どーも、新米林業屋のとておです!!
今回は【ウッドショック】についてのおはなし!!
ウッドショックについてあれやこれやパート2
今回もウッドショックについてのおはなし。
というのも、木材の価格が上昇していることで、製材所への影響が出始めたとのこと。
それについての対策を考えるため、あらためて情報がないか探していた。
林野庁のホームページから議事録を発見。
https://www.rinya.maff.go.jp/j/mokusan/ryutsu/attach/pdf/kyougikai-122.pdf
4月開催の【国産材の安定供給体制の構築に向けた中央需給情報連絡協議会 臨時情報交換会】の議事録です。
林業初心者の僕が読んでみて、『具体的な解決策』は書いていないように感じました。
今回はこの議事録をもとに、あれやこれや勝手に考えてみる。
前回の記事はこちら
『客はそこそこつかまえており…』っていう感覚
議事録の序盤に出てくるこちらの文。
住宅着工統計は会議配布資料のとおりで、客はそこそこつかまえており、懸念されている
ほどの落ち込みは見られない。
議事録より
この『客はそこそこつかまえており』って言い方って一般的なんですかね?
なんとなく、なんとなくですけど、腹立ちません?#いきなり辛口でごめんなさい
『会議配布資料』の添付はなかったので、資料の内容はわからないので憶測になりますが、
おそらくこの『客』っていうのは新しく家を建てる人たちの事だと思います。
「夢のマイホームを建てるぞ!」って仕事を頑張って、家族の為に家を建てようとしている人たちのことを『つかまえた』って表現をしていると考えたら、なんかムカつくっすよね。
まぁ、あくまで僕の勝手な憶測なので、勘違いでしたらすみません。
でも、仮に、僕の憶測通りだとして、お客さんのことをただの『数値』みたいな感じで考えているのであれば、
「そういう考え方してるから今ピンチなんじゃないんですか!?」
と、言ってあげたくなる。
もちろん、ビジネスは『気持ち』だけでどうにかなるものではないし、『数字』は大事やと思います。
ただ、【国産材の安定供給体制の構築】は最終的に誰のために必要なのか。
国益や、企業の利益のためだけを思って会議してるんですかね。
僕個人的には『お客様は神様』っていう考え方は好きじゃないですけど、『お客様を大事にする』ことは重要やと思います。
本気で利用客のことを考えているのかなー?と冒頭から考えさせられる発言に感じました。
在庫を抱えるということの難しさ
輸入材に頼る理由のひとつとして、『在庫を抱える難しさ』があると思う。
今まで輸入材に依存してきたが、昔は丸太で輸入してきたのが製品の輸入へと替わり、欲
議事録より
しい製品を欲しい時に欲しいだけ輸入する、つまりいらないものは輸入先に置いてくるとい
う構造になった。しかし、これを国産材に代替するとなると、原木丸ごと一本をどう使い切
るかという考え方が必要になる。そのためには素材生産から加工まで、ヒト、モノ、カネの
すべてを揃えなければいけない。
議事録にもあるように、『欲しいものを欲しいだけ輸入する』ことで、在庫のリスクを減らすことが出来る。
材の劣化や、材の需要が下がったりと、必要以上の在庫にはたくさんのリスクがある。
コロナ禍で経済の流れが悪くなり、材の需要が減り、製材の量が減る。
そして、コロナ禍により、リモートワークが進み、アメリカや中国での木材の需要が上がったが、材のストックを抑えていたことによる材料不足。
というのが、今回のウッドショックの大まかな流れですが、在庫を抱える側にはリスクがあるので、経済の流れが悪くなればもちろんストック量は減らすと思います。
「いつか需要が増えるから、今のうちに大量にストックしとけー!!」
っていうのは大博打すぎますよね。#これやってたら今大儲け出来てるのにね
地域密着型って難しいのかな?
『国産材への構造転換』というワードも出てきますが、国産材の安定供給のために必要なのは、地域の住宅メーカーさんとか、地域の家具屋さんとかと協力することかな?と漠然と考えています。
住宅とかに詳しくないので、材の仕入れ方とかはわかりませんが、『その地域の木を使った家』って素敵な感じがします。#僕だけ?
『地産地消』は主に食べ物に使われていますが、木材の地産地消が出来ると『安定供給』のひとつの手になるのではないかと感じます。
ただ、最近は【持ち家か賃貸か問題】といった話もあります。
アメリカでは、買った家はどんどん価値が上がっていくそうですが、日本では、家を買った瞬間にマイナスになり、そのまま価値が下がり続けるそうです。
『持ち家か賃貸か』を勉強した結果、個人的には『持ち家はリスク大』という判断をしています。
ちょっと調べればたくさん情報があるので、これからは『新しく家を建てる人』自体が少なくなるのではと考えています。
なので、住宅というより、『DIY×地産地消』をメインにしたプランで、良い案がでないかなー?と小さい脳みそで試行錯誤しております。
今回はこのへんで!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ほなまた!!
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