苦戦!笹刈刃の『目立て』
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は『笹刈刃の目立て』について!
難しい!!!
今年の夏は草刈りメインで作業をしています。
植えた木の周りの雑草を刈る『下刈り作業』ではなく、家や施設の敷地内や、道路際などで邪魔になる草を刈る作業です。
『下刈り』では、苗木を切らないように慎重に刈り進めていく緊張感がありますが、街中などの草刈りでは、家の窓や車に小石などを飛ばさないようにしなければならないという緊張感があります。
また、以前の記事にも書いたのですが、街中での草刈りは『作業後の見た目重視』なので、とにかく低くきれいに刈る必要があります。
山の中での草刈り作業より、街中での草刈りの方が『障害物』の量が圧倒的に増えます。#僕の体感です!
家の敷地内の場合は、使わなくなった廃材などが草刈りの範囲内に放置されているパターンが多いです。
最近あったのは『手押し車』が放置されている現場で、こういった硬い物に草刈り機の刃をぶつけてしまうと一気に刃がダメになってしまいます。#まるで罠のように置いてある
「低く刈る作業+障害物」のおかげで、刃がダメになる頻度が増えるので、刃を研ぐ頻度も増えます。
刃を研ぐ頻度が増えるのは、『目立て(刃を研ぐこと)』の練習(というか本番)がいっぱい出来るので、試行錯誤するにはいい機会でもあります。
「柔らかい草が多い現場だからこれくらいの角度で研いでみよう」とか「竹が多いからこの角度で研いでみたらどうなるかなー?」など、色々考えながら目立てをしています。
とかなんとか色々やっていると、刃がボロボロに…。
『基本』がしっかり出来ていないとどうにもならない、と痛感させられました。
もちろん、『基本』に忠実にやっているつもりではありますが、そこはまだまだ新米林業屋で、自分の思い描いている刃のカタチや切れ味には程遠く、修行不足だと感じています。
色々試してみたくなる性格がこういうところでは裏目に出るので要注意。#だってやってみたくなるんやもん
では、『基本』って一体なんなんでしょうか?
笹刈刃の説明書
会社から支給されている笹刈刃は【津村鋼業株式会社】の刃です。
7mmか8mmのやすりを使って、刃とやすりは平行に、45~50°の角度で研ぐ、と笹刈刃の説明書には書かれています。
シンプル。
こんなにもシンプルなのにこの難易度の高さ…!!
たったこれだけのことをすればいいだけなのに上手くいかない。
もちろん、この説明書以外のことも実際には気にしなければいけません。
刃の傷み具合に合わせた研ぐ回数や、回数や研ぐ力加減を合わせて均等に擦っていくなど。
適当にやすりをかけていくときれいな円にならず、振動が増えてしまいます。
また、刃のカタチや高さが違うと、【よく当たる刃】と【あまり当たらない刃】が出てくるので、効率も悪くなります。#わかっちゃいるけど上手くできない
とりあえず、このシンプルで難しい『基本』に立ち返って、目立てをやっていきたいと思います。
失敗は成功に繋がる…というか繋げる!
『目立て作業』は本当に奥が深く、沼にハマってしまうと大変なことになります。
色々試してみるのはいいことだけど、基本もしっかり理解していないと応用に繋がりません。#ハイ、スミマセン
でも、試行錯誤をしていくことは悪い事ではないと思うので、『基本通りに扱う刃』と、『実験台の刃』を使い分けてみるのも面白そうかなーっと性懲りもなく考えています。
失敗を確実に成功に導くために、色々工夫してやってみようと思います。
それでは今回はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
本日もご安全に!ほなまた!
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