趣味でも仕事でも、その道を極めようとすれば、奥深くまで進む必要がある。
年末の休みで身体が鈍ってしまわないように自転車に乗る。
スポーツタイプの自転車は自分で調整出来るポイントがたくさんあり、自分の身体に合わせたり、ライドスタイルに合わせた調整が出来る。
自転車は人力が主な動力源だ。
自分の身体と自転車を上手にマッチングさせてあげることで、より快適に、より速く走ることが出来る。
この「身体と自転車を合わせる作業」というのは、本当に奥が深いのだ。
正直、「完璧なフィッティング」というのは専用の機械を使って、何度も何度も微調整をしていく必要がある。
しかし、通勤で乗るだけ、休日にたまに乗るだけ、という方であればそこまで完璧にこだわる必要は無いように思う。
そして、自分で出来る範囲で少しずつ調整しながら、あーでもないこーでもないと、色々試している時間にも楽しみを感じることが出来る。
これは仕事でも習い事でも一緒だ。
プロに頼んで完璧に仕上げてもらうのもひとつの道。
自分で出来る範囲で試行錯誤を重ねながら進んでいくのも良い。
その道の奥深くを進んでいく方法はたくさんある。
それを楽しめるか否か。
特に仕事の場合は楽しみを見出だせるかどうかが重要になってくる。
試行錯誤を楽しめる環境であれば、「次はこうしてみよう」、「アレも試してみたい」と、自ずとアイデアが湧いてくるはずだ。
試してみたいことが無くなったのなら、他に奥深くまで続いている道は無いか?と探してみる。
さっきは「完璧」という言葉を使ったが、実はそんなものはないのかもしれない。
どこまで進んでも行き止まりなんてなくて、探せばいくらでも道は続いていて、大切なのは「もっと奥が見たい」という好奇心なのかもしれない。
完全・完璧を目指して進んでも、そんなものは存在しない。
存在しないものを目指しても永遠に辿り着けない。
ならば、「この奥には何があるんだろう?」という好奇心を頼りに、ワクワクしながら歩いていく。
それが自分には合っているんだろうな、と思う。
自転車のハンドル角度を上げたり下げたり、「0.何ミリ」の微調整を繰り返しながら、「奥深さ」について思考を巡らす。
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