どーも、新米林業屋のとておです!
今回のテーマは【チェーンソーのメンテナンス講習について】
チェーンソーのメンテナンス講習について
先日、社内でチェーンソーのメンテナンス講習会がありました。
その時に教えてもらった事や感じたことを書いていきます。
まず、チェーンソーは木を切るための機械です。
林業の現場ではほぼ毎日使う訳なので細かいメンテナンスは必須です。
機械自体の寿命を長持ちさせたり、日々の作業効率を高めたり、修理にかかる費用を抑えたりと、メンテナンスのメリットは大きいです。
今回の講習会の主な狙いは、『整備不良による故障や修理を減らすため』ということでした。
メンテナンスの内容について
講習会の細かい内容については特に書きません。#なんでや
というのも、メンテナンスについての細かい事はチェーンソーの『安全講習』で習います。
業務で使う上でチェーンソーの講習は必須だからです。
今回のメンテナンス講習の内容自体はすでに知っているものも多く、かつ、ネット記事やYouTube等でも詳しく説明されている方も多いので、そちらの方が参考になると思います。
では、ここからは『林業初心者目線』で感じたことについて書いていきましょう。
実際やらなきゃ覚えない
先ほども書きましたが、入社後すぐに『チェーンソーの安全講習』を受けます。
林業等、業務上でチェーンソーを使うためには講習を受けなければいけません。
でも、講習を受けるときは、もちろんチェーンソーを触ったことがない人がほとんどなので、テキストを読んでいても中々頭に入りません。
実際に作業をしてみたり、機械に触れてみたりしてはじめて身につきます。
なので、今回のメンテナンス講習会のタイミングはベストだと感じました。
『安全講習』でインプット→実際の作業でアウトプット→少し時間をあけて『メンテナンス講習』で再インプット→実際の作業でアウトプット
というような流れは、とても身に付きやすいと思います。
最初にインプット(講習等)したあとは『ひたすら現場で覚える!』ということが一般的には多いのではないでしょうか?#どうでしょうか?
忘れた頃に再インプットすることで、より深く知識が定着するので、やはり学ぶことは大事ですね。
チームのためのメンテナンス
講習会の途中、ウチの班長が他の班の作業員のチェーンソーをチェックしていた時の事。
チェーンソーの刃ボロボロやん。
お前のところの班長はその刃を見てなんも言わんのか?
いや、見せたりしてないですね…
班で作業してるんやから、そんなボロボロの刃で作業してたら他の作業員に迷惑がかかるで。
ちゃんとお前のところの班長に相談しろよ。
という場面がありました。
今回のメンテナンス講習での一番の収穫はこのやりとりでした。
メンテナンスを怠る事で、機械の調子が悪くなる、修理費がかかるという事だけではなく、『チーム全体に迷惑がかかる』ということ。
チェーンソーの刃がボロボロだと、作業がスムーズに進まない訳なので、自分がしんどいだけでなく、チーム全体の遅れになる。
あと、今回のようにボロボロの刃を第3者が見たときに、『あそこの班長はなにしてるんだ』といったような、自分以外のチームメンバーの低評価につながりかねません。
もし自分に後輩が出来た時、同じような場面に出くわすかもしれないので、このやり取りはしっかり記憶しておこうと思いました。#班長ありがとうございます
林業に限らず、リーダーにはそういった視点が大事だと思うので、なにかの参考になれば幸いです。
メンテナンスの時間について
今回の講習会の先生は、普段から機械の購入や修理等でお世話になっている企業さんのメカニックの方でした。
先生と事務所の方とのやりとりで、『工具』についての話がありました。
チェーンソーのメンテナンスをするために、『各メーカーの専用工具』があり、それがあればセルフメンテナンスが出来るので、『工賃』をかけずに修理や整備が出来るとのこと。
ただ、『各メーカーの専用工具』は汎用性が無い割に値段が高いものが多いので、買うにしても大量には仕入れられないというのが事務所側の意見。#ごもっとも
メンテナンスは基本的に『作業終了後』に行うことが多いので、講習会の通りにメンテナンスをするのであれば、
現場で作業→作業終了後、『工具』のある支所等に移動→順番にメンテナンス(工具の数が限られているため)→業務終了、解散
という流れになる。もちろん、メンテナンスの順番については効率良くやれば時間はかからないが、工具のある場所に移動するというのが、個人的にはひっかかるところ。
こちらの記事にも書きましたが、『メンテナンスの時間は労働時間』なんです。
作業を労働時間いっぱいまでやったあと、メンテナンスを行うのであれば、それは『サービス残業』になってしまいます。
『時間』にうるさい僕としては、ここは譲れないところ。#うるさくてごめんなさい
とはいえ、メンテナンスを労働時間に組み込むために、作業時間が短くなれば、もちろんその分作業は進みません。
これをメンテナンスをサボる理由にするのはいかがなものかとは思いますが、現実的に時間は有限なので、メンテナンスに注力するのであれば、その分時間を割かなければなりません。
もしくは、作業効率を上げて、今までより早く作業を進めるか。
とにかく、日々の技術の向上は必須。サボってる暇はないということです。#うん、頑張る
まとめ
・言うまでもなくメンテナンスは大事
機械の寿命を長く、作業の効率を上げ、修理費も下げる。
メンテナンスは必須です。
・メンテナンスはチームの為でもある
メンテナンスを怠り、作業効率が下がれば、チーム全体に悪影響が出る。
また、ボロボロの機械を第3者が見た時、自分以外のチームメンバーの印象も悪くなってしまう。
・メンテナンスは労働時間
機械のメンテナンスの時間は『労働時間』です。
労働時間外にメンテナンスを命令されるのは『労働基準法違反』です。
作業効率を上げ、メンテナンスにも注力できるよう、時間のコントロールに気を配りましょう。
誰かの足をひっぱらないように日々勉強!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
SNS等でのシェア・フォローもよろしくお願いします(^^)
ほなまた!!
コメント