【新米林業屋×読書】大きな嘘の木の下で/田中修治

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どーも、新米林業屋のとておです!

今回の読書は【大きな嘘の木の下で】です!!

大きな嘘の木の下で/田中修治

『大きな嘘の木の下で』は世界的企業『OWNDAYS』の社長田中修治さんが書かれた本です。

この本には世の中の色んな『嘘』について書かれています。

勉強になるところ、反省させられたところ、考え方を改めさせられたところ、自分の強みを考えたり、前向きになれたり…

読み終えた後…いや、読んでる途中からとにかくがむしゃらに行動したくなるような、クールでいて、そしてとても熱くなれる一冊でした。

『すべては行動から』これが結論。

縮こまっている場合じゃない、動き出そう。

「なりたい」と思って行動すれば0.1%でもなれる確率は上がる

筆者の田中修治さんが社長を務める『OWNDAYS』では4月の新入社員研修時に「OWNDAYSの次の社長になりたい人いる?」と聞くそうだ。

当然のごとく、誰も手を挙げないとのこと。

僕自身、同じような質問を投げかけられたら手を挙げられないだろう。

でも、手を挙げられないのではなく、「手を挙げない」が正しいのかもしれない。#強がり

僕は社長になりたいわけでも起業がしたいわけでもない。

ただ、家族を幸せに、何不自由ない生活をさせていけるだけのお金と時間があればそれでいい。

それが僕の現時点での目的だ。

その中で、社長にならないと目的に届かないのであれば目指すし、起業しないとダメそうならその準備を始める。

考え方はシンプルで、それ以上でも以下でもない。#なれる、やれると思うことが大事

とはいえ、その考え方を変えてはいけないというわけではなく、時間が過ぎていく中で考え方が変わったっていいと思う。

今現時点で僕が大事にしているのは、家族を幸せにする、そのために必要な時間とお金が欲しいということ。

そのために知識と技術を身につける必要があるのならば手に入れるし、目の前の仕事に一生懸命になれる。

そして、家族を幸せに出来るだけの時間とお金が手に入れるという目的が達成できるのなら、正直仕事はなんでもいいと思っている。

『人生において選択なんて大した意味はない』

『人生において選択なんて大した意味はない』 という章がある。

みんな『選択』にすごく悩んでいて、どっちを選べば正解かを頭を抱えて悩んでいるが、『人生における選択の先には、どちらにも天国と地獄が待っているのだ』と書かれている。

林業に転職しようとかどうかで悩む人の大半は、「体力仕事できつそう」、「怪我や事故が多そう」、「給料が安そう」など、おそらくこういったネガティブな要素が気になって悩むのだと思う。

でも、どの仕事を選んでも、その仕事特有のネガティブ要素は存在するはず。

ネガティブな要素を知って、理解しておくのは大事なことだと思うが、ネガティブな情報に足を引っ張られて行動が出来ていないのならば、ただただ時間がもったいない。

「転職をしよう」と思った時点で、今の会社に何らかの不満があるからだと思う。

今の会社に満足していれば転職する必要がないからだ。

そして、転職をしようと考えた時に『林業』というのが頭の中に思い浮かんだのなら、その理由を考えてみてほしい。

「自然が好きだから」とか「チェーンソーで木を倒してみたい」とか「今の職場より自由時間が増えそう」とか、今の会社と比較して、何かしらメリットがあるかもしれないと感じたから『林業』が頭に浮かんだのかもしれない。

林業をやっている人の中には「『自然が好きだから』という理由だけで林業をやらないでほしい」みたいなことを言う人もいるが、そんなのどうだっていい。

やりたいと思ったら理由や動機がなんであれやればいいと思う。

やってみてダメなら辞めればいいし、向いてると思えば続ければいい。

それはどの仕事を選んでも同じこと。

自分の人生を誰かに指図されるのなんてバカらしいので、ネガティブな情報はあくまで「情報のひとつ」として受け止めて、自分が本当にやりたいこと、やってみたいなと思った感情を大事にした方が良いと思います。

『自分なりの譲れない「判断の基準」をしっかり持つこと』

『自分なりの譲れない「判断の基準」をしっかり持つことで、迷うことはないし、自分の思うような豊かな人生を手に入れられる可能性は間違いなく大きくなる』と書かれている。

たしかに、それは間違いない事実で、「譲れない判断の基準」については自分の中で設けてみようと思う。

それでも迷うことはあるし、迷いがなくなることはないと思う。

でも、迷うことが悪い訳ではないし、迷ったっていいと僕は思う。

ただ、「迷い悩むことが苦しいとかつらいもの」だと感じるから、苦手意識が勝ってしまうのだろう。

迷ってもいいし、悩んでもいい。

その時一人で考えてもいいし、誰かに頼ってもいい。

「まぁそういう時もあるよな」くらいに考える事ができれば迷いや悩みにも臆することなく対応できそうな気がする。

そうした心の柔軟性と『自分なりの判断基準』を合わせる事で、より良い選択が出来るようになるかもしれない、と僕は考える。

『どん底の時に自分を支えてくれるのは「嫌いな奴」』

『どん底の時に自分を支えてくれるのは「嫌いな奴」』 という章がある。

この章がこの本の中で一番好きかもしれない。

「リベンジ」とか「逆転劇」に興奮するのは、どん底から這い上がるパワーに魅了されるからだ。

そして、そのパワーの源が「正義、希望、明るい未来」みたいなキレイなものじゃなくて、「馬鹿にされたくない、悔しい、見返したい、負けたくない、許さない」とか強い執念や怨念で、より人間臭さを感じる事が出来るから、リアルで身近に感じることが出来るのだ。

自分のことをバカにして、罵って、嘲笑ってきた「嫌いな奴」たちのおかげで成功するというのは、この上なくスカッとする逆転劇である。

この章を読み終えた時なんだか本当に気持ちよかった。

もしあなたに「腹が立つ奴、嫌いな奴」たちがいるのなら、そいつらがより一層腹を立ててしまうくらい、成功して輝いてやればいい。

そして、自分が他人をバカにすることのないように気をつけておこう。

執念や怨念のパワーを知っているのなら、相手にその力を与えないようにした方がいい。

どんなに心の中でどす黒い感情を持っていたとしても、グッとこらえて、反撃の際の原動力にしてしまった方がいいはずだ。

最終的に笑っていられればいいのだ。

『自分の欲望を満たす為には、周りのみんなを豊かにするのが結果的に一番効率が良い』

『自分の欲望を満たす為には、周りのみんなを豊かにするのが結果的に一番効率が良い』

この考え方にはとても共感できるし、目指していきたいと強く思う。

僕の望みは『家族を何不自由なく幸せに暮らしていけるようにしたい』というもの。

そのために今よりももっと収入を増やしたいと考えている。

そして、収入を増やすためには自分の実力をもっと上げていかないといけない。

それは所属している会社が儲からないといけないからだ。

でも「自分だけ」の実力が上がっていったところで会社が儲かっていないのなら給料は増えない。

もちろん、「自分だけスキルアップして、頃合いを見てより高い給料の会社に転職をする」というのもひとつの手ではある。

でも会社に所属しているうちは、その会社の利益に貢献できるように自分の全力を使いたいと思う。

では会社全体の利益を上げるためにはどうすればいいか。

そのひとつは「社員全体のスキルアップ」だと思う。

社員全体が今よりも効率よく成果を上げることが出来れば会社の利益につながる。

そのために僕は自分が仕入れた情報や手に入れたスキルを、自分の周りの人たちに、自分が伝えられる範囲で共有するように心がけています。

「自分はこういう風に教えてもらって動きが良くなりました」とか「こういう情報がネットに乗ってて実際試してみたら良かったですよ」とか。#小さい事とか、細かい事でもいいんです

そんな中、自分のスキルを教えようとしない人や、後輩育成に興味のない人、自分の仕事だけをこなして終了の人がいる。

別にちゃんと仕事をしているのならば問題はないと思う。

思うが、経営者目線や会社の利益で考えるのであれば、工夫が必要だと感じる。

技術をしっかり伝えてくれる上司のもとで1年間働いていた僕と、全くと言っていいほど何も技術を教えてくれなかった上司のもとで1年間働いていた同期の方で、自分で言うのもなんですが正直技術の差があると思います。

ということはやはり情報共有はとても大事で、経営者目線で考えると、『仕事ができるだけの人』より『仕事が出来る+仕事が出来る人を育てる事が出来る人』の方がより優秀な人財だと思う。

そして大事なのは「そんな人たちの事もなんとかしてみよう」と考える事。

「あの上司はダメだからほっとこう」この考えもアリっちゃアリだが、「自分の希望を叶えるため、会社の利益を上げるため」に、その『ダメな上司』と言われる人も改善出来ないかと一旦考えてみる。

本当にダメな上司なのか、周りからダメと言われる原因は何か、改善する方法はありそうか、はたまた本当に不利益だから「あの人不利益だと思います」とさらに上層部に投げかけてみた方がいいのか、などなど。#「あの人不利益」は言い過ぎな

諦めてしまうよりこういう考え方でいる方が「謎解きゲーム」をしているみたいで楽しい。

新米だろうが下っ端だろうがこうやって考えること自体は自由だし、それを実践できるだけの力をつければいいと思うことにした。

『大きな嘘の木の下で』を読んで気が少し大きくなっているような気もするが、これが読書の良いところだと思う。

『人事は選挙で決めた方が絶対にいい』

『人事は選挙で決めた方が絶対にいい』という章がある。

『OWNDAYS』では店長やエリアマネージャーなどの人事は選挙で決めているそうだ。

この本の中で一貫して言われているのは「なりたいと思わなければなれない」ということ。

「まだまだ自信がないので立候補しません」、「結果を出して自信をつけたら立候補します」という言葉に「社長の僕が同じことを言っていたらどう思う?」と返すそうだ。

自信なんてものはいつまでたってもつかないもの。

挑戦しようと思った人にだけ挑戦権は回ってくる。

この章を読んで僕は猛反省した。

ウチの会社でもある事柄で『投票制』が採用されている。

そして、「自分に投票してもいい」のである。

今年度、その投票の段階では僕は入社して1年未満だったので、自分の信頼できる人に投票をした。

「自分の信頼できる人に投票をした」というのは本当にそう思っているのだが、「入社して1年未満だから自分に投票するのはちょっと…」と思ったのも事実だ。

『自分に投票してもいいという権利』を与えてもらっているのだから興味があれば手を挙げればいいのだ。

今ものすごく後悔している。

挑戦できる時には自分から名乗りを上げて挑戦し、たくさんの経験を積んでいこうと思った。

ただウチの会社の投票は、誰が誰に投票したかが分かってしまうのが問題点だと思う。

「んなもん関係ない。やりたきゃ胸張って手あげろ」と強気の自分もいるが、内心考えているだけでドキドキしている。#小心者

『企業理念が大切』

『大きな嘘の木の下で』の中でも『企業理念』の大切さが書かれている。

以前の記事でも書いたが、『企業理念』はとても大事なことなのだ。

僕の反省点は『企業理念の大切さ』についての記事を投稿したのち、 『大きな嘘の木の下で』 を読むまで、会社の誰かに企業理念を確認していないことだ。

…と思って会社のホームページを見ていたら、最近更新されていて、経営理念が書かれていた。

更新される前までは経営理念は書かれていなかったので、とても嬉しい発見だ。#タイムリーでビックリ

ただ、こうやって実際に自社のホームページを覗いている従業員ってどのくらいいるのか気になった。#いないだろうなぁ…

テストしているようで意地悪な感じがするが、「会社の経営理念って知ってますか?」と聞ける人には聞いてみようと思った。

というのも、僕は自分で自社のホームページを開き、ホームページが更新されていることに気付き、経営理念を初めて知った。

でも、考えてみればおかしいことではないか?

働いている人たちに経営理念が届いていなければ何の意味も持たない。

「情報共有」についても文章内に書かれていたが、経営理念という重要事項が共有されていないのだ。

体の良い言葉だけで取り繕っていてはいけない。行動が伴っていなければいけない。

自戒を込めてここに記しておきます。

『OWNDAYSの企業理念は「関わる人たちを豊かにする」』

まさにこの本を読んで、僕の心は豊かになった。

でも実はつい最近まで『OWNDAYS』の存在を知らなかった。

『オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所』内で度々見かけるようになり、この本を読むきっかけになった。

僕は目が悪いので、仕事中はコンタクトレンズ、家ではメガネをかけているが、そのメガネはこのブログのイラストを描いてくれている『Seven』が昔バイトしていたところで買ったものだ。#長い付き合いやなぁ

かれこれ10年近く使っている気がする。#長持ち

今回『大きな嘘の木の下で』を読んで、「メガネを買い替えてみようかな」と思ったのと、「OWNDAYSで働いてみたいなぁ」と思ったのもあって、近くにお店がないか調べてみたのだが、残念ながら近所にお店が無かった。#最寄店が車で2時間

それはさておき、『大きな嘘の木の下で』は、読んでいる途中から何かしらの行動を起こしてみたくなったり、自分を振り返って猛反省してみたり、新たな気付きをたくさん発見できたりと、読み終えたときは少し興奮気味でした。

なりたい自分があるなら、なりたいと思わなければなれないし、なりたいと思ったのなら全力で行動すること。

そう強く、前向きになれる最高の一冊でした。かなりおすすめです。

とてお
とてお

今回はこのへんで!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

参考になれば幸いです!

ほなまた!!

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