【林業初心者目線】『トラックの積み荷や会社の責任』から考える自分の身の守り方

林業

『トラックの積み荷や会社の責任』から考える自分の身の守り方

とてお
とてお

どーも、新米林業屋のとておです!

今回は【トラックの積み荷や会社の責任】について!

先日、車で移動している際に、枝葉を大量に積んだトラックとすれ違いました。

トラックのコンテナからは、葉っぱや枝などがわんさか飛び出しており、コンテナ上部からも山盛りになった枝葉が見えていました。

運転中にすれ違ったので、パッと見ではありますが、ネットやロープで積載物を固定しているような感じには見えませんでした。

ちょっとした段差などでトラックが跳ねれば荷が飛び出しそうで、「あのトラックの後ろは走りたくないなぁ」と思いました。#絶対なにか落ちてくる!!

コンテナに荷を積んだ人も、運転手さんも、気にならなかったのかな?と不思議で仕方がありませんでした。

トラックの最大積載量を超える量を積み込んでしまう『過積載』や、積載物のはみ出し、荷の落下など、運転手の責任はどこまでで、会社には責任はないのか?など、前から気になっていたので、少し調べてみました。

違反は運転手の責任

当然と言えばそうなんですが、運転している車に『違反』があった場合は、運転手の責任となります。

スピード超過や、駐停車禁止、進入禁止など、「運転手がルールを破った場合」は『運転手本人の責任』と納得ができます。#というか当たり前よね #安全運転を心がけましょう

ただ、『過積載』など、上司や会社からの命令で「積まされてしまった状態」でも『運転手の責任』になってしまいます。#これが納得いかない

もちろん、「上からの命令・指示」があった場合、命令をした人や会社にも罰則があります。

違反が続いた場合、車の運転を停止させられたり、業務自体を停止させられたりするそうです。

自分の身を守るため、事故で誰かを傷つけないため、会社を守るためにも、法令遵守・安全運転を徹底することが大切だと思います。

ですが、実際の現場ではどうでしょうか?

僕が入社して間もない頃、2トントラックで丸太などを運んでいた時は、重量も長さもオーバーした状態でずっと走らされていました。

とてお
とてお

班長、さすがにこれ、積み過ぎやと思うんですけど…。

班長
班長

ゆっくり走ったら大丈夫。

カーブ気ぃつけや。

停められたらなんか言い訳しとき。

みたいなやりとりがありました。

これは僕の言い訳でしかありませんが、『入社して間もない』、『上司に逆らえない』状態で、ダメだとわかっていても、どうすればいいのかわからないという感じでした。

今まで奇跡的に事故にならなかっただけで、なにかあってからでは遅いのです。

ダメなもんはダメ、と強く伝えることが大事だと思います。

僕自身、とても反省しています。

でも、おそらく、僕と同じようなパターンで『ダメなことをさせられている』という方もいらっしゃると思います。

上司からの命令や、圧力で、自分の意見を伝えられないという状態の方もいると思います。

僕の個人的な考え方としては、

・命令してきた上司に直接伝える

・もしくは、命令してきた上司より上の人間に相談する

・こちらがアクションを起こしたのち、もしも会社側が動いてくれないのであれば、【『違反OK』と考えている会社】と判断を下し、転職の準備をする

というような流れを想定しています。

命令してきた上司に直接伝える

『命令してきた上司に直接伝える』というのは、相手との関係性や、相手の性格など、色々気にしないといけないポイントがあると思います。

「波風を立てたくない」、「上司との関係を悪化させたくない」など、僕自身も悩んでいたことがあります。

ですが、「違反をしたくありません」、「事故を起こしたくありません」という当たり前のことを相手や会社に伝えて、悪化してしまうような関係なんて、早めに壊してしまった方が将来のためになると僕は判断します。

取り返しのつかない事故を起こしてしまった場合を具体的に想像して、『取り返しのつかない事故』と『会社・上司との関係性』を天秤にかけたとき、どちらの方が優先順位が高いのか。

伝え方やタイミングなどを気にしつつ、「ダメなことはダメ」と意見を通すことが大切だと思います。

上司に直接伝える場合、「理解してもらえればラッキー」くらいの気持ちで伝えてみるのがいいかもしれませんね。

命令してきた上司より上の人間に相談する

やっぱりなんだかんだ言っても、『上司に直接伝える』というのは難しい場合の方が多いと思います。

であれば、『命令してきた上司よりもっと上の人に相談』してみましょう。

現場の人間ではなく、会社の運営・管理側の人や部門に相談をする。

第三者を間に挟むことで、業務が改善されたり、人間関係を維持しやすくなる確率は上がると思います。

ですが、これは『まともな事業体』だった場合です。

もしも、会社自体が、「ちょっとの違反くらいでワーワー言うなよ」みたいな考え方であった場合、すぐにその会社から逃げ出す準備を始めた方が良いと思います。

自分が働いている会社がどういった考えを持っているのか、事故などが起きた時の会社の対応など、普段から会社の動きや考え方をチェックしています。#シビアかもしれないけど大事やと思う

これは、あくまで僕の感覚でしかないのですが、『現場の人間』は「ちょっとくらいの違反」に対しての考え方が甘いと思います。

やはり、ノルマや成果、生産性、効率などを意識して、「ちょっとくらい無理しても大丈夫」という意識になりやすいのだと思います。

やっかいなのは、「ちょっとくらいの無理」を毎日続けて、『成果を出していることが評価されている』という事実があることです。

会社は、「安全第一、法令遵守を徹底してください!」ともちろん言いますが、実際に現場でどのような作業が行われているかは判断できないと思います。#悪い事はおおっぴらにしないもんね

ですので、「無事故で、ノルマもクリアし、数字・成果を出している」という“事実に対して”評価をくだしているのではないかと思います。#いち従業員の邪推

実際の現場で、「ちょっとリスクのある作業」、「ちょっと違反してる行為」をこなした結果、好成績を獲得し、会社から高評価をもらっている従業員がいると、誰も真面目に働かなくなるのではないか?と思います。

そういった細かいところまで、会社の目が行き届いているかどうか。

従業員側からみた会社、組織の力量というのも大事で、評価されるだけではなく、評価する側に回ることも大切だと思います。

会社側の反応をうかがう

「違反したくないです」、「安全第一の作業をしたいです」など、上司や会社に伝えたあとのリアクションを注意深く確認する。

ここまでに書いた通り、こちらの意見を伝えた後の会社の反応によって、その会社がホワイトなのかブラックなのかを判断する必要があります。

問題点を伝えて、問題点が解決・改善されれば、また気持ちよく働けると思います。

問題点を伝えたのにも関わらず、改善する様子がない、もしくは、問題のある環境を強要される、などの反応があった場合、自分の身を守るためにも、その場から逃げ出す準備をした方が良いと思います。

まとめ

冒頭で書いた、コンテナから積荷が溢れ出した状態で走っていたトラック。

「あのトラックの運転手が自分だったら」という想像をしてみる。

積荷を自分で積んだのなら、もっと丁寧に積むだろうし、溢れるまで積み込まない。

もしも、自分以外の誰かがあんな不格好な積み方をしていたのなら、注意する、もしくは、自分で修正する。

万が一、法令違反状態で走れと強要されたのならば、その場で命令してきた上司に意見を伝える。

聞く耳を持たないなら、その場で会社に連絡をする。

それでも走れと言うような会社は辞めた方がいい。

車を走らせる前に出来ることはたくさんある。

そして、ここまで色々なことを想像させてしまうくらい、コンテナの積荷がひどい状態でした。

あのトラックの運転手さんにも出来ることはたくさんあったはずなので、正直、「運転手さんもうちょっとなんとかしようよ」って思ってしまいました。

頻繁に見かける事はありませんが、「いや、その積み方どうなん?もっとキレイに積みなよ。」と思わされるトラックが走っています。

自分が運転する車がそうならないように、『安全第一』、『法令遵守』を徹底していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは、本日もご安全に!ほなまた!

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