【新米林業屋×体験談】5月なのに大活躍!?『ダウンジャケット』の暖かさ

林業
とてお
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どーも、新米林業屋のとておです!

今回は【5月になっても活躍する『ダウンジャケット』】のお話です!(^o^)/

5月なのに大活躍!?『ダウンジャケット』の暖かさ

5月某日。2日前の天気予報通りの雨。

前日の天気予報では降水確率もぐんと下がり、一部晴れの予報まで出ていたのに。

その日は僕と班長の二人での作業だった。

2日前の天気予報を信じて、前日にかなりの量の伐倒作業(木を切る作業)をこなし、当日はほぼ重機の操作だけで終わるように調整をした。

僕の所属している班は雨でも仕事をする。

そのため、天気予報には敏感で、マメにチェックするようにしている。

雨の日の視界は悪く、足元も悪いため、より危険度が増すチェーンソーを使った作業はなるべく避けたいのだ。

作業は、班長が『ハーベスタ』、僕が『フォワーダー』を操作する。

引用:KOMATSU

・ハーベスタ

立っている木を切り倒したり、指定したサイズに木をカットしてくれる高性能林業機械。

面倒な枝を払う作業もなんなくこなし、木材を掴み、1か所にまとめる『集積』もこなす。

運転席は個室になっているので、エアコンやラジオが装備されているものもある。

『雨の日はハーベスタから降りません』という作業員もいるとかいないとか。

引用:KOMATSU

・フォワーダー

木材を積み込んで走行する機械。

作業現場の各地にある木材を集めて1か所に集積したり、直接トラックに積み込んだりもする。

トラックが入れないような道や、作業面積が広い場所等で活躍する。

グラップル(木を掴む装置)がついているものとついていないものがある。

運転席には屋根がある事が多いが、グラップルの操作席には屋根はない。

班長の操作する『ハーベスタ』で木材を切りだして、僕の操作する『フォワーダー』で材を集めて、集積場に持っていく。

今回の現場では、集積場の木材はトラック部隊が運搬してくれるようになっている。

朝、現場に到着したときはまだ雨は降っておらず、天気予報を信頼しそうになったが、疑り深い僕はせっせと雨がっぱを着て、防水地下足袋を履いた。

班長はニヤニヤしながら「用意周到やなー」と言い放つ。

そう、『ハーベスタ』は個室なのだ。雨に濡れる心配のない班長の余裕はそこから生まれる。

僕は寒がりだ。5月とはいえまだまだ寒い。雨が降ればなおさらだ。

それに、雨が降り出してから雨具を用意するのは面倒だし、実際作業が遅れてしまうのがイヤだった。

作業をし始めると、小さな雨粒が降ってきた。

僕は無線で、「外は雨降ってきたっす。寒いっす。」と愚痴をこぼしたが、『個室の班長』からは「個室は快適」のジェスチャー。

その後も雨が強くなる気配はなかったが、小粒の雨が止む気配もなかった。

雨の日は『防水手袋』を装備しているのだが、グラップルを操作する手が少しずつ震えはじめた。

親指はじんじんとしびれはじめ、いよいよ本格的に寒くなってきた。

お昼休憩になり、おにぎりをほおばったあと、僕はすぐに車の中の着替えボックスへ。

あらためて、僕は寒がりだ。自分の事は自分が一番良く知っている。

着替えボックスの中には、濡れた時や大汗をかいたとき用の着替えと、寒さ対策用のダウンジャケットを入れていた。

僕の愛用するユニクロの『ウルトラライトダウン』は5月になっても活躍する。

もう使い始めて何年になるか分からないくらい使っている。

雨がっぱの下にダウンジャケットを着るのだが、袖を通した瞬間のあたたかさには心から感動した

さっきまで寒さで震えていたのに、「さすがに少し暑いかな?」と思えるくらい。

ダウンジャケットを装備した午後からの作業は本当に快適で、体温調節の重要性を思い知らされた。

林業の作業は体温調節が本当に難しい。

身体を動かす作業の場合、汗が止まらないくらいきついのだが、動きを止めると汗冷えで一気に寒くなる。

かといって着込み過ぎると、作業中暑くなりすぎてパフォーマンスは下がる。

その日の服装のバランスの見極めを、毎朝、作業の段取りとにらめっこしながら考える。

もうすぐ、梅雨入りだ。

暑い、寒いと文句を言いながら、ひたすら作業に励もう。

とてお
とてお

次週の天気予報を見た時に『雨マーク』が続いていたときの憂鬱…。

風邪ひかないように工夫しましょう!!

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