竹、竹、竹…ひたすら竹を切る!!竹の現場と竹ビジネスのお話
どーも、新米林業屋のとておです!
こちらのブログでは新米林業屋の僕が【林業初心者目線】で林業についての情報発信をしています。
今回は【竹伐採の現場】について!
竹の伐採現場に入ると、「生命力って本当にすごいなぁ」って痛感させられます。
下刈り作業(植えた木の周りの雑草などを刈る作業)で、やたらと竹が多い現場があって、「去年もかなり苦労したのにもう去年より多くなってるやん…」と絶望した覚えがあります。
最近入った現場では、竹がびっしりと生えていて、倒す方向がないくらいに詰まっていました。
その現場では、竹を切ってきれいに棚(切ったものをまとめておくところ)を作らないといけないので結構苦労しています。
僕は、棚を作ったりする作業経験が少ないので、性格も相まってかなり大雑把な棚になってしまいます。
上司にも「もっと丁寧にやってやー」って言われました。#すいません!
棚を作るときは、等高線に対してなるべく真っ直ぐ作り、ひとつの棚が横長になりすぎないように意識をし、上下移動が出来るように棚と棚の間隔を空け、ひとつの棚に積みすぎないように気をつけたりと、意識するポイントがたくさんあります。
竹は10m〜20mくらいあるので、きれいな棚を作ろうと思うと、自ずと運動量が多くなります。
上下左右に動き回って、引っ張れるところは引っ張って、枝もきれいに切っておかないとかさが増してしまうので払って、崩れないようにきれいに積む。#超重労働 #でも嫌いじゃない
竹の枝払い(枝を切ること)が結構大変で、なるべくきれいに切っておかないとすぐにワサーって膨らんでしまい、きれいな棚を作れません。
枝払いのときに注意していること
竹の伐採現場では小さいチェーンソーを使っています。
『トップハンドルチェーンソー』とか『トップハンドルソー』と呼ばれているものです。
で、実は前々から「トップハンドルって何?」って気になってたんですが、なんとなくスルーしていました。#スルーすなよ!
で、調べてみました!
「トップハンドル」はその名の通りチェーンソーのハンドルが本体の上部についているタイプを指します。#へぇ〜
僕は「こがるくん」を使っています!
片手で持てるくらいの小さなチェーンソーですが、基本的には両手で操作しましょう!
…なんですが、竹の処理をしているときなどはどうしても片手でチェーンソーを持つことがあります。
それが、竹の枝払いです。
竹の枝が密集している先端の方を切るときは、片手で持てる大きさに竹を切り、左手に竹、右手にチェーンソー、という状態で切ったりします。
このとき、チェーンソーの刃が左手に近づかないようにかなり意識して作業をしているのですが、作業に没頭してくるとたまに「あ、今の危なかった!」みたいなことがあります。#ヒヤリハット
作業がルーティン化してくると、ちょっとした不注意みたいな行動が増えてくるように思います。
焦って作業しても良いことなんて無いので、作業が雑になってきたなーと感じたら一呼吸おいて、落ち着いてから作業にあたりたいものです。
竹の有効活用
「生命力が強く、切っても切ってもすぐに育つ」というのは「素材」として見ればこの上なく好条件だと思います。
竹が色んな製品の材料となり、エネルギーにもなれば、「持続可能な素材」としてかなり優秀ですよね。
農林水産省のサイトに『竹のおはなし』というページがありました。
『竹のおはなし』の中で、「竹の活用」について書かれているのですが、
・建築資材
・新素材、繊維
・医療品
・バイオエネルギー
・伝統産業
・レクリエーション効果
などなど、竹の活用方法を知れば知るほど「竹、最強やん。」と感じさせられます。
少し前にTV番組の『所さんの目がテン!』で『全国で問題になっている放置竹林を解決せよ』という放送回がありました。
放置されている竹の管理に特化した会社の紹介などがされていました。
放置竹林をきれいにしてほしいという需要、邪魔者扱いされている竹が多方面に活用出来る素材ということ、そして、竹は成長速度が早く資源不足に困らない(困らなさそうというイメージ)、これらを考えるとビジネスとしてもっともっと広がっていてもおかしくなさそうですよね。
僕が知らないだけで「竹ビジネス」はたくさん存在しているかもしれませんが、あまり話を聞いたことがありません。
利益があるかどうかの細かい部分はわかりませんが、竹の活用方法だけを見れば「もったいない」と感じてしまいます。#詳しい方教えて下さい
竹の伐採現場はハードですが、しっかり活用出来るのであれば、苦労も報われるんですけどねー。
それでは今回はこのへんで!
本日もご安全に!ほなまた!!
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コメント
そうかー。そうですよねー。
木の利用だけじゃなくて、竹の利用も考えよう。
考えてみます。
なんかやってみます。
ももたろひめさん!コメントありがとうございます!
竹の有効活用できればいいですよね!!