枯れた木の伐倒作業は本当に怖い…。

どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【枯れた木の処理】について!
先日、枯れた木の伐採に行ってきました。
作業場所は依頼主様の家の裏山。
枯れた松が2本あり、そのうちの1本は倒れれば家にぶつかってしまうような位置でした。
まずは1本目、家から遠い方の枯れ松を倒すために、伐倒方向(木を切り倒す方向)の雑木などを処理し、チルホールを設置。
↑チルホールは、牽引器具です。ワイヤーロープを使い、倒したい方向に木を引っ張ることができます。#これを使った翌日はだいたい筋肉痛
伐倒はベテランさんが担当。
伐倒方向はよかったのですが、雑木や他の生きている木の枝に引っかかってしまいました。
が、その後の処理は特別難しくなく、切った木をきれいに積んで片付けました。
問題は、家の真上に立つ枯れ松。
作業としては1本目と同じく、伐倒方向の雑木などを処理し、チルホールを設置。
チェーンソーでの伐倒はベテランさんが担当。
こちらも伐倒方向は問題なく、僕はチルホールを一生懸命漕いでいました。
途中まで順調に木が傾いていたのですが、1本目と同じく、他の生きている木の枝に引っかかってしまいました。
引っかかった木の枝はかなり上方で、この段階から切り落とすことは難しく、ベテランさんから「そのまま引っ張ったら大丈夫」とGOサインが出たので、一生懸命引っ張りました。
その時、バキバキ!!っと大きな音が鳴り、引っ張っていたワイヤーのテンションが一気に抜けました。
枯れた松の上部が、折れてしまったのです。
折れた松の下部は山側に倒れたのですが、上部は勢いよく家の方に倒れて行きました。
うわー!やばいー!と思ってみていると、枯れ松の下側にあった栗の木に引っかかり、なんとか止まってくれました。
人も家もなんとか無事でした。
倒れていく枯れ松を見ている間、心臓がキューっとなり、血の気が引くとはこういう感覚なんだと実感しました。
こういった現場の経験がまだまだ全然足りていないので、どういう手順で作業をするのがベストなのか、どこにどういった危険があるのか、そういった情報がもっとほしいと強く感じました。
そして、こういった失敗がまた起きないように、皆様の現場でも発生しないように、『失敗の共有』はなるべくしていきたいと思います。
今回はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは本日もご安全に!ほなまた!!


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