【効率化すると損をする社会から効率化すると得をする社会へ】
どうも、新米林業屋とておです。
新米林業屋の僕が林業についての情報や仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。
「効率化すると損をする」そう書かれたXのポストを見ました。リポストさせてもらったんですけど、『「効率化すると損をする」社会、ますます社会が非効率になっていく。「効率化したら得をする」社会にならないといけないと思います』と書かれているポストですね。
その元となったポストがまた別にあるんですけど、そっちには、「昔は全部人力でやってたことを効率を高めて早くできるようにした」と。仕事をね。「全部人力でやってたものを機械とかを使って効率を良くした」と。すると「早く終わったんなら安くしろ」と。作業が早く終わった分工事の代金下げるよって言われてしまうと。
これやっぱりね、おかしいなって僕も思うんですよね。
仕事の効率って上がった方がいいじゃないですか。普通に。今まで2日かかってたところを頭使っていろいろ考えて効率を上げてですね、それを2日かかってたところを1日で終わらせると。そしたらもっと違うね、作業ができたりとかするわけじゃないですか。
どんどんどんどん仕事が進んでいっていろんなところに着手できるようになる。効率は絶対上がった方がいいですよね。
人力でやってたものを頭を使って機械とか道具を使うようになれば人も楽になるし、体の負担とかそういうものが楽になるように考えて道具を使うわけなんで。体の負担もなくなっていくと。
そうやって頑張って頭を使って効率を上げて今までより作業が楽に、そして作業が早く終わるようになると。
そうすると、「今まで2日かかってたけど1日で終わったっていうことはその分料金下げてもいいよね」ってことになる。
なんでそうなるんだろう??????って本当に疑問だなって思うんですよね。
以前にもこういうお話をしたことあると思うんですけど。結局そうやって効率化してどんどんより良くしていこうって頑張れば頑張るほど値段を下げられたりする。
じゃあもう効率化、効率良くしていくのやめよう!ってなりますよね。
今まで通り2日かけて大変な思いして、本当は楽な方法があるのにそれをやらずにしんどい方法で高い料金をもらう。もうこれ本当にしょうがないのかなって思うんですよね。
つい最近お話しした「ブルシット・ジョブ」「クソどうでもいい仕事」とかもおそらくこの流れであると思うんですよね。
仕事を早く終わらせてしまうと料金を下げられてしまうと。「作業代安くていいよね?早く終わったんだから」って言われちゃうから、無駄に仕事を増やして、やらなくていいこともやって、どうでもいいことをやって時間を延ばして、無理やりね。
そんなことしてると「技術の向上」であったりとか「効率を良くしていこう」っていう考えを持つこと自体が馬鹿らしくなるというか。
頑張る気を削がれてしまうというか、どんどんやる気がなくなっていくなと本当に思うんですよね。
まさに「効率化すると損をする社会」になっている現状。
本当は当たり前に「効率化して良くなっていったら得をする社会」になっていかないといけないと思うんですよね。
仕事を依頼する側、お金を払う側ももちろん安く済ませたいわけですよね。料金を下げて。なるべく支払う金額を少なくして利益を多く取っていきたいっていうのもね、わかるんですけど。
でも最初の契約の段階でその分のお金は払えますってなってるんだから、もういいじゃんと、早く終わろうがなんだろうが。
早く終わったんだったら、「あ、すごかったですね、よかったですね」って「今回もありがとうございました」って気持ちよく終わることはできないんだろうか。
本当に気持ちよくならないですよね。「早く終わったんならお金下げるよ」とか、「安くしてもいいよね」って。
料金を最初に設定してるんだから、「こういう作業をしてください。それに対しての対価はこちらです」って言って、もうお金決まってるんだから、そのやり方をやる側がどう工夫しようが関係ないじゃないですか。
「依頼した作業に対してのお金を払います」って言ってんだから、2日かかろうが効率化して1日で終わろうが、その依頼された作業をちゃんとこなしたわけなんで、それに対して料金を払うわけでしょ?早く終わったから値下げするとかじゃないですよね。「あなたが依頼した作業をやっただけ」ですよね。
本当にこういうのを無くしていってもらわないと現場の作業員とかもね、「ここの現場はダラダラやらないと。早くやったら怒られるんだよな」って。
自分なんかも本当にそうですね。どんどんどんどん作業を進めていきたいのにあんまり早くやると「早く終わらせんなよ」って言われるっていう、謎の指示が飛んでくる。
「仕事って早く終わらせたらアカンねやー」みたいなね。「ダメなんだ?早く終わらせちゃうの」っていう。
本当にね、もっとこうみんなでバンバンバン進めてね、仕事をね。効率化していって、頭使って、楽できるところは楽して、使える道具はいっぱい使って、効率よくしていって、みんなで気持ちよく関係性を保てるような、そんな社会になってほしいなと本当に心から僕も思います。
その方が楽しいじゃないですか。前向きにね、「よし仕事頑張るぞ!」って、「これもっといい方法ないかな?」「この仕事をどんどん早く進めるためにはどういう方法があるかな?」って、前向きにいろいろ考える方が僕は楽しいと思うんですけどね。
はい、今回はこの辺で。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
本日もご安全に。ほなまた!
にほんブログ村
農林水産業ランキング
コメント