どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【チェーンソーの目立て】についてのおはなし!
チェーンソーの刃を見れば『目立て』に興味があるかないかがわかる
チェーンソーの『目立て』とは
チェーンソーの目立てはチェーンソーの刃を研ぐことです。
『丸ヤスリ』を使って研ぎます。
刃物ですので、使用していると刃がダメになってしまい、切れ味が悪くなっていきます。
切れ味の悪くなったチェーンソーで木を切るのはとても危険ですので、切れ味が悪くなったと感じたら研いであげましょう。
切れ味が悪いとどうなる?
切れ味の悪いチェーンソーは使っていると単純に疲れます。
切れ味が悪いと、重たいチェーンソーを持ちながら、木を切る姿勢を保ち続けないといけないので結構しんどいです。#チェーンソーが切り進まないので
そして疲れるだけでなく、危険です。
木を切る速度が低下すると木が裂けやすくなるそうです。
切れ味の悪さのせいで自分の狙い通りに木が倒れてくれなくなったりすると、『回避行動』が遅れたり、他の作業員がいる方向に倒れてしまったりと、大きな事故に繋がる可能性が高くなります。
自分の身だけでなく、仲間の身を守るためにも目立てはしっかり練習しましょう。
チェーンソーの刃を見れば『目立て』に興味があるかないかがわかる
「チェーンソーの刃を見れば『目立て』に興味があるかないかがわかる」と先輩が言っていました。#かっけぇ
普段はなかなか別の作業班の方と出会う機会がないので、目立てについて少しだけお話をきかせてもらいました。#レア回
先輩は僕と同期の作業員のチェーンソーを見て「〇〇は目立てとか興味ないやろ?」って言っていたのを聞いて、「刃を見るだけで色々わかるんやなぁ」と感心していました。#かっけぇ
僕のチェーンソーの刃については
・刃のカタチは悪くないが、刃の下側が研げてない。
・デプスが高い。研いでる角度が良くない。
・班長と刃のカタチは良く似てる。
とのことでした。
「やっぱり教えてもらう人のカタチに似るもんなんやなぁ」とまたまた感心しました。#おもしろいもんですね
あとは目立ての際のチェーンソーの固定の仕方や姿勢などについても色々教えてもらいました。
足で挟んだり、抱きかかえたり、固定する道具を使ったりと人それぞれ得意なやり方があるそうですが、僕の目立ての姿勢は独特とのことでした…。#先輩、頭かしげてた
最近自分の中では目立てに(ほーんの少し)自信がついてきたところだったので、今までの自分のやり方と先輩に教えてもらった方法と色々組み合わせてみたり、試してみたいことがいっぱい増えたので、こうやって情報共有をする時間は本当に大事です。#先輩、ありがとうございます
チェーンソーの“ちゃんとした”講習
仕事としてチェーンソーを使う際にはチェーンソーの『特別教育』を受けなければなりません。
『特別教育』を行っている施設や企業で講習を受けます。
僕の場合は『自社講習』だったので、企業さんが行っている講習より『甘い』と思われます。
目立てについて先輩からお話を聞いているときに「特別教育で習ったやろ?」と言われたのですが、全くピンとこず。
先輩は“ちゃんとした”講習を受けていた側なので、「企業さんの講習と自社講習でこんなに情報が違うのか」とがっかりしました。#ちゃんとした講習受けたい
僕が受けた『特別教育』の際、
「目立てについては(僕が所属する予定の)班長さんの方が詳しいから班長さんに教えてもらいー」
と言われたのを思い出しました。目立てやその他の技術も『教わる人』によってかなり差が生まれます。
その技術が正しいのかどうかの判断
今自分が教えてもらってる先輩や上司が“ちゃんとした”技術を教えてくれているかどうかの判断はとても難しいです。
現時点での僕の判断基準は
・先輩や上司の仕事ぶりを見る
・ネットや本など各方面から情報を仕入れて答え合わせをする
・とにかく自分で実験する
といったところですが、これは正直時間のかかる部分かなぁと感じます。
・先輩や上司の仕事ぶりを見る
自分が教えてもらってる先輩・上司の仕事ぶりが『尊敬』出来るかどうか。
噛み砕いて言えば「パイセン、すげぇな!!」って感じるかどうかで判断します。#噛み砕きすぎ
新人の頃であればどの作業を見ても「すげぇ!」って感じるかもしれませんが、自分の経験値が上がってくれば「あ、意外と先輩すごくないかも…」って思うところが出てくるかもしれません。#僕はそんなこと思ったことないですよ #ほんまに
これを判断するためには『自分の技術』が上がってこないと判断しにくいと思います。
『数字』を使えばわかりやすくなるかもしれませんね。
例えば、「先輩は30分でどれくらいの面積の作業をこなしているか。それに対して自分はどうか。」といった感じ。
僕は「すげぇ」って感じる部分があればその部分は徹底して盗むようにしています。#技術泥棒
・ネットや本など各方面から情報を仕入れて答え合わせをする
「教えてもらったことは全部疑え」という意味ではないのですが、「先輩はこう言ってるけど、ネットとか本ではどう書いてるかな?」と興味を持つことで新しい知識が身につくと思っています。
どの方法が自分に合っているかは試してみなければわかりません。
もしかすると、先輩に教えてもらった情報より自分に合った方法があるかもしれないし、「色々試してみたけど先輩に教えてもらったことが一番しっくりくる」と感じるかもしれない。
そして結局大事なのは『やる気』です。
仕事や技術に対してのモチベーションが無ければ「自分で調べよう」となりません。
興味関心がなければ技術は成長しないので、『答え合わせ』をするためには自分のモチベーションを高く保っていることが大事です。
・とにかく自分で実験する
とにかくやってみなければどうなるかわかりません。
教わったこと、自分で調べてみたこと、とにかく色々試してみて、「これは使える、これはダメ」と判断していく。
僕の場合は「実験するぞ」と意識している時はひとつひとつの作業にも敏感になるので、メリットがたくさんあると思っています。
やってみた結果について自分で判断できなければ誰かに聞く。
「こういう方法を試してるんですけど、このやり方どう思いますか?」って素直に聞いてみる。
「そのやり方やめといたほうがいいよ」って言われたら別の方法を試してみたり、自分の考えに改善点があるかどうかを聞いてみて、また試す。
この繰り返しで『自分に合った方法』を探していく。
「何も考えない」が一番やってはいけないこと。と、自分に言い聞かせながら、今日も新しい実験に取り組みます。
まとめ
・『目立て』はチェーンソーの切れ味をよくするための重要な作業です。
・切れ味の悪いチェーンソーを使うことは自分の身も仲間の身にも危険を及ぼします。
・目立ての方法や姿勢には色々な方法があるので、自分に合った方法を探してみましょう。
・目立てやその他の技術は教えてくれる人の影響を受けやすいので、教えてくれる人の技術が信頼できるかどうかを知ることも技術向上のためには必要です。
・結局大事なのは『やる気』です。スキルアップをしたいのであればそのための努力が必要なのは当然のことなので、楽しく学んでいきましょう。
目立ては本当に奥が深いので研究し甲斐があります。#ありすぎて大変
もっといろいろ勉強しようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考になれば幸いです。
ほなまた!!
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