【林業初心者目線】林業IoT!スマートチェーンソーってなんだ!?

チェーンソー

林業IoT!スマートチェーンソーってなんだ!?

どーも、新米林業屋のとておです!

今回は【スマートチェーンソー】について!!

林業技術についての調べ物をしていた時に、農林水産省のホームページ内の「つながる林業技術サイト(林業)」というページにたどり着きました。

ふむふむ…とページを眺めていると、「スマートチェーンソー」というワードが出てきました。

「危険な行為(ななめ切り、元玉切り等)を感知してエンジンが止まるチェーンソー」

「受け口追い口が確実に作られたかを検証することが出来る装置」

と書かれていて、「え?そんなすごいチェーンソーあるん?」と驚きました。

ページ内の資料には、概要や導入効果などが書かれていて、チェーンソー本体に「GPSセンサ・加速度センサ・ジャイロセンサ」などのセンサーを搭載したり、センサー等からデータを集めて、危険作業の検知や警報を出すことが出来るとのこと。

こちらのPDFデータは2019年のもので、「開発、実証中」とされていて、「2020年販売予定」とも書かれていました。

また、STIHL社の「MS261」というモデルと、Zenoah社の「GZ4350」に搭載と書かれていたので、その二つのモデルの販売サイトや、取扱説明書などにも目を通してみましたが、センサー類が搭載されているような文言はなく、現時点では実装されていないのだと思います。#残念

例えば、「ジャイロセンサー搭載チェーンソー」などで検索してみても、上記と同じPDFデータが検索結果に上がってきたり、『チェーンソー作業動作の測定と伐採作業動作の自動抽出方法の検討』という論文データがヒットしただけで、「実装された製品」にはたどり着けませんでした。

『チェーンソー作業動作の測定と伐採作業動作の自動抽出方法の検討』の論文内でも検証している様子だったので、おそらくまだ実装されたチェーンソーは無いのでしょう。

ですが、こういった新しい技術が搭載されたモノにはとても興味が湧いてきますね。

センサー類による危険行動の検知なども大切ですが、1日の使用時間、メンテナンスのタイミング、のようにもっと細かい目線で、かつ、「ユーザーが現場で確認できる」ような設計というのもどんどん進んでほしいと思います。

農林水産省の「つながる林業技術サイト(林業)」のページでは他にも色々なデータがあるので、時間があるときに目を通そうと思っているのですが少し気になる点があります。

それは、「ページが探しにくい」という点です。

「つながる林業技術サイト(林業)」のページはほんとにたまたま見つけたというか、どういう経路でたどり着いたのかが今となってはわかりません!#奇跡

農林水産省のトップページから「つながる林業技術サイト(林業)」のページへは、

「ホーム」>「基本政策」>「農業現場のニーズに応える技術の導入」>「つながる林業技術サイト(林業)」

という流れでたどり着けるようになっているのですが、農林水産省のトップページから「基本政策」のリンクが探し出せませんでした…。

「基本政策」とか結構見つかりやすそうなのに何回見てもわかりませんでした。

あ!ありました!「政策情報」のタブから「基本政策」というページに飛べます!#見つかって良かった

そして問題は、「農業現場のニーズに応える技術の導入」のページから「つながる林業技術サイト(林業)」に繋がっているということ。

「農業現場のニーズ」から「林業技術」に繋げるのって難しくないですか?#カテゴリ分け

膨大なデータ量だと思うので仕方がないことだと思うのですが、「林業のデータを探すのって大変だなってちょっと思いました!」というお話でした。

せっかく面白いデータや情報があるのに、奥の奥の方に追いやられてしまっている感じがしてもったいないなーって感じです。

とにかく「スマートチェーンソー」が早く実装されて、事故や災害が少なくなればいいですね!

ちなみに「スマートチェーンソーに実装してほしい機能」ってなにか思いつきますか?

「〇〇したらエンジンが止まる」シリーズは想像しやすいのかなーと思います。

「1日の使用限界時間に達したら翌日までエンジンがかからない」、みたいな。#かなりストレス感じそうですけどね…。

「使用者が転倒したらエンジンストップ」もセンサーでいけそうですね。

移動中はチェーンブレーキをかけているとはいえ、山で転倒したらどうなるかわからないので、エンジンがストップした方が確実かと思います。

うーん…パソコンの前で考えていると意外と思いつかないですね。

たぶん、作業中は「〇〇の機能がついてたら便利やのにー」とか色々考えているハズなんですよねー。

また思いついたら書いてみます!みなさんもぜひ考えてみてください!

それでは今回はこのへんで!

本日もご安全に!ほなまた!!

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コメント

  1. ももたろひめ より:

    あー。読んだことあります。

    でもね。
    受け口に関して、AIごときはまだまだ対応できないと思いますよ。
    マニュアル通りの受け口を作れないことは多々あります。
    深さが4分の1から3分の1がその木の適正とは限りませんし、斜めの角度だって45度じゃない場合もあるし。水平から下に45度掘ることもあれば、90度掘ることもある。

    追い口の高さだってその時の状況によって水平が良かったり高い方が良かったり。

    ココで言っていいかどうかわかりませんが。
    個人的には、ななめ切り、本玉切りも立派な技術だと思っています。
    ノウハウが分からずにやるのは非常に危険ですが。

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