長いとか関係ありません。

何かが起こる時は起こるし、発生してしまえば一瞬の出来事です。

そういった意味での『信用していない』です。#このニュアンス伝わりますか?

『特別教育』などの講習会では「はじめて機械に触れる方」ももちろんいますので、こういう実技の研修の時はちょっと離れて見学するようにしています。

実技練習中に横転!?

『ドラグショベル』の実技練習中のことです。

僕は自分の練習時間が終わったので、講師の方に色々お話を聞こうと隣についてお話していました。

講師の方も細かく教えてくれたのでとても勉強になったのですが、他の受講者さんがショベルの練習中に『横転』しそうになったのです。#けが人などはいませんでした。

講師の方も僕も話に夢中になっていたので、その受講者の人には申し訳ないことをしたなぁと反省しています。

ただ、この時も話に夢中になってはいましたが、受講生の操作する機械からは離れていましたし、操作を誤っても巻き込まれることのない位置をキープしていました。

この研修中、『旋回(機械を左右に回す)』の操作を誤ったり、勢いよく旋回する方もいらっしゃったので、「みんなよくそんな近くで見学できるなぁ」と遠目から見ていました。#ビビりな性格が慎重さを養ってくれる

「こういう研修中に事故とか起きないのかな?」と思っていたら『あわや横転』な出来事が発生したので、やはりいついかなる時も気を張っているに越したことはないと感じました。

講師の方も「こんなことはじめてや!」って驚いていました。

繰り返しになりますが、『安全第一』を基本に、自分も他人も傷つけず、また誰かに傷つけられずに済むように、慎重に作業を行えるようになりましょう。#ご安全に!!

まとめ

『小型車両系建設機械』まとめ

・『小型車両系建設機械』の資格を取得すると「機体質量が3トン未満」の小型車両系建設機械を操縦することが出来ます。

・重機の種類は『ブルドーザー、トラクターショベル、ドラグショベル』です。

・学科授業では、操縦方法以外にエンジン類などの内部機関のことも学べます。

・今回、実技練習では『あわや転倒』という出来事がありました。研修だからと慢心せず、安全第一で取り組みましょう。


小型車両系建設機械の特別教育を受けて3か月が経てば、「機体質量3トン以上」の機械に乗るために『車両系建設機械』の技能講習に参加する資格が発生します。

『技能講習』には試験がありますので、今回の経験を活かして試験にのぞみたいと思います。

とにもかくにも安全第一で。みなさまもご安全に。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回はこのへんで!ほなまた!!

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