林業界は体育会系?「フラットな関係」作りは難しい?
どーも、新米林業屋のとておです!
今回のテーマは『フラットな人間関係』について!
『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』
これは、僕が猛烈に影響を受けた本、『嫌われる勇気』に出てくる言葉です。
自分以外の誰かが存在するからこそ、幸せを感じたり、嫉妬や妬みを感じたりします。
#スピリチュアル的な話ではなく、哲学のおはなしです。 #スピリチュアルは苦手なほうです
最近僕がたまたま見かけたテレビでのおはなしや、会社や仕事中に実際に感じたこと、最近おはなしすることが出来た林業仲間の方たちのおはなしなどを通じて、色々と思うことがありました。
人間関係の悩みというのは生きている限り絶えないものですが、なるべく前向きに、楽しく過ごしていきたいですよね。
・人間関係に悩んでいる方
・現場での上司・部下の関係で悩んでいる方
・上司のあり方に悩んでいる方
・部下、後輩としてのあり方に悩んでいる方
こういった方々へ向けて、少しでも何かの参考になればと思い、書いていきます。
『がっちりマンデー』で経営者の方々がおっしゃっていたこと
普段はあまりテレビを観る事はないのですが、たまたまつけていたテレビで『がっちりマンデー』が放送されていました。#放送の過去回が『note』でまとめられているのがすごい!
その中で、『スゴい社長からスゴい社長への質問!』というコーナーがありました。
「会社がブレないためのルールや決め事とはなんですか?」という質問に対し、
『星野リゾート』の星野代表が『「偉い人のいない会社」を作ろうとしている』と発言されていました。
星野代表:「偉い人のいない会社」を作ろうとしているんですね。権限を持った人は、いてもいいんですけど、その「偉い人」っていうのは、昭和的な発想の「偉い人」とは意味が違うんですよね。
例えば、ある人だけは、デスクが大きいとか、ある人だけは、なぜか自分のオフィスの部屋を持ってるとか、ある人だけは、車が用意されてる。私は一切、そういうものは、ないんです。
これからキャリアっていうのは、総支配人になったり、外れたり、また勉強したり、またなったり、というこのアップダウンを繰り返していくっていうのが大事だと思っていて、そうしないと結果的にどんな評価制度を入れても、年功序列になっちゃうんですよ。結果的に、年功序列は一番よくないと思ってるんです。
引用:がっちりマンデー note
続いて、『ニトリホールディングス』の似鳥会長は、
似鳥会長:ニトリのやり方の場合は、みんな「さん」付けなんですよね。全員。部長とか、そういうのないんですよね。
日本の組織って。社長から下まで7段階から10段階まであるんですよ。
引用:がっちりマンデー note
ニトリは3段階。
経営者さんたちのやり取りが面白すぎて、たまたまつけたテレビにかぶりついて見入ってしまいました。#とても勉強になる #たまにはテレビもいいなぁ
上記のような、超大手企業では『フラットな関係作り』に注力されているということにとても興味が湧きました。
・ある人だけはデスクが大きい
・ある人だけは、車が用意されてる。
「あー、わかるわかるー!」ってうなずきながら見ていたのですが、みなさんの会社ではいかがですか?
決して、『偉い人』であったり、『特別な待遇』のようなのが悪いとは思わないし、あってもいいとは思うのですが、僕個人的にはそういった『見栄』のようなものに興味がなく、今の10代や20代の方たちは、よりそういったものに興味が湧かなくなっているのではないかと、色々な情報を元に感じています。#Z世代
『生きがい』や『やりがい』、『楽しく生きる』ことや『楽しく働く』といったところに興味があるし、なるべく自分で出来る範囲でそういった世界を作りたいなぁと考えることが増えてきました。
そして、そういった考え方をする人たちが増えているのであれば、『フラットな人間関係』に注力していくことはとても大事で、そういったことに注力している企業が選ばれていくのだろうなぁと感じます。
林業界は体育会系?
僕が林業に転職する前に思っていた『林業をしている方のイメージ』って、「怖そう」とか「すぐ怒鳴りそう」といった感じでした。
そして、それはそんなに大きく外れてはいませんでした。#残念ながら…
もちろん、みんながみんな「怖い人」であるとは言いませんが、事実そういった事柄があるというのを、見聞きした上でのおはなしです。
個人的に感じているのは、『体育会系のノリ』が強いといった印象です。
「上司の言うことは絶対」、「雑用は下っ端がやるもの」のような『強い上下関係』というのが少なくはなさそうだと感じます。
最近『オンライン飲み』をした林業仲間の方のおはなしでは、「上司が使っているものと同じものを購入するよう強要された」とのことでした。#情報提供ありがとうございます
オンライン情報交換会を積極的に行っています。ご興味のある方はお問い合わせください。
僕の会社では、部下に対して暴言を吐く、という残念な方もいるそうです。#残念すぎるなー
『命の危険があるような失敗』などについては、強く指導することは正しいと思います。
そんなときは僕だって上下関係なく怒鳴ることも今後あるかもしれません。
ですが、自分の感情の浮き沈みで他者を振り回すようなことはあってはならないと思います。
僕が個人的に注意して実践しているのは、『上下関係なく敬語』です。
年下とか後輩とか関係なく、「さん付け」で呼んだり、「敬語で話す」ようにしたり、今後も徹底して続けていこうと思っています。
また、先ほどとは別の林業仲間の方のおはなしでは、『清光林業株式会社』の岡橋清隆氏から作業道の作り方の指導を受けた際に、「とても物腰が柔らかく、こちらの話もしっかり聞いてくれて、いろんなところで信頼されているのがとてもよくわかりました」とのこと。#そういう大人になりたい
トゲのある話し方をされる方や、語気の強い方は、本当の意味での信頼はできないと感じています。
性格はもちろん人それぞれあるでしょうが、仕事とプライベートは別物。
オンとオフのスイッチをしっかり切り替えられるようにしておきましょう。#自戒を込めて
『フラットな関係』をつくるためには
『星野リゾート』や『ニトリ』のような大企業が注力しているような『フラットな会社』をつくるためには、経営者のような『トップの人間』が動かなければ、実現は難しいのではないかと感じています。
例えば、僕のような新米が、
「フラットな関係を作るために『さん付け』や『敬語』でお仕事しませんか?」
と提案することは全然アリだと思いますし、タイミングを見計らってチャレンジしたいなぁとも思っていますが、それを提案された『体育会系の上司』からすれば、
「下っ端のお前に『さん付け』で敬語使えやと~??調子乗ってんのかコラァ~!!」
…って思う方がいてもおかしくないなぁーと思うわけです。#こんな口悪い人いないですよ、きっと
でも事実、そんな提案はとても勇気のいる事だし、嫌な思いをする方も一定数いるとは思います。
であれば、やはり上層部の方から働きかけないと、摩擦を生まずに実行するのは現実的には難しそうだという結論に至ります。
というわけで、これを読んでくださった『上層部の方』は是非チャレンジしていただけたらと思います。#よろしくお願いします
そして、こういった行動を起こすためにまず大事なのは、『自分が率先してやる』ということだと思います。
先ほども書いた通り、『上下関係なく敬語』や『さん付け』は自分から率先してやることで、まわりにしっかりアピールしていき、ジワジワと影響が広がっていく、という流れが美しいなぁと感じますし、不要な軋轢を生むこともないと思っています。
まとめ
『林業界は体育会系?「フラットな関係」作りは難しい?』まとめ
・人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
・『フラットな関係』に注力している大企業が存在する
・林業界では『体育会系』のノリが少なくはないと実感することがある
・『フラットな関係』作りは現実的に、経営者のようなトップの人間が動かなければ、実行は難しいと感じる
・『フラットな関係』を目指すのであれば、まずは自分から行動する
『がっちりマンデー』おもしろかったなぁ。
僕のお友達で起業している方と最近おはなしする事がありました。
『久保田青果店』という「産地の声をお届けする八百屋」をやっています。#応援よろしくお願いします
起業家としての悩みや、農業や農家さんのおはなしなど、興味深いおはなしがたくさんできました。
働くことは大変だけど、なるべく楽しく、なるべく前向きに、日々精進していけるよう、努力と工夫をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回はこのへんで!
ほなまた!!
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