【林業初心者目線】まだまだ足りない?1年間で身についたスキル

刈払い
とてお
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どーも、新米林業屋のとておです!

今回は【1年間で身についたスキル】についてのおはなし!

まだまだ足りない?1年間で身についたスキル

2年目の下刈り作業も1週間が過ぎました。

去年、入社したてホヤホヤで行った下刈りの現場に、1年ぶりにくるとなんだか色んなことを考える。

いちいち感傷に浸っている訳ではないけど、「あー、こんな現場あったなー!去年いっぱいコケたなー!」とか思い出します。#基本、コケたとかキツかったとか、痛かったとか嫌な思い出

先日書いた記事で、『1年でどれくらいスキルがあがったか』みたいなこと書いたのですが、実際に1週間ほど刈ってみてどうだったかを振り返りながら、『1年前の僕』やこれから出来るかもしれない後輩たちに、どうやって上手く伝えられるか、教えてあげられるかを考えておきたいと思います。

刈るスピードは上がったのか?

自己分析ではありますが、刈るスピードは上がったように思います。#ほんまか?

ただ、その理由を細かく分析していかないと意味がないので、思い当るところを色々と考えてみました。

・単純に筋力、体力がついた

・現場の図面を読めるようになった

・知ってる現場は苗の場所をなんとなく覚えている

・樹種を前より覚えている

・刈り方の工夫が出来るようになった

・刃の研ぎ方が少し上手くなった

今回は、上記の点について解説していきます。

・単純に筋力、体力がついた

なんだかんだで1年林業を続けてきたので、筋力と体力は以前よりはついているはず。#と、信じたい

刈払い機も軽い機械ではないので、担いで移動するのにも、振り続けるのにもある程度のパワーが必要です。

山を歩くための下半身の筋力もついていると思います。

去年と比べて、『靴ずれ』していないのも移動力が上がった理由のひとつ。

身体のどこかが痛いと、集中力も下がるし、実際動けなかったりするので、機械だけでなく、身体のメンテナンスも非常に重要だなぁとあらためて感じる。

ただし、パワーだけに頼っていると、疲れた時にペースダウンするし、『誤伐』も増えます。#誤って苗を切っちゃうこと #誤伐キング

体力を温存しながら作業を続けるためには技術が必要で、ついた体力と筋力を活かすためにも日々勉強なのです。

ただ、僕は筋トレ(一時期ハマっていた)とかランニング・ウォーキング(一時期ハマっていた)とかは苦手なタイプではあるので、僕と同じような方は、実戦で体力がつくのを待つしかないのがツラいところですね。#約3か月坊主 #三日坊主よりかマシ

・現場の図面を読めるようになった

『現場の図面』は作業の範囲が書いているものです。

1年目は『等高線』とか『0.3ha』がどれくらいの広さとかがまったく分からずに、ただ言われたことをやっていたという感じでした。

この『終わりが見えない作業』というのは、精神的にかなりツラく、「いつ終わるんだろう?いつまでやるんだろう?」と、どんどん追い込まれていきます。#だんだん冷静じゃなくなってくる自分がわかる #独り言の言葉使いが悪くなってくる

この現場はどれくらいの広さで、どれくらいの傾斜があるのか、というのをあらかじめ把握しておけると、「この現場やったら、だいたい2時間くらいで終わるかなー?」って予想が出来たりとか、『自分のペース』作りも出来ようになると思います。

終わりが見えずに闇雲に機械を振り続けるのと、自分のペースで作業を進めるのとでは、精神的にも身体的にも疲れが変わってきます。

林業初心者の方は、積極的に図面を覚えるようにしてみるといいかもしれないですね。

・知ってる現場は苗の場所をなんとなく覚えている

これに関しては教える技術ではなく、経験によるスピードアップなので、1年目や、はじめての現場の場合にはどうしようもないところだと思います。

ですが、『覚えておく』という作業は悪くないと思うのです。

苗の場所だけではなく、大きい岩が草で隠れているところとか、用水路のコンクリートがこのあたりにあるとか、足場が悪くて転んだ場所…などなど。

嫌な経験は意外と勝手に覚えているものなんですが、「来年来たときはあそこに気をつけよう」とか脳内でマーキングしておくと、『次回』役に立つはずです。#きっと

・樹種を前より覚えている

僕は樹種を覚えるのが苦手です。

葉っぱとか木の質感とかで「あ、これは〇〇やな」とか言える人尊敬します。

こればっかりは、図鑑とか、グーグル先生とか駆使してもなかなか覚えられないのです。

さすがに、「全部同じに見える」とまではいかないまでも、複数の樹種が植えられている現場は『疑心暗鬼』に陥るというか、「え?これ切っても大丈夫?いいよね?大丈夫よね?」と何度も確認してから刈ったりしてます。#立ち止まってしまうときがあります

スギとかヒノキが植えられている現場はスイスイ刈れますが(わかりやすいので!!)、『自生してる〇〇は残してください』みたいなオーダーが入ると、急激にスピードダウンします。

僕の中では大きな課題です…。#伸びしろがあるって信じてる

間伐作業(木を切る作業)でも、ヒノキとスギがメインなので、というか今のところそれしか切っていないので、木目とかで樹種の判別が出来ない状況。

もう、無理やりにでも、必死こいて覚えるしかなさそうですね。

・刈り方の工夫が出来るようになった

刈払い機の基本的な使い方としては、刃の回転方向に合わせて右から左に刈ります。

ですが、現場は『急傾斜』なところも多く、テキスト通りには作業が出来ないことがほとんどです。

岩や障害物もありますので、刈払い機の振り方には工夫が必要になってきます。

「下刈り作業は、なにも考えずに機械振ってるだけでいい」って言う人に出会ったこともありますが、僕はめちゃくちゃ頭使う作業やと思ってます。

いかに楽に、いかに早く、いかにミスなく刈るか。

進行方向、苗木の位置、雑草・雑木の種類、エンジンの回転速度、刈っていく刃の角度、足場の確認、作業員同士の距離…

などなど、色んなことを考えながら刈っています。

あと、刈っていく刃の角度とか、刈刃を研ぐ時とかは色々実験しています。

「こう刈ったら、こう倒れるから歩きやすいなぁ。逆にこの角度で刈ったらどうなる?うわ、これは見た目が良くないし歩きづらいから、やっぱりこっちの刈り方が合ってるかもなぁ。」

みたいに、あえて失敗してみる(危険のない範囲で)ことで、楽な刈り方が見つかったりします。

間違ってるかもしれないけど一回やってみる。もしかしたら新しい発見があるかもしれない。

色々試行錯誤しながら、自分のペースや自分の刈り方を探していくのが、何も考えないより楽しく、楽に刈れるようになるはず、と考えながら刈っています。

・刃の研ぎ方が少し上手くなった

刈刃は使用していくうちに、切れ味が悪くなっていきます。

刃物なので、切れなくなったら研いであげなければいけません。

この『研ぐ』がめちゃくちゃ奥が深く、難しいのです。

人によって研ぎ方や刃に対しての考え方が違ったりするので、先ほども書いたように『色々なやり方を試してみる』のを個人的にはおすすめしています。

いろんな研ぎ方を試していくうちに、自分の好きな研ぎ方みたいなのが身についてきます。

とはいえ、まだまだ修行中。

去年よりかはいくらかマシに研げるようになったものの、先輩に助けてもらうことも多々あります。

林業界には『職人気質』の人が多いみたいなので、「技術は見て学べ」的な考え方の先輩に当たってしまった人はなおさら、色々と試してみるのをおすすめします。

『先輩ガチャ』の当たりはずれで、技術面もモチベーションもかなり左右されるのが悲しいところですが、『教えてくれても教えてくれなくても自分で工夫する』を頭の中に入れておけば、大体なんとかなる!って自分に言い聞かせてます。

とてお
とてお

まだまだ覚える事や、学ぶことはたくさんあります!

これからもいっぱい勉強するぞー!!(^o^)/

最後まで読んでいただいてありがとうございました!!

少しでも参考になれば幸いです(^^)

ほなまた!!

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