オレゴンの「テラマックス」を使ってみた!
どーも、新米林業屋とておです!
林業で使用する道具を販売しているメーカー「オレゴン」さん。
オレゴンから新しく登場した「テラマックス」という商品を使ってみたので、数日使ってみた感想を書いていきたいと思います!
「テラマックス」がどういう商品かと言うと、草刈り機で使用するナイロンコードです。
上記のリンクはイメージです。「テラマックス」ではありませんのでご注意ください。#まだAmazonとかでは販売していない??Amazonで商品検索しても出てこない
ナイロンコードを使って草刈りをする現場というのは、岩が多い現場や障害物が多い現場、また草をとても低く刈る必要のある現場などです。
金属タイプの刃では刈りにくいようなところはナイロンコードを使って刈ります。
以下、テラマックスの商品説明です。
まったく新しいナイロンコード、オレゴン® テラマックス™ は、過酷な乾燥地や岩場で働くプロユーザーに最適です。 強度と剛性を高めるためにハイグレードコポリマーブレンドで作られたこのナイロンコードは、厳しい条件下でも仕事ができるように設計・開発されたものです。
引用:オレゴンホームページ
「厳しい条件下でも仕事ができる」とのことだったので、僕はとても期待して商品の到着を待っていました。
ではさっそくレビューに行きましょう!!
切れ味
切れ味に関しては申し分ありません!最高によく刈れると思います!
ですが、僕が「切れ味」に関して高すぎる期待を持っていたため、「もうちょっと切れ味欲しい…」と思ってしまったのも事実です。
というのも、今まで使っていたナイロンコードとさほど「切れるモノ」が変わらなかったからです。
今まで使っていたコードと比較出来るように、「同じ直径」のモノを選択しました。#ちなみに直径3mm
以前使用していたコード(ここからは「コードA」と表記します)とテラマックスで、どこまで切れ味が違うのか?というのが、僕の中では結構重要なところだったのです。
一番僕が期待していたのは「女竹(めだけ)」が切れるかどうか。
ナイロンコードで草刈りをしているときに鬱陶しいのがこの「女竹」です。
「コードA」では女竹が刈れなかったので、いちいちナタなどを使って処理していました。
なので「テラマックス」で女竹が刈れるようになったら嬉しいなー!と思っていたのですが、やっぱりダメでした。#女竹つえぇ〜
ここが僕の「期待し過ぎていたポイント」です。
女竹が刈れなかったので、切れ味としては少し残念に思ってしまいました。
ですが、あくまで僕が期待しすぎていただけであって、切れ味が悪いわけではありません!
本当に良く刈れます!!
割りと太めの雑木なども一応刈れますが、女竹や雑木が多いところは素直に金属の刃を使用したほうがいいと思います!
ナイロンコードの取りつけやすさ
ナイロンコードタイプで草刈りをするためには専用の道具が必要です。
ナイロンコードは使用していくうちにどんどんすり減っていくので、無くなったら交換しないといけません。
その「ナイロンコード交換時」の取り付けやすさに着目しました。
「コードA」の場合、コード自体が硬めで、強いし長持ちするのですが、カッター本体への取り付けに少し難がありました。
ナイロンコードをカッター本体に「巻きつける」ので、コードが硬いと屈折しにくいんです。#この表現で伝わると幸いです…
その点「テラマックス」は柔軟性があるので、ナイロンコード交換がとてもスムーズです。
「コードA」がまぁまぁ「強ストレス」だったこともあり、「テラマックス」はストレスフリーに感じるくらいスムーズに交換出来ます。
また、「テラマックス」の柔軟性のおかげなのか、「詰まり」を起こす頻度もかなり少なく感じます。
ナイロンコードで草刈りしていると、カッター本体内でコードが詰まることがあります。
「コードA」はその硬さがゆえに、よく詰まっていました。
詰まるともちろん刈れないので、その都度詰まりを解消しないといけません。
その「詰まりを解消する頻度が下がる」というのは効率よく作業が出来るということ。ストレスも減少します。
「ナイロンコード本体の柔軟性って重要なんだ」ということを知れたのが大きいと個人的には感じています。
飛散物について
ナイロンコードでの草刈りは「飛散物」との戦いです。
ちゃんとした装備をしていないと文字通り「痛い目」にあいます。
金属の刃で刈る場合は「スッ」と刈れるような草でも、ナイロンコードの場合は辺りに撒き散らしながら弾き飛ばします。
金属の刃で刈る場合は「切る」、ナイロンコードで刈る場合は「叩き潰す」と表現したほうが伝わるかもしれません。
そして、「テラマックス」を使って気付いたのが「飛散物の衝撃の強さが違う」ということです。
ナイロンコードを使っていると自分に対して石や木などが飛んできます。
この飛散物が身体に当たったときの衝撃の強さが「テラマックス」の場合「柔らかい」んです。
要は「そんなに痛くない」ということです。
先程も書いた通り、「ナイロンコード自体の硬さ」というのが存在します。
おそらくこの「ナイロンコードの硬さ」が飛散物の衝撃力の強弱に影響しているのではないかと考えています。
ナイロンコードの硬さで言うと、「コードA」は硬めで、「テラマックス」は柔らかいんですね。
小石とコードが当たったときを想定して考えるとわかりやすいのですが、硬いコードで小石を弾くというのは「金属バットでボールを打つ」といった感じでしょうか。
柔らかいコードで小石を弾くというのは「太めのなわとびでボールを打つ」といった感じ。#ごめんなさい、良い例えがこれっぽっちも浮かばなかったです
まぁなんとなく伝わっていることを信じて話を続けます。#(笑)
「コードA」を使用しているときはエンジンの回転に注意していないと、フルスイングで小石が自分に飛んできます。かなり痛いです。
「テラマックス」の場合、痛いのは痛いんだけど、全然マシだし、コード自体が柔らかいので「大きめの小石(?)」が飛んでくることがありません。弾き飛ばすだけの硬さがないのだと思います。
どちらにしても保護メガネや手袋など、身を守るための装備品はきちんとしておきましょうね!
コードの持ちの良さ
ナイロンコードは使用していくうちにどんどん消耗していきます。
その消耗の早さ、「コードの持ちの良さ」に注目してみましょう!
「消耗が早い」ということは、「交換の頻度が高くなる」ということなので、効率性に欠けるということです。
また、単純に費用がかかるということでもあるので、時間的にも金銭面でも「高コスト」ということです。
なので、ナイロンコード自体の「持ちの良さ」というポイントも重要なのであります。
「テラマックス」の「持ちの良さ」は超抜群!!だと個人的には感じています。
めちゃくちゃ長持ちする。ほんとに!
詰まりも少なく、交換頻度も少なくなったおかげで「延々と刈り続けさせられる」というデメリットを感じてしまうくらいに耐久性があると思います。#「交換タイム」という名の休憩が使えなくなってしまった
正直、「コードA」と「テラマックス」で比較した場合、「持ちの良さ」という点ではそこまで大きく違いはありません。どちらも耐久性が高いです。
ですが、「コードA」の場合、先程も書いた通り、「詰まりやすい」のです。
詰まったときには、詰まった部分を切ったり、長さを揃えるために切ったりするので、「無駄にカットする部分」があります。
少なからず「カットしている」ので、結果的には「テラマックス」の方が「長持ち」と表現しても間違いはないと思われます。
いやぁ、「テラマックス」使い始めてからほんとに僕自身の「実稼働時間(刈る時間)」が増えてしまったので「コードA」に戻そうかな…って思うくらい「長持ち」っす。
まとめ
オレゴンの新製品「テラマックス」を数日使ってみた感想。
・切れ味は抜群!!ただし、雑木や女竹が多いところは素直に金属の刃で刈りましょう!
・ナイロンコード自体の柔軟性が高いので「カッター本体への取り付け」がしやすい!
・同じく、ナイロンコードの柔軟性のおかげで「飛散物の衝撃力」を和らげることが出来る!でも保護メガネ等の装備は大事!
・ナイロンコード自体の持ちの良さは超抜群!!人間が先にダウンするくらい「長持ち」する!
といったところでしょうか!
あくまで今回の記事は「個人の感想」に過ぎないので、その点には注意していただきつつ、参考になれば幸いでございます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
質問やご感想などもお待ちしております!では今回はこのへんで!
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