「新しい技術の完成」だけが大切なのではなくて、「完成までのプロセス」が大切
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【「新しい技術の完成」だけが大切なのではなくて、「完成までのプロセス」が大切】というテーマで書いていきます。
前回の記事へのコメントに対する感想というか気付きがあったので、考えをまとめてみようと思いました。#いつもコメントありがとうございます
前回の記事はこちら!
林業に限らず、既存の会社に「新人」としてお仕事をする際には覚えることが山のようにあります。
覚えることの中には、その会社のルールや、その業界のルールなどがあります。
この「既存のルール」というのは自分以外の誰かが作り出していて、僕達のような「新人」は「誰かが作ったルール」を覚えていくことが最初のお仕事と言えるかもしれません。#主語が大きくてごめんなさい
誰かが作ったそのルールには、「そのルールが必要になった経緯」というのが必ずあると思っていて、「こういうことがあったから、それに対応するためにこういったルールを設けます」といった感じですね。
僕達「新人」は、そのルールが正しいのか間違っているのかを判断する材料を持ち合わせていないことがほとんどなので、とりあえず一回取り入れようとします。
その中で違和感を覚えることもありますが、その違和感が正しいのか間違っているのかは、その後の経験で知っていくことになります。
経験を積んでいくにつれて、「あのとき感じた違和感」に再び出会うことがあります。
「これ、講習とかで〇〇って言ってたけど、実際には違うよなー」みたいな。
そのとき、「この業界ではこれが常識とされているけど、これって本当に正しいの?」という疑問にぶち当たります。
「そもそもこのルールってなんで必要なの?」
「このルールっていつ出来たの?」
「この問題を解決するための新しい技術とか考え方って未だに開発されてないの?」
のように、現状「常識」とか「ルール」とされているが、その認識って正しいんだっけ?とか時代が変わっているからもっと良い方法があるよね?っていう感じで、既存のルールに対しての疑問というのは常に考えておいた方がいいと僕は感じています。
前回の記事では「スマートチェーンソー」について書いたのですが、こういった新しい技術を開発する際に、「現状のルール・常識」に業界の中の人、外の人が一緒になって触れ合う機会が発生すると思います。
業界の中の人は既存のルールに対して「当たり前」と感じていることも、業界の外側の人からすると「当たり前」ではなく、「どうしてこういうルールになってるんですか?」と疑問に感じてもらえる可能性があると思います。
現時点でのAI技術では出来ないこともあると思います。
ですが、「新しい技術の完成」だけが大切なのではなくて、「完成までのプロセス」というのが大切だと僕は考えます。
既存のルールと、それにまつわる問題点と、最新の技術のかけ合わせを行う中で、今まではNGとされていたことも、もしかすると別の道が開けるかもしれない。
業界の中にいる人は、その業界に足を踏み入れたときからその業界のルールを刷り込まれていくので、その業界内での常識を疑えなくなってしまう。
なら、業界の外からじっくり観察してもらえる機会を色んな面で作り出すことによって、新しい技術や、ルール改変に繋がると僕は思います。
そして、新しい技術でもルール改変でも、とにかく今以上に安全でかつ効率的なのであれば何でもいいんです。
現時点での最高の安全を備えつつ、その時出来る最大効率で作業ができる方法があるならなんだって取り入れたい。
今以上に良くなる可能性があるならどんどん色んな研究をしてほしいし、協力できることがあるならさせてほしいです。
マニュアルを完璧に身につけるのは大切です。
それと同時に、「なんでこういうルールなんだろう?」と常に疑問に感じるクセをつけておくことで、そのマニュアルに書かれていることをより深く知れるようになる。
また、そのマニュアルへの改善点にも気付くことが出来るかもしれない。
先人たちが作ってくれたマニュアルやルールも、新しい技術とかけ合わせれば別のモノに変わっていく。
それがより安全に繋がる。僕はそう信じています!
コメントをいただくことでこういう思考の訓練が出来るのも非常にありがたいなぁと思います。
本当にいつもありがとうございます!!
それでは今回はこのへんで!
本日もご安全に!ほなまた!!
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