【新米林業屋×体験談】山主さんの怒り

林業
とてお
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どーも、新米林業屋のとておです!

今回のテーマは【山主さんの怒り】です!

・仕事でミスをしてしまい、クライアントさんを怒らせてしまった…

・中々思うとおりに技術が成長しない…

『初心者』のうちは上手く出来なくて当たり前ですが、なるべくなら早く成長してミスを無くしたいですよね。#僕は今すぐにでも完璧人間になりたい

失敗したときの考え方』や『技術の習得についての考え方』、「林業ではこんなことがあるのかぁ」と少しでも参考になると思います!

最後まで読んでいただけると幸いです(^^)

山主さんの怒り

先日、別の班が担当する現場が作業中止になりました。

原因は、間伐作業時についた残存木の損傷がひどかったため、山主さんから作業を中止するように言われたそうです。

間伐作業とは、『密集した木を切って間引き、残した木の成長を促す作業』です。

木をより良く成長させるために間伐を行うので、残した木が傷つけば、何のために作業しているか分からない状態になります。

木に傷が入ると、木が枯れたり、木の形が悪くなったり、木材としての価値が低くなります

残した木を次に切るのは当分先の事になるので、傷が入って見た目の悪くなった木が山にずっと残ります。

山主さんの怒りは当然で、現場で働く自分としてももちろん他人事ではなく、作業中止の報告を聞いたとき、すごく落ち込みました。

現場の人間と山主さんの距離感

僕の所属している班では、山主さんと直接会う事はほとんどありません。

山の奥の方での作業が多いのと、木を倒すのは危険な作業なので、作業する側からすると事故等何かあってはいけないので、作業員以外の立ち入りは基本的にはNGです。

ですので、現場の人間と山主さんの距離感は遠く、「山主さんの為に頑張ろう」みたいな意識が低くなりがちかもしれません。

少なくとも僕は、林業に転職してから今回の件があるまで、その意識が低かったことを強く反省しました。

とはいえ、技術はすぐに身に付くものでもないので、日々悶々としています。

「これでもか!」ってくらい集中をして、意識を高く、慎重に慎重に作業をしていても、ほんの少しの操作ミスで、一瞬にして傷が入ります。

これはほんまにへこむ。

木は生き物

『木は生き物』こんな当たり前のことも、林業に転職するまでは深く意識することはありませんでした。

林業の仕事は30年とか50年とか長いスパンでの作業です。

自分より年上の木を相手に仕事をするのがほとんど。

そういう考え方をするととても感慨深く、ひとつひとつの作業を丁寧にしなければいけない。

「サッと作って、サッと完成」という訳にはいかない。

とはいえ仕事。キチンと利益も出さなければいけない。ボランティアでやっているわけではない。食っていかないといけない。

技術習得には時間はかかるし、近道はないかもしれないけど、“近道を探してはいけない訳ではない”と思うので、なるべく早く色んな技術・知識を吸収し、『きれい・丁寧・早い』仕事が出来る人になりたいですね。

どういう時に傷がつく?

では実際、どういうケースで木に傷がつくのか。自分の体験をもとに考察。

・重機を木にぶつける

重機に乗り始めた頃はよくぶつけてました。#最近は減った #ほんまに

自分の乗ってる機械の車幅や、可動範囲等を理解するまでは同じミスを繰り返してました。

・グラップル(木を掴む機械)で木材を掴んで作業する際に、掴んでいる木材が木にぶつかる

僕が今一番悩んでいるのはこのケースです。

どんなに気をつけていても、どんなに慎重に操作していても、ぶつけます。気が緩んでいなくてもぶつけます。この辺の技術はすぐにでもマスターしたい。#ほんまに

木を掴んだ瞬間に木材が跳ね上がって木にこすったり、木材を集めている場所に置く際に木材が転がってぶつかったり…色んなパターンがあります。

・ワイヤー集材時にワイヤーが木に干渉

ワイヤーを木に括り付けて、作業道まで引き上げる作業があります。

木を1本丸々引き上げるので、ワイヤーにはとても大きな力がかかっています。

そのワイヤーが木に干渉した状態で引っ張り続けると木に傷が入ります。

・ワイヤー集材している木や枝が他の木にぶつかる

木を倒す方向、引っ張りあげる方向がしっかり合っていないと、引っ張りだす木自体が他の木に干渉し傷がつきます。

太くて強い枝も引き上げる際に切り落としておかないと、同じく木に傷がつきます。

この辺の技術は「良くなった」と最近ほめられたので、少し自信がつきました。#木切るの楽しい

僕の体験としては主に、上記の内容が木を傷つける原因です。

まとめ

・山は山主さんのもの

木は山主さんの大事な資産。

きれいに、丁寧に作業することを心掛けます。

・木は生き物

傷が入れば枯れるし、木の病気の原因にもなる。

形は悪くなるし、木材としての価値もなくなる。

きれいに育つためには丁寧な作業を。

・自分のミスを振り返る

同じミスを繰り返さないようにするにはどうすればいいか。

技術を身に着けるには時間はかかるが、効率よく、より早く習得出来るように、常日頃から意識しておこう。

とてお
とてお

山主さんの大事な資産を守るために、これからもがんばります!!

ほなまた!!

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