年末の大掃除。という訳では無いが、まとまった時間を活かして少しずつ片付けをしている。
要らなくなったもの、使わなくなったものを捨てたり、買い取りに出してみたり。
子どもが大きくなってきたので、ベビーカーやらの使わなくなったものと、乗っていない自転車を買い取り屋さんに持っていった。
少しでもお金になればいいなぁ。と淡い期待を抱きながら車を走らせる。
車から荷物を降ろし、受付の方に声をかける。
すると「自転車の防犯登録はされてますか?」と女性の店員さんに尋ねられる。
「はい。しています。」と答える。
「防犯登録を抹消していないと買い取りが出来ないんですよ〜」と言われ、「あーそっか。そりゃそうだよな。」と納得し、車に積みなおした。
ベビーカーの方は査定に3、40分かかるとのことだった。
その時間を使って、近くのユニクロでお買い物。
デニムパンツとダウンジャケットが目当てだった。
昔は洋服にとても興味があった。毎月のように服を買いに行っていた。
子どもが出来てからは洋服への興味は完全に失ったわけではないが、見た目より機能性を重視するようになった。
子どもたちとお出かけするときは、「汚れてもいい服」しか着ないのだ。
僕自身が泥まみれになることもあるが、泥まみれになった子どもたちが抱きついてきたり、抱きかかえたりしなければいけないので、「おしゃれ着」はなかなか着れないのだ。
撥水性能とか、洗濯機で洗えるかどうか、鬼ごっこをするときに動きやすいかどうかとか、そういったところが洋服選びの際の重要なポイントになった。
デニムパンツのサイズを確認するために試着させてもらった。
この試着の際に僕は大きな失敗をしてしまった。
試着室に入る際に、手に持っていた商品のデニムパンツをポイッと投げるように置いてしまったのだ。
家にいるときのように、脱いだ服を洗濯かごに放り込むみたいに、ポイッと投げてしまった。
ドサッという音にハッとした。
あれ?今、自分は何をした?え?商品を投げた?いや、ありえないでしょ?まだお金を払っていない、自分の物じゃない商品を投げた?ここは家じゃないよ?
ものすごく反省した。
僕が店員さんの立場ならどう思うだろう?
無意識とはいえ、自分のやってしまった行動に嫌気がした。
本当に深く反省している。
幸い、デニムパンツのサイズがピッタリだったので購入。
サイズ違いであってもきっと買っていたと思う。
それくらい自分の中では衝撃的で、大反省している。
買い取り査定の時間が来た。店に戻り、番号札を提出する。
「すみません、ベビーカーなんですが…」と店員さん。
「買い取りの規格から外れていて買い取れないんです。」と続ける。
へー。ベビーカーにも色々と規格があるんだなー。と思いながら「ありがとうございました」と声をかけ、大きなダンボールを抱える。
結局、家から持ち出した荷物はそのまま家に帰ってきて、デニムパンツとダウンジャケットという新たな仲間が増えてしまった。
家から物を減らすためのお片付けをしていたはずなのに。
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