圧倒的な技術力の差をどう受け止めるか
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【圧倒的な技術力の差】について!
日々、作業の中で「出来ること」と「出来ないこと」に直面します。
そして、「今まで出来なかったことが出来る瞬間」というのにも出会うことが出来ます。
「出来ること」が増えていく楽しさは仕事の充実感につながるので、新しいことには挑戦していく姿勢を保ち続けたいものです。
合わせて、『初心忘れるべからず』にも気をつけなければ『慢心』や『油断』がうまれてしまい、事故や怪我のもとになってしまいます。
経験を積むことで「出来ること」の幅が広がる一方、上司や先輩、同僚などの作業を見て、『圧倒的な実力差』を感じることも多々あります。
今回はそういった『技術』や『実力』について書いていきたいと思います。
『慢心』にご注意!常に心に謙虚さを。
チェーンソーを使った作業や、重機を使った作業など、今まで経験したことのないことが、作業を続けていくにつれて上達していきます。
同じ作業は回数を重ねることで、『慣れ』も一緒に身につきます。
『慣れ』により、作業効率は上昇し、こなせる作業量は増えていきますが、同時に『慢心』、『油断』を発生させてしまいます。
「これぐらいなら大丈夫だろう」、「適当にやっても問題ないだろう」など、作業をこなす『量』にばかり気持ちが向いてしまい、作業の『質』を無視した雑な仕事になりがちです。#自戒、反省
何事も「慣れた頃が一番危ない」とよく言われています。
車の運転などもそのように言われていますが、チェーンソーを使った伐倒作業も慣れてきた頃に少し『怖い経験』をすることが多いのではないでしょうか。
チェーンソーを使い始めた頃は、エンジン音も怖かったり、チェーンを回転させるのも怖くて、木を切り始めた頃は、すべての行動をゆっくり、しっかり確認しながら、恐る恐る切り込んでいたものです。#へっぴり腰になっていました
それもいつしか『慣れ』により、「怖い」という感覚が薄れていき、「たくさん作業をこなさなきゃ」、「早く上達しなくちゃ」という「焦り」のような感覚に支配されていました。
慣れによる慢心と、慣れによる焦りが積み重なってきた頃に、ヒヤッとする失敗は発生し、その失敗により、『初心』の大事さを思い出すことが出来ます。
ですが、木を倒す作業や、機械の運転など、「少しのミスが命取り」になることも大いにあるので、「失敗しないと気付くことが出来ない」というのは考え方を改める必要があると感じます。#自戒、反省
常に安全第一を最優先し、自分の実力を冷静に判断し、慢心することなく謙虚さを保ち、技術の向上に努められるように心掛けていたいと思います。#息抜きも大事ですよ
圧倒的な技術力の差を見せつけられるとニヤついてしまう
慢心に気をつけながらも、自分の成長の度合いを把握することも大切です。
自分は何が出来て、どこまで出来るのか、そして何が出来ないのか、ここを自分なりに理解していないと、今何が足りていなくて、次に何を学べばいいのか、今出来ることをどう磨けばいいのかがあやふやになってしまいます。
作業をしているときに、「あー、やっと自分もこの作業が出来るようになったなぁ」と心の中でつぶやいていたりします。
そんなとき、自分が20分くらいかけていた作業を上司が5分くらいでサクッと片付けてしまうのを見せつけられました。
高効率な方法で、高スピードで、あっという間に進んでいく作業を見て、僕はなんだかニヤついていました。#すごすぎると笑ってしまうんやなぁ
シンプルに「すげーなぁ」って感じながら、そのやり方、動き方、考え方、『とにかく盗めるもんは盗むモード』を発動させて、上司が作業しているのをしっかり見る。
圧倒的な技術を目の当たりにして「自分にはあんなこと出来ない」とへこむのではなく、「あれやりたい!」「あの動き試してみよう!」「絶対に盗む!」と前のめりになることが、次の成長の一歩につながると思っています。
自分の手をひたすら動かし続けるのも経験を積むという意味では間違いではありませんが、たまには「他者の動き、考え方をじっくり観察する」という時間を作ることで、自分の手の動かし方のパターンが増え、さらに良い経験を積むことが出来ます。
正直、上司がサクッと作業を完了させたときは悔しいという気持ちもありましたが、それよりも「あれぐらい出来るようになりたい」と思う気持ちが強かったです。#いや、結構悔しかったかも
まとめ
【圧倒的な技術力の差をどう受け止めるか】まとめ
林業をはじめて10年、20年のベテランと、2、3年の新米とで、実力の差があるのは仕方のないことだと思います。#そりゃそーだ
例えば、僕が1年間色々学んだとしても、同じくベテランの方も1年間技術を磨いているので、この『時間差』だけはどうしても埋めようがありません。
そこは素直に受け止めて、ひたすら地道に学び続ける。
そして、上司や後輩など関係なく、関わった人たちの『良いところ』は吸収して、関わった人たちの『苦手分野』を自分の得意分野にしてしまう。
そうすれば、『誰かの真似』ではなく、自分だけの新しい道を切り開けるのではないかと考えています。
とはいえ、やっぱりへこむこともあるので、肩の力を抜いて休むことも必要です。
リラックスしながらも隙あらば技術を吸収する、学ぶ。
圧倒的な技術差は『伸びしろ』だと考えて、今日も頑張ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考になれば幸いです。
それでは本日もご安全に!ほなまた!!
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