どーも、新米林業屋のとておです!
今回のテーマは【山に現れる吸血鬼】についてです!#ブログタイトルどうした?
『山で血を吸うヤツ』って何種類もいるんですが、僕が被害にあったケースをご紹介します!!(苦手な方もいると思うので、実物の写真は使いません)#配慮
山で遭遇する血を吸う虫たち
春になり、あったかくなりだすとヤツらは活動を始めます…(-_-)
林業に転職する際にはもちろん覚悟を決めていたつもりでしたが、覚悟や認識、準備に対策、全てにおいて詰めが甘かったです…#冒頭からどうした
入社2週目にやられたマダニ
「マダニには気をつけなさい」と家族・友人・職場の方々、様々な方から忠告していただいてましたが、まさか入社後2週目にしてマダニにやられるとは思ってもいませんでした。#マダニなめてました
下刈り作業(植えた木の周りの雑草を刈る作業)を終えて、マダニがついていないか念入りに確認して、着替えを済まし帰宅。
家に入る前にもう一度全身チェックをし、無事を確認後、お風呂に入りました。
身体を洗っていると、右ふくらはぎあたりにゴミが…いや、違う!!やられた!!
あんなにも念には念を入れて、何度も何度も全身をチェックしていたにも関わらず、ヤツはがっつり僕の足に噛みついていました(T_T)#ミッションインポッシブル
大声で奥さんに助けを求め、ネットで対処法検索、『マダニに噛まれたら自分で取り除かずに皮膚科へ』と書かれた記事を読み、その後、『アルコールをかけたら取り除ける』の記事も発見!#右往左往
キャンプ用に持っていた『燃料用アルコール』をぶっかけ、奥さんにピンセットで取ってもらいました。
念のため、翌日皮膚科に行きましたが、問題ありませんと言われたので、午後からはまた同じ現場で作業してました。#もうやられないぞ #虫よけスプレーかけまくり
あっさりマダニにやられた僕から、新しく林業へ入社された方々へ「マダニには気をつけなさい」#説得力
マダニ専用のグッズもあるみたいですね。
なぜマダニに気を付けないといけないのか
なぜって?マダニ気持ち悪いから。というより虫全部気持ち悪いから。
というのは冗談で、マダニはウイルスを持っています。#気持ち悪いは冗談ではない
そのウイルスが噛まれた際に身体に侵入し、感染症を起こすとのことです。
なので、マダニに噛まれた際は早めの対処が必要です。
吸血中のマダニを無理にはがすと、皮膚の中にマダニの口の部分が残ってしまうため、自分で除去する際は気を付けましょう。手術が必要なケースもあるそうです。
ネット情報では、
・マダニは自分で除去せずに、皮膚科に行きましょう
・マダニに噛まれてから時間が経つと感染の発症率が高くなるので、可能であれば自分で除去しましょう
という情報が記載されていますが、病院に行けるなら早めに病院に行った方が賢明だと思います。
僕の場合、診察時間外に発見したので自分たちで除去しました!
マダニの生息地
マダニは、イノシシや野ウサギ等の野生動物がいる環境に多く生息しています。
山の中では『イノシシの巣』をたくさん見かけるのですが、その周辺で作業したあとや、藪の中で作業したあとは大体くっついていると思った方がいいです。#作業が終わったら全身チェック&スプレー
ブユ(蚋)・ブト(蚋)・ブヨ(蚋)
ブユ・ブト・ブヨは全部同じ虫の事を指します。#漢字も一緒
ブユが標準、ブトが関西、ブヨが関東、地方でそれぞれ呼び方が違うそうです!
僕の周りではブト派が多いです。たまにブヨ派に出会う。
ブトは『皮膚を噛み切って出てきた血を吸う虫』です。#文章にすると怖い
山の現場では、蚊よりも圧倒的にブトの数の方が多いです!それはそれはもう嫌になるくらい飛び回ってます!#振り返ったら黒い影
チェーンソーや刈払い機での歩き回る作業の時はそんなに気にはならないのですが、重機の操作中が一番うっとうしいです。
一定の場所に留まって木を積み上げたりする作業の時に顔の周りをブンブン好き放題飛び回ります。#羽音がエンジン音より気になる
レバー操作で両手がふさがっているので、慎重な作業をしているときは振り払えず、格好の餌食となります。
基本的には肌の露出は顔周りだけなんですが、手袋と服の袖の隙間の手首の部分(わかります?)をよく噛まれます。#抜け目がない
噛まれるとめちゃくちゃかゆいので、ブトはこまめに退治しましょう!
『虫よけネット』についての記事はこちら!
こういう虫よけもあるんですが、ウチの班長からは「山火事になる」と使用を禁じられています!
もし山の作業で落とした場合、山中を大捜索することになるとのこと。この理由には大納得しています。#山火事注意
映画『スタンド・バイ・ミー』のトラウマ。恐怖の『ヒル』
超名作映画『スタンド・バイ・ミー』のとあるシーンが僕のトラウマになっています。
それは『体中にたくさんヒルがくっついているシーン』です。
映画は好きで何回か観てるんですが、あのシーンだけは子供みたいに目を背けてしまいます(^_^;)#共感してくれる人多いはず
実際、山の現場で見かけた事はないのですが、沢や小川周りの作業の時には変な緊張感があります(-_-)
ヒルはまず見た目がヤバいのと、血を固まらせない成分を持っているため、噛まれると血がダラダラになってヤバい。#語彙力もヤバい
ゲーム『バイオハザード0』にもヒルのクリーチャーが登場します。#山関係ない
ヒルほんま嫌い(T_T)
意外とやられていない蚊
山ではブトの方が多いので、蚊には意外とやられません(^^)
林業1年目の夏は一回も刺されてないです(^o^)/
虫対策、服装や装備品
とにかく山の中や藪の中で、『肌の露出』は厳禁です。
僕の場合、とにかく肌を出さないようにしています!!
・フェイスマスク
・長袖シャツ
・手袋
・アームカバー
・脚絆
・タイツ(接触冷感タイプ)
・靴下2重履き(夏場も)
・虫よけスプレー(服にかけるタイプと虫に直接かけるタイプ)
これだけやっても刺されるときは刺されるし、噛まれるときは噛まれます(T_T)#でもあきらめない
どれだけ細かく、何度も何度もチェックしても、いるときはいます。#それでも絶対あきらめない
まとめ
・マダニは噛まれるとウイルス感染のリスクがあるので、噛まれたらなるべく早く皮膚科を受診しましょう
・ブトは蚊よりも多いし、噛まれたらかゆい
・とにかく肌の露出を避けましょう
・どんなに注意していてもヤツらはそっと忍び寄ります
林業の現場では作業以外にも危険はあります!
対策して回避できるなら、なるべく対処していきたいですね!
ほなまたー!!
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