【新米林業屋×新米ライター】想いを届けることの難しさを痛感した話

想いを届けることの難しさを痛感した話

どーも、新米林業屋のとておです！

今回は【想いを届けることの難しさを痛感した話】というテーマで書いていきます。

僕は、とてもありがたいことに、林業情報メディア『フォレストジャーナル』さんにて連載をさせていただいています。

林業ってどのくらい体力必要……？ 《新米林業家・体験記》林業やっていけるかなと心配な人へ | フォレストジャーナル

林業に転職して3年目の林業家が生き生きと綴る「新米目線」コラム！ 第7弾は「林業での体力の必要性」について。林業転職時に心配の種だった「体力」、実際はどんな場面で、どのくらい必要なんだ……？　

forest-journal.jp

前回書かせていただいたのがこちらの記事です！

で、こちらの記事をSNSで林野庁のアカウントが取り上げてくれていました。

その林野庁アカウントの投稿に対して、「今どき根性論とかありえない！」のような言葉が飛び交っていました。

僕もなんでもかんでも「根性論」で片付けようとしてくる人は苦手なので、「根性論ありえない！」っておっしゃられていた方々に概ね同意でございます。

林野庁の投稿には「覚悟があればなんとかなる」と書かれていましたが、正直僕も引っかかっていて、「いや、そんな言い方してないんやけどなー」って感じてました。

僕が上記の記事で伝えたかったことは、「林業には体力が必要なのは大前提」とした上で、「体力という能力値が高ければ、もっと会社に貢献でき、もっと会社からの評価も上がるのでは？」という現実的なお話でした。

「根性でどうにかなる」というお話ではなく、「体力という能力をもっと現実的に考えたらとても重要ではないか？」というお話をしたつもりです。

体力がたくさんあるほうが作業を多く進められるので、普段から体力をつける努力をしていた方が評価に繋がりやすいかもしれない、ということです。

「覚悟」に関しては、『林業はしんどくて当たり前、という「覚悟」があるかないかの違いは大きい』と書かせていただきました。

僕としては、「最近は高性能林業機械とかも充実していて、体力がなくても林業出来るよー！」っていう発信に対して危機感を感じています。

「高性能林業機械」ってそんなにたくさん数があるわけではないので、全員が全員機械のオペレーターになれないと思うんです。

仮に、機械のオペレーターになれたからといって、体力仕事がまったくないかと言われればそうではないと思っています。

なので、「林業って体力なくても全然大丈夫やでー」って発信をしていると、「体力なくても大丈夫って言われたから転職したけど、めちゃくちゃキツイやん！詐欺やー！！」って状況になってもおかしくはないですよね。

なので、「林業はしんどくて当たり前」って覚悟しておけば、「あれ？林業ってもっとしんどいと思って覚悟してたけど意外と頑張れそう！」みたいに感じる方が増えるのではないか、と思って僕は発信しています。

「年を取ったら体力が衰える」というのも見かけましたが、「それぞれのステージで活躍できる場」というのがあると思いますし、会社としては各々が活躍できる舞台というのを設計してほしいなぁと思っています。

若くて体力のある頃は現場の最前線で活躍して、体力の衰えを感じ始めたら自分の後続を育てるほうにシフトする、みたいな流れもあるはず。

「後続の育成」にも技術は必要で、「ワシの若い頃はのぉ…」と昔話をするだけというのは「育成技術」ではありません。#でも、昔話は大事　#それだけじゃダメですよってお話

どうすればもっと上手く伝わるだろうか、どうすればもっと成長してくれるだろうか、とベテランになっても新しいステージや学びのポイントがあり、そのステージに合わせた評価のシステムも必要だと思っています。

「体力がすべてだー！根性だー！覚悟だー！」と伝えたかったわけではなく、「会社への貢献度、会社からの評価」という観点で、「体力という能力値」の大切さを伝えたかったのです。

「体力という能力値」についても、あくまでひとつの評価対象という考え方で、「総合的に評価をする」というのが前提にあります。#それも記事内では書いてます

自分の想いを伝えるのって本当に難しいなぁーと痛感しました。

新米ライターとしての学びがたくさんあるので、今後も精進していきたいと思います！

それでは今回はこのへんで！

本日もご安全に！！ほなまた！！

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