【新米林業屋×仕事論】下刈り作業中に考えていること

刈払い
とてお
とてお

どーも、新米林業屋のとておです!

今回は【下刈り作業中に考えていること】について!

下刈り作業中に考えていること

『下刈り作業』とは、植えた木の周りの雑草や雑木を刈る作業です。

通常、6月から9月ごろに行われる『夏の作業』でございます。

刈払い機(草刈り機)を使ってひたすら刈り続ける作業で、基本的には木陰のない開けた場所で直射日光を浴びながらの作業となりますので、肉体的にも精神的にもとても辛い作業のひとつです。

雑草を刈っていくだけの単調な作業ではあるので、

・黙々と作業ができる

・なにも考えずに作業に集中できる

・頭を使わないで済む

といったような考え方の作業員さんに出会ったことがあります。

『下刈り作業』は本当に『なにも考えずにできる作業』なのでしょうか?

今回は、僕が普段作業中に考えていることをつらつらと書いていこうと思います。

意外と?考える事はいっぱいある

下刈り作業で大事なポイントは、

・苗木を切らない(誤伐)

植えた木の成長を促すために雑草等を刈っているので、誤って苗木を切ってしまうと元も子もありません。

・なるべく低く刈る

雑草等の成長はとても早く、すぐに苗木を覆ってしまいます。

ですので、なるべく低く刈ってあげるように心がけています。

・刈り残しが無いようにする

刈り残し(刈り忘れ)があると、作業を『やっていない』ことになるので、場合によっては『刈り直し』が発生する可能性があります。

・上記に気を付けつつ、早く終わらせる

丁寧な作業が基本ではありますが、丁寧かつ早く、たくさんの量をこなすことが出来るとベストだと思います。

では、これらを達成するために必要なこととはなんでしょうか?

・良く刈れる『刃』をつくる

きれいに研がれた良く刈れる刃を使えば、早く・楽に刈れるようになります。

・石を切らないようにする

きれいに研いだ刃をなるべく長持ちさせるためには、石や障害物になるべくぶつけないようにすることが大事です。

・刈払い機の使い方を研究する

刈払い機をただひたすらやみくもに振り続けていると、『誤伐』が増えたり、刈り跡が雑だったり、無駄に体力を消費してしまったりと、マイナス要素がたくさんあります。

どのように扱えば、楽に早く刈れるようになるのか自分なりに研究しながら作業しています。

実験と失敗を繰り返す

僕は仕事に関わらず何事においても、いかに『楽に早く出来るか』を考えているような気がします。

特に『楽に早く』が一番活きるのが仕事をする時かもしれないと感じています。

人によっては「楽ばっかり考えるな」とか「もっと苦労しろ」的な考え方を持っているかもしれませんが、『楽に早く』は仕事の効率が上がり、こなせる仕事量も増えて、会社に利益を反映できるということなので、マイナス要素は無いように思います。

『楽に早く』を見つけるためには色々と試行錯誤を繰り返して、失敗しては改善してやっと見つかるものだと思っていますので、それなりの苦労もしています。

『楽』に関しては、身体が楽であったり、精神的に楽であったり、時間的に楽であったりと、色々な要素があります。

「楽=サボる」ではなく、『無駄を省く』という意味合いが強いです。

無駄な動きを無くしていけば、必要以上に体力を使うことが減り、次の作業への体力を残しておくことが出来ます。

無駄に気を使う場面が減れば、心をすり減らす回数が減り、もっとポジティブな方向へ思考を運ぶことが出来ます。

無駄な移動や行動を減らせば、仕事を進めることも出来るし、早く帰って家族との時間や自分の時間に使う事が出来ます。

『楽=無駄を省く』を追求していけば、時間が生まれて有効に活用することが出来ると考えています。

教えられるように考える

自分が色々な人から教えてもらった技術や自分で調べた技術。

実験と失敗を繰り返して手に入れた技術と知識。

これらを自分の中に留めておくだけにしておくともったいないと感じています。

どうすれば『楽に早く』出来るようになるのかをある程度自分なりにでも理解が出来てくれば、次のステップはそれを『誰かに伝える事(アウトプット)』だと思います。

自分が手に入れた技術・知識を誰かに教えるためには、自分がどんな動きをして、どういう考えを持っているかを分析をして、それをいかに伝わりやすく言語化できるかどうかを考えます。

この際、『誰かに伝える』ということを意識しながら、自己分析や言語化をしようとすると、より詳しく、細かく分析しようと思うことが出来ます。

「相手に間違ったことを伝えてはいけない」とか「伝える相手の技術が向上してほしい」と思うことで、自分のやっていることへの解像度を高くしようという心理が働くような気がしています。

誰かに伝えようとすることで、自分の動きが改善されるということです。

蛇口からソフトクリーム

下刈り作業は本当に過酷な作業でございます。

上記では色々語ってきましたが、体力的に厳しくなってきたり、暑さが増してくると、ほぼ何も考えられなくなります。

そういう限界点に近付いてきたころ、頭に浮かぶのは『蛇口からソフトクリーム』です。

とにかく『冷たくて甘いもの』を身体に取り入れたいという気持ちでいっぱいになります。

きれいな青空にきれいな白い雲が浮かんでいるような景色を見ると『炭酸飲料』が飲みたくなります。

CMに出てくるようなきれいな空は炭酸飲料をイメージさせるので、「ジュースがぶ飲みしたい」ということしか考えられなくなります。

ここまで来ると動きも雑になってくるので、一度休憩を取りましょう!

とてお
とてお

今回はこのへんで!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

少しでも参考になれば幸いです!

ほなまた!!

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