やる気と経験値、評価とワークライフバランス
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【ワークライフバランス】について!
僕が所属している森林組合はカレンダー通りの勤務です。
基本的に土日祝日はお休みなんですが、「もっと働きたい!」という方は土曜日や祝日に『バイト』扱いで出勤されています。
この勤務形態はとてもいいなぁと個人的には感じています。
家族との時間や、趣味などに時間を充てたい方は通常通り週休2日で、お金が欲しい方は、わざわざ別の勤め先でバイトなどをせずに、平日にやっている仕事の延長で勤務が出来て稼ぎにもなる。
それぞれの生活に合わせた働き方が出来て素晴らしいと思います。
先日、僕と同じように『土日祝日はお休み派』の先輩Aさんとお話していると、
土曜、祝日も働いている人は、会社から「やる気がある」と判断される。
実際、現場に出てる時間も増えるから、技術も身につく。
事業も前に進んでいるから、会社から評価されやすい。
という内容の会話になりました。
上記のA先輩のお話はあくまで推論で、「上司などの誰かから直接聞いた話」ではありません。
休日にバイト出勤される方はあくまで『自主的』な出勤であり、平日しか出勤しない方との評価の違いは発生しないものだと考えています。#そうであってほしいという希望
ワークライフバランスとトレードオフの関係
先輩との会話で出てきた、「現場に出てる時間も増えるから技術が身につく。」というのは、たしかにそうだなーと感じています。
どの業界も同じだとは思いますが、林業の技術は「場数踏んでナンボ」の部分が大いにあると思います。
たくさんの現場を経験して、色んな状況を体験して、その都度吸収していく。
技術の知識をいくら詰め込んだとしても、実践してみないと技術が身体に染み込んでいかない。
正解も間違いも体感しなければ気付けない。
ということは、休日返上で働き続ける方との技術差が発生しても仕方がないと思います。
【ワークライフバランス(仕事と生活のバランス)】や【トレードオフ(何かを手に入れるためには、他の何かを手放さなければならない)】の関係、最優先事項は何か、などを考えながら日々の生活を考えていくことが大切です。#働けばお金はもらえるが、その分時間を失う=トレードオフ
たしかに、休日出勤をされている方と比較すれば、技術の差はついてしまうかもしれませんが、その技術力を手に入れるためには、自分の時間や、家族との時間を差し出さないといけないわけです。
そこまでして技術を磨きたいか、評価してほしいか、と言われれば、僕は「いいえ」を選択します。
みたいな自問自答を日々繰り返しています。
なぜこういうことを書きたくなったかと言うと、同じことで悩んでる方ってたくさんいるんだろうなと感じたからです。#なんとなく
会社からの評価、他者との比較、自分の時間、家族の時間などなど、考えないといけないこと、考えなくてもいいこと、僕自身頭の中がぐるぐるしていることが多いです。
他者からの評価、他者との比較、なんてものは考えなくてもよくて、そんなことに気を取られるくらいなら目の前のことにもっと集中した方がいい。
と、頭では理解出来ていても、『承認欲求』という強い欲望は完全に拭い去ることは出来ないので、いいバランスで共存できるように考える。
こういう禅問答のようなことを繰り返してる方って少なくないんじゃないかなーと勝手に思っているのですが、いかがでしょうか?#いや、そんなこと急に聞かれても困るわ
ワークライフバランスと資本主義社会
個人的には、「ワークライフバランスとか言ってる人は、資本主義社会では勝てない」と考えています。
まず、「何をもってして勝ちとするのか」を定義しないといけないのですが、同時に、「勝ち負けなんてどうでもいい」とも思っているので、定義付けは置いておきます。#じゃあなんで書いた
というのも、「圧倒的なクオリティのモノを生み出すためには『労働基準法』の外に出ていかないと難しい」とつくづく感じるからです。
1日8時間の労働時間だけで作れるモノなんてのはたかが知れていて、世界で賞を取ろうと思えば、すべての時間を投資しないといけない。#世界!?賞!?
…『世界』とか大きい話になっているので、小さくします。
個々人で、ワークライフバランスを考えるのは重要ではあります。
ですが、『会社・企業』の視点で考えれば、「ご家族との時間を大切にされているのはとても素晴らしいと思います。で、ウチの会社にはどんな利益を与えてくれるんですか?」となります。
会社は利益を作らなければつぶれてしまうし、人を雇うことも出来ないので、当然のことです。
定時出社、定時退社する人材より、サービス残業をいっぱいしてくれる人材の方が、会社は助かります。#倫理観度外視
『働き方改革』による影響を受けている社長さんや、経営陣の方とお話していると、『ワークライフバランス』の実現って難しいんだなと改めて考えさせられます。
大切なのは、従業員であっても、経営側の視点を持つことが必要ということです。
「ワークライフバランスを個人で考えることはとても大切だが、ワークライフバランスという考え方と資本主義という経済体制が反発する現実もある」と認識しておくことが大切だと考えています。
価値観や幸福度はそれぞれの考え方があるので、あくまで僕の考えはこうです、というお話でした。
まとめ
僕は現在30代半ばで、子育て中です。
働き方改革、ワークライフバランス、人生の幸福度、将来への漠然とした不安、などなど、僕と同じような環境で、同じように悩まれている方もたくさんいるのではないでしょうか?
会社からの評価や、他人からの評価なんてのは、自分以外の誰かが判断することなので、本当に考えなくてもいいと思います。
目の前のことに真剣に取り組んで、自分で出来る範囲でしっかり学んで、コミュニケーションをきちんと取る、それだけでいいと思っています。
悩みの絶えない毎日ではありますが、とにもかくにも安全第一で!応援しています!
ちなみに
このブログを書き終えたあとに観た動画がとても参考になったので貼っておきます。
「時間かお金、どっちを取るか」で物事を考えている人はお金持ちにはなれなくて、世の成功者さんたちは、「時間もお金もどっちも手に入れる!」と考えているそうです。#なるほど
会社の中で働いていると、どうしても『会社員思考』になってしまうのは仕方がないとは思うのですが(会社員思考の人たちに囲まれているから)、お金持ちになりたいのであれば、マインドチェンジの機会を意図的に作り出していく必要がある、と動画を観て参考になりました。
色々学ぶ機会を作ったり、人と会う機会を作ったり、とりあえず一歩でも前に動くことが大切!
今回はこのへんで!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
本日もご安全に!ほなまた!!
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