どーも、新米林業屋のとておです!!
今回のテーマは【過酷な下刈り作業。気をつけたい5つのポイント!】
過酷な下刈り作業。気をつけたい5つのポイント!
2021年もついに6月に突入。
そして6月から『下刈り作業』がはじまります。#噂のキツイやつ
あわせて、『サマータイム勤務』もはじまります。#朝5時から作業開始!!
僕も新米林業屋をうたっておりますが、2年目に突入。
『下刈り作業』も2年目。
昨年は、入社後まもなく下刈り作業に入り、林業の大変さを痛感したわけですが、今年はどうなることやら…。
この1年で自分のスキルがどれくらいあがっているかどうかのセルフチェックをしながら、気を引き締めて、作業にあたりたいと思います。
下刈り作業とは
あらためて、『下刈り作業』について。
下刈り作業は、植えた木のまわりに生えてくる雑草や雑木を刈り取る作業です。
雑草等は繁殖力が高いので、苗木を覆い隠してしまい、木の成長を妨げてしまいます。
下刈り作業は、木の成長を守るために重要な作業です。
今年から林業に就いた方は下刈り作業で悩むことがたくさんあると思います。
そんな下刈り作業の難しいポイントは、
・誤伐をしない
・なるべく低く刈る
・石を切らない
・良く切れる刃をつくる
・熱中症にならない
といった感じでしょうか。
上記のポイントを細かくチェックしていきましょう。
誤伐をしない
『誤伐』とは、植えた木を誤って切ってしまうことです。
苗木のまわりの雑草等を刈っていく訳ですが、苗木を隠すように雑草が生えているので、適当に刈っていると、すぐに苗木を刈ってしまいます。
苗木を守るために刈っているはずなのに、自らの手でトドメを刺してしまうということです。
『苗木を見つける』のが難しい現場はたくさんありました。
自分で木を植えた現場であれば、どのくらいの間隔で植えているのかを把握しやすい訳ですが、僕の所属している班は植える作業をしないので、植えている間隔を早めに把握する事が重要になります。
誤伐をしないように、かなりの集中力を使います。
そして、そこまで集中しているのにも関わらず誤伐してしまうと、精神的にも身体的にもダメージが大きく、本気でへこみます。
誤伐への対策としては、『落ち着いてゆっくり、丁寧に刈る』以外にないかと思います。
スピードももちろん重要ですが、丁寧に刈ることを最重要、最優先に刈っていけば、おのずと技術も磨かれていくと信じています。
なるべく低く刈る・石を切らない
苗木を守るために雑草を刈るわけなので、なるべく低く刈ることが大事になります。
ですが、「低く低く…」と意識して刈っていると、カツーン!!と大きな音がします。
そうです、石を切った時の音です。
低く刈るということは、刃が地面に近付いていくというわけなので、石を切る回数は増えやすくなります。
雑草がモッシャモシャになっているところだと、地面が見えないので、『距離感』が測りにくいことがあります。
そういうところでも焦らず、ゆっくり刈っていけば、なんとなく距離感も掴めてきます。
石を切った時の精神的ダメージも半端ないので、冷静に刈りましょう。#僕はいつも頭に血がのぼってます
ちなみに、石以外にも、放置されているドラム缶とか、ガラクタみたいなのがたくさんある現場もあります。#お願いします、片付けてください
良く切れる刃をつくる
きれいに刈るためには、良く切れる刃を作ること。
普段から班長に口酸っぱく言われていることです。
切れない刃で刈ると、ミスが増えます。
切れないということは、同じところを何度も刈らないと低く刈れないし、何度も刈るということは、誤伐のリスクが増えるという事です。
体力をなるべく使わないようにするためにも、刈払い機を振る回数が減った方がいいですよね。
切れ味が悪くなったと思ったら、すぐに研ぐように心がけています。
切れない刃で切り進めていくより、時間をかけて刃を研いだ方が結果的に早く作業が完了します。
作業完了後の疲れにも影響してきますので、こまめに研いであげましょう。
熱中症にならない
『熱中症にならない』とはいったものの、なるときはなります。
『熱中症にならないように心がける』という意味でおはなししていきます。
僕の所属している班では『サマータイム勤務』というのを取り入れて作業しています。
普段は7時から作業を開始してますが、夏の暑い期間は5時から作業を開始します。
陽が昇る前の薄暗く、涼しい時間帯から作業をはじめて、日中の一番暑くなる昼過ぎには作業を終えるように、作業時間をコントロールしています。
水分補給に気をつけるのはもう常識だとは思います。
でも、作業に熱中していると、つい忘れてしまうことがあります。
水分補給はこまめに行いましょう。
そして、空調服は必須アイテムです。
空調服は、『扇風機のついた服』です。
これがあるとないとでは作業効率が圧倒的に変わります。
空調服は、服の内側に空気が流れる仕組みなので、服が膨らみます。#事故です
ハチ刺されの対策にもなりますので、下刈り作業には必須といっても過言ではないでしょう。
おわりに
下刈り作業で大事なポイントを5つにまとめてみましたが、細かく言えばまだまだいーっぱいあります。#僕もまだまだ勉強中!!
今回は、『林業2年生の僕が、1年生だったころの僕に教えてあげるとしたら』という視点で書いてみました。
本当に一番大切なことは、『安全第一』です。
健康な身体があってこその林業。
とにかく自分の身体を大事にしてあげてくださいね。
今回はこのへんで!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ほなまた!!
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