12月も中旬に差し掛かっている。それなのに暑い。日中の暑さは夏を感じるくらいだ。
庭に犬を放せるようにフェンスで囲いを作った。
日中に作業をしていたのだが、あまりの暑さに汗が前髪をつたって滴り落ちる。
暑いのと寒いのとでは、暑いほうが好きだ。というより好きになった。
以前は寒いほうが好きだった。
「寒いのは厚着すれば乗り切れるが、暑いのは裸になっても暑い。」という理由で、寒いほうがイイ、と思っていた。
でも、歳を重ねるにつれ、だんだん冬の寒さが苦手になってきた。
あと、「雪道で車が滑って危ない思いをした」とか「子どもたちが風邪をひきやすい」とか生活面においても大変な部分が増えるので、やはり暑い方がイイ。
「暑い冬」は大歓迎なのだ。
個人的には「四季の風情」というものをあまり重視していない。感性が乏しいのだろうか。
いや、しかし、「春、夏、秋、冬、どれが好き?」という質問には「春か秋」という回答が多いのではないか?と体感している。
春か秋の「ちょうどいい」感じが1年中続けばいいのに。と心底思う。
気象庁のホームページには様々なデータが保存されていて、その各種データを閲覧することが出来る。
自分が住んでいる地域の、「去年の12月の気温データ」と「今年の12月の気温データ」を見比べてみた。
去年の12月も「12月10日前後」が一番暖かくて、「最高気温が16℃」だった。
今年の12月は「9日の最高気温が19℃」、「10日の最高気温が18℃」と、やはり去年より気温が高くなっていた。
どうりで汗が吹き出るわけだ。
「地球温暖化」というものを実感する。
陽が落ちかけた頃、フェンス設置作業もほぼ完了。
赤とんぼがたくさん飛んでいた。
「アキアカネ」というトンボは「12月上旬ごろまでに一生を終える」そうだ。【たつの・赤とんぼを増やそう会】
今はギリギリ12月上旬…か?あまりの暖かさにトンボ以外の虫たちも元気なのだ。
これだけ暖かいと、そりゃ勘違いするよな。
フェンス設置作業は無事に完了。ほどよく疲れた。
夕飯を終え、寝支度をしていると、娘が「今日は私がパパに絵本を読んであげる」と言ってくれた。
最近、ひらがなの読み書きのレベルが飛躍的に向上している。カタカナも少しずつ読めるようになった。
ひらがなばかりの絵本なら一人で読めるくらいに成長したのだ。
たどたどしくも一生懸命に読み上げる声を聞きながら眠りにつく。
最高に幸せな一日の終わり。
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