林業界におけるナレッジマネジメントについて
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【ナレッジマネジメント】について!
前回の記事でも書かせていただいたのですが、現在【ITパスポート】の勉強をしています。
ITパスポートの勉強中に出てきたワードで気になるワードがありました。
それが【ナレッジマネジメント】です。
ナレッジマネジメント(英語: knowledge management)とは、企業が保持している情報・知識と、個人が持っているノウハウや経験などの知的資産を共有して、創造的な仕事につなげることを目指す経営管理手法。企業側から見れば、これは企業経営における管理領域のひとつで、生産管理、販売管理(マーケティング)、財務管理、人的資源管理、情報管理に続く第6の管理領域。個人側から見れば、個人のもつ暗黙知を形式知に変換することにより、企業との知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にできる。組織によって創造される知識は集合知と呼ばれ、そのマネジメント手法に注目が集まっている。
引用:ウィキペディア
林業界における【ナレッジマネジメント】について、考えてみようと思います。
作業員の『暗黙知』、『経験知』の情報共有
僕が所属している会社では、作業員同士の情報交換についての意識がそんなに高くないなぁと感じています。
班単位での行動が多く、作業員同士の交流がとても少ないと入社時から感じていました。
そして、作業員同士の情報交換や、後続の育成について、ベテランさんたちが後ろ向きになる理由が書かれている記事があります。#林業初心者の方は読んでおいたらちょっとだけ身構えが出来るかも
上記の記事の中では、『ベテランは「技術を教える説明スキルを持たない」という大きな課題もあります。』という文章が出てくるのですが、僕が普段から感じている状況と同じだなぁと思いました。
僕自身、実際に現場に出ていると、『その場の状況に合わせた作業方法』がたくさん出てきます。
木も生き物なので同じ木は存在しません。
合わせて、山の形状も変わってくるので、木を一本切り倒すにしても、『同じ状況』というのが中々存在しません。
ですので、どうしても個人個人の『経験値』や『経験知』による判断で作業をする場合が多いです。
そのこと自体は仕方のない事なのですが、『その経験を共有しない、共有出来ない環境』というところに問題があると思っています。
班単位で行動する場合、新人さんは配属先の班の『班長』の元で仕事をします。
そして、その班長さんの『経験』を元に作業について学んでいきます。
班長さんの経験が豊富、かつその経験を伝えるのが上手な方とお仕事ができれば、ぐんぐんと成長できると思います。
その逆が大変なんです。
班長さんの経験が乏しく、かつコミュニケーションも上手く出来ない方にあたると、成長ができないことも問題ですが、林業の作業の特性上とても危険なことだと思います。
作業員個人の経験を活かして仕事をすることが多いという状況は、『勤続年数による年功序列』が発生しやすいと思うので、極端な言い方をすると『能力が低くても班長のポジションにつくことがありえる』と考えています。#わかりやすくするためにあえて極端な言い方してます #ごめんなさい
そういった、勤続年数などによる『能力の偏り』を少なくしていくためにも、作業員の経験の情報共有はとても大事で、企業内でのコミュニケーションや、情報交換が上手くいっていれば、『能力の平均化』がある程度まではできるのではないかと思います。
能力の平均化が出来た上で、さらに個人の能力を底上げしていくことで、その個人の本当の実力を測れるのではないでしょうか。
そして、向上心の高い人たちでさらに情報共有を積み重ねていき、『能力の平均値の底上げ』が出来れば、強い企業になっていくのではないかと思います。
挑戦しているナレッジマネジメント(的なこと)
僕が個人的に会社に提案をしているのが、『支給品のレビュー』や『自主参加型のスタッフミーティング』です。
実際に提案をして実行に移しているのが『支給品のレビュー』です。
これは、僕が林業用の装備品を選ぶ際に困ったことがあったので提案をさせていただきました。
林業初心者の方は、どういった装備が自分の作業に合っていて、使い勝手や着用感など、わからないことだらけで、とにかく装備品などに関しての情報が少ないのです。
そこで、「会社から支給してもらってる装備くらい社内で情報共有しませんか?」という思いが僕の中で湧いてきました。
自分の後に入ってくる方たちが少しでも装備品を選びやすくなるような環境作りが出来ればいいなと思ったのです。
今のところ、僕が個人的に作っているレビューしか社内で共有されていないので、少しずつ、周りの方を巻き込みながら出来ればいいなぁと思考中です。
『自主参加型のスタッフミーティング』は提案をして許可が出たので、少しずつ作戦を練っている最中です。
社内のコミュニケーション不足に問題があると常々感じているので、スタッフミーティングという場を設けて、情報共有をしたいというのが狙いです。
『自主参加型』というところが重要だと感じていて、「自主的に参加するってことは向上心が高い人が集まりやすそう」と考えています。#甘い考えかな?
ですので、「スタッフミーティング企画したけど全然人が集まらない!」なんて地獄も想定しています。#みんなのやる気をオラにわけてくれ
もちろん、コンテンツとして面白味のあるものでなければ、僕自身も参加したいとは思わないので、いかに面白いコンテンツに出来るかが勝負だと思っています。
「これだったら自分も参加したくなる」というようなものでなければ、要するに『参加するメリット』がなければ、僕も含めて誰も参加したくないと思うので、協力してくれる仲間探しから丁寧に作っていけたらと考えています。
こういった提案なども、【ナレッジマネジメント】にあたるかどうかはわかりませんが、自分の考えていることと、今自分が勉強していることがマッチしたと思ったので、知識を自分の中に落とし込むためや、自分の考えをまとめるためにも、こうしてアウトプットをしています。
少しでも参考になれば幸いです。
【ITパスポート】の勉強はすこーしずつ進めていて、2022年の6月か7月に一度試験を受けてみようと思っています。
こういう公の場で発信をして、自分で自分の背中を押し続けないとサボってしまうので、定期的に進捗状況を勝手にあげていこうと思います。
実際にテキストを読みながら、「今の自分の仕事に活かせることはないか?」と考えることも前より増えたので、学び続けることは大事だなーと再認識しています。#学ぶことが楽しいの境地には至れていません #目指せ!「学びは楽しい」
今回はこのへんで。
本日もご安全に!ほなまた!!
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