林業における喜ばれるってなんだろう?『喜ばれる人になりなさい』
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は読書!『喜ばれる人になりなさい』
『喜ばれる人になりなさい』は永松茂久さんの自伝書です。
永松茂久さんは『人は話し方が9割』の著者。#まだ読めてないので次読むのは『話9』かな
『喜ばれる人になりなさい』は、スピリチュアルなようで、そうではなく、「本当に大切なことはなにか?」と気付かせてくれるとても素敵な本でした。
誰かを喜ばせる、誰かに喜んでもらう。
それは決して、誰かに媚を売ることではない。
喜ばれるとは、自分の声を聞くということ。
本来の愛に包まれた自分に気づくということ。
自分の人生の指揮権を自分が握るということ。
自分の人生を生きるということ。
引用:『喜ばれる人になりなさい』
他者に媚びるように生きていると、それは自分の人生を生きているとはいえない。
『喜んでもらうこと』と『媚びること』の線引きは少し難しいように感じるけど、考えることが大事だと思います。
「喜ばれること」というのは、仕事だけではなく、様々なタイミングで考えることだと思います。
ですが、今回は『林業における、喜ばれること』について、色々考えてみようと思います。
林業における『喜ばれること』とは
林業における『喜ばれること』とは何でしょうか?
僕はまだまだ林業について色々な知識があるわけではありません。
まだまだ勉強しないといけないことはたくさんありますが、学んでいる最中であっても喜ばれる人にはなりたいとこの本を読んで思いました。
雇い主に喜んでもらう、山主さんに喜んでもらう、上司や同僚などの仲間に喜んでもらう、木材を扱う人に喜んでもらう、木を使った商品を手にする人に喜んでもらう…などなど、自分の身近な人から遠くの方まで、喜ばせたいと思える方はたくさんいる。
とはいえ、日常でそこまであらゆる人たちのことを考えるのは難しいように感じる。
自分で書いていて『偽善』のように感じるし、そんな出来た人間にはなれそうにないなぁと痛感しています。
僕が守りたいのは、第一に奥さんや子どもたち『家族』であって、『家族を大事にしたいと思っている自分』は家族と同じくらい大事なのです。
万人に喜ばれたいというより、『家族』や『自分』を守るために、誰かに喜ばれるようにしよう、というのが僕の中での思考の順番だと思います。
まずは一番近くにいる人達、そして自分が大事。
その大切なものを守るために誰かに喜ばれることをしたい、という動機。
ですので、本当に純粋な気持ちで誰かに喜ばれることを出来る人たちはとても素敵だと思うし、僕にはなれそうにないなぁと感じてしまう。#ボランティアなどに参加されている方は本当にすごいと思います
でも、動機はどうであれ「誰かに喜んでほしい」と思えるようになったのは、自分の中では成長したなぁと自己分析しています。#自分に甘いなぁ
雇い主に喜ばれること
『雇い主に喜ばれる』のは考え方としては簡単で、「良い結果を出して、利益を出すこと」が一番だと思っています。
これはあくまで『雇われる側』の考えなので、『雇い主』がどこに重きを置いているのかはわかりませんが。
利益が無ければ会社は成り立ちません。
お給料をもらうためには会社にとって役に立つことをする。
そして、もっと役に立つために、さらに勉強を重ねて会社に貢献出来るように努力する。
「会社が給料を上げてくれない」、「しんどい仕事ばっかりで楽しくない」などと愚痴を言う前に、「どうやったら会社が潤うのだろう」と本気で考えてみる。
その時間が楽しくなってきたらこっちのものだと思う。
中には本当にダメな会社もあるのだろう。
会社のために本気になって考えてみたけど、そもそも会社が本気になっていない、上司や同僚との人間関係がどうしても良くならないなど、その場を離れなければ自分の人生が台無しになるような状況もあるかもしれない。
僕にはそんな状況があった。
でもまずは、会社にとって『喜ばれる存在』を目指すのは悪手ではないと思っています。
山主さんに喜んでもらう
山主さんに喜んでもらうこともシンプルかもしれない。
とにかくきれいで丁寧な仕事を心がけること。
そして、山主さんの利益になるように努力をすることだと思います。
僕は直接山主さんとお話する機会は今の所ありません。
ですので、山主さんにとっての『喜び』というのがどういったことなのかは正直わかりません。
現場の僕に出来ることは、きれいで丁寧な仕事をすること、だと思って作業をしています。
SNSなどで、「わがままな山主さん」、「山主さんに振り回された」などのトラブルを見かけることもありますが、『喜ばれること』と『相手に媚びること』をしっかりと明確に分けて考えておくことで、トラブルも少しは抑えることが出来るかもしれません。
作業面や金額面など、どちらかが我慢をしなければならない状況や、どちらかが何かを犠牲にするような関係性はお互いにとって気持ちの良い環境とは思いません。
双方がしっかり話し合い、納得した状態で、気持ちよくお仕事が出来る環境作りというのが、最終的に目指したい、『山主さんの喜び』だと僕は思います。
仲間に喜ばれること
せっかく同じ会社で出会えた仲間と一緒に作業をするわけなので、仲間にも喜んでもらえるような行動が出来ればいいなぁと思います。
林業の現場では、大げさではなく、『仲間に命を預ける』というタイミングが実際にあります。
自分の命を預けるかもしれない仲間に、少しでも気持ちよく仕事をしてもらうための取り組みや、会社や仲間に対する不満から発生する『残念な離職』をなるべく発生させないための取り組みなどに注力したいと考えています。
以前のブログでも書いた『スタッフミーティング』や、その先に思い描いてるのは『社内広報』です。
スタッフミーティングなどで得た情報を、社内広報のような形で共有が出来れば、普段は見えない作業員の動きや、社内での最新情報をいち早く共有することが出来るのではないかと思案しています。
スタッフミーティングでは、「思うところはあるけど、直接言うのが難しい…」ようなことも間接的に相談が出来るような環境作りが出来れば素敵だなぁとも思います。#これは少し難易度が高いと感じていますが…
とにもかくにも、まずは誰かに喜んでもらえるような『なにか』を探してはアウトプットする癖をつけていき、成功と失敗を繰り返しながら、前に進むことが出来れば個人的には素敵だと感じます。
まとめ
正直、この記事を書いていて、自分でも『きれいごと』ばかり書いているなぁと思っています。
でも、「きれいごとってアカンことなん?別にきれいごとでもなんでも喜んでもらえるなら別にええやん。」って開き直っている自分もいます。
自分が楽しいと感じているかどうか、自分が本当にやりたいと思っているかどうかが大事。
自分の楽しいこと、やりたいことが結果的に『誰かの喜び』につながるように、今後もチャレンジしていけたらいいなぁと思います。
『喜ばれる人になりなさい』はとても素敵なおすすめの本です。
ぜひ、読まれてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考になれば幸いです。
それでは、本日もご安全に!ほなまた!
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