ツリークライミングに初挑戦!
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【クライミング(木登り)】について!
先日、社内の先輩方に『ツリークライミング』の講習をしていただきました。#木登り
普段の業務ではあまり使う機会がないため、「道具はあるけど使い方がわからない状態」のままだったので、会社にお願いをしてクライミングの講習をしていただきました。
色々教えていただいたことを自分の中に落とし込むために振り返りながら書いていきます。
フルハーネスの着用義務化
2022年1月2日から『6.75m以上の高さ』で作業をする場合、【フルハーネス】の着用が義務付けられました。
フルハーネスは『墜落制止用器具』のことで、主に高所作業の時に使用します。
法改正の前に『フルハーネスの講習会』に参加させてもらったのですが、林業に特化した講習会ではなかったので、実際に木を登る際のフルハーネスの使い方などは分からないままでした。#フルハーネスの講習の時の記事はこちら
今の現場では、『木に登って滑車を取り付ける』という作業の際にハーネスなどを使う事があるので、木の登り方、道具の使い方などを知る必要がありました。
今は木に登れるベテラン作業員の方に登っていただいて作業を進めているのですが、「せっかく講習受けたし自分も出来るようになりたい」と以前から思っていました。
林業あるあるかもしれませんが、「講習会には行ったけど、現場で使うことないからやり方忘れた」ということがたまーにあります。#フルハーネスがこれ #ワイヤー編みとかも
教わった技術をしっかり活かせるよう、積極的に取り組んでいきたいですね。#高いとこ怖いけど
道具の種類
木に登るために必要な道具はたくさんあります。
そして、今回講習をしてもらったことによって、今僕が支給されているものだけでは道具が足りないことがわかりました。#こういう情報共有が大事
僕もまだまだ勉強中なので詳しくは語れませんが、今回使用した道具は次の通りです。
・ハーネス(フルハーネスではなく、腰回りのみ。)
ハーネスに関しては上記で説明したとおりの装備品です。
・ランヤード
ランヤードは命綱です。
登る木に回して、落下しないように使います。
ですが、ランヤードのみでは滑り落ちる可能性があるので、別のロープやショックアブソーバーなどを合わせて使用します。
・ロープ(バックアップ用)
ランヤードが滑り落ちたり、切れてしまったときなど、万が一のときに落下しないようにするために使用するロープです。
また、樹上で作業をする際に、ランヤードを一時的に外したりする必要がある時などは、このロープにぶら下がることもあるそうです。#ロープは特に大切に扱いましょう
・昇柱器(スパー)
昇柱器(しょうちゅうき)は、読んで字のごとく、柱に昇るための道具です。
足に装着して使います。
両足の母指球(親指の付け根)あたりに針があり、木に対して踏みつけるようにして突き刺すことで、木を登っていきます。
この『針を刺す感覚』がとても難しく、何度も滑り落ちそうになりました。
しっかりと刺すことができれば、樹上でも安定して作業ができます。
特に『降りる』ときは「これでもか!」ってくらい強く刺すつもりでいないと、安心して降りることができませんでした。#おかげでバッチリ筋肉痛
・その他小物(カラビナ、プーリーなど)
カラビナ、プーリー、プルージックなどなど、クライミング用の小物はたくさんあります。
#僕には説明しきれない範囲 #ちなみにカラビナはドイツ語らしい
そして、小物といえど、そのひとつひとつがとても高価なのです。#命をあずける道具なので
木に登る方(クライマー、アーボリスト、空師)は、道具をとても大切に扱っている印象があります。
自分の命をあずける道具、そして高価なので、当然といえば当然なのですが、道具の扱い方などは本当にとても参考になります。
ロープワーク
木を登る際や、樹上での作業の時にはロープを多用します。
今回の講習では『木に登る・降りる』の練習しかしていませんが(#普段の作業は登り降りができれば十分なので)、色んなロープの結び方があることを教えてもらいました。
ロープの結び方は、普段から何度も繰り返し使用していないとなかなか身につきません。
一度練習をして出来るようになっても、普段の作業ではあまり使用しないので、いざという時に「あれ?どうやるんだっけ?」の状態になります。
講習で教えてもらったことを復習するためにYouTubeで動画を探していると、ロープワークの動画がたくさん出てきました。
色んな動画を観て、どれも参考になったのですが、『林業』に関わる動画で参考になったのは上記の動画です。
おそらく、ほかにもたくさん動画があると思うのですが、おすすめの動画があれば教えていただきたいです。#よろしくお願いします。
まとめ
どんな作業であっても、『繰り返し、何度もやる』ことで身についていきます。
冒頭で書いた通り、「講習会には参加したけど、普段使わないから忘れている」といったことは少なくないのではないでしょうか?
僕も今回の講習で学んだことをしっかりと活かせるように、個人で復習をするタイミングを作ったり、実際の作業の際には率先して取り組むようにしようと思います。
個人的には以前から、『樹上での作業』に興味があったので、今回の講習でさらに興味が湧いてきました。
これを書いている現在は、クライミングによる筋肉痛がひどいですが、それもなんだか心地よく感じます。
今回はこのへんで。最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは本日もご安全に!ほなまた!!
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