どーも、新米林業屋のとておです!
今回のテーマは【刈払い機での作業内容や失敗談!】です!!
新米林業屋の刈払い機での作業内容や失敗談
刈払い機での作業って実際どんな感じで進めてるんですかー?
刈払い機を使った作業は色々あるので、今回は僕が実際にやったことのある作業をお伝えします!!
刈払い機とは
雑草や雑木を刈るための機械です!(^^)
刃を高速で回転させて刈るので、危ないっす!
林業や、業務で使うには講習を受ける必要があります!!
刈払い機の種類
・両手ハンドル、U字ハンドル
最近はこの形が一番主流なんですかね?個人的には両手ハンドル型を良く見かけます(^^)
実際、家では両手ハンドル型を使用しています(^^)
身体への負担も少ないような気がします!
・ループハンドル
仕事ではこのループハンドル型を使用しています(^^)
シャフトが長いタイプを使っていて、狭いところでの作業は大変ですが、遠いところや、雑木等の高い位置まで届くので、横着しやすいです(笑)
・背負い式
エンジン部分を背負うタイプ!社内で使用している人は見かけたことがないですね~(^_^;)
僕も使ったことが無いので、使用感はお伝えできません(>_<)#誰か教えてください
刃の種類
・笹刈刃
僕の作業現場では、これしか使ったことがありません(^_^;)
色んな現場に行く方は作業内容にあった刃を使うみたいです!(>_<)#新米林業屋 #場数不足
・ナイロンカッター
家ではナイロンカッターを使用しています(^^)
柵があったり、小石が多いようなところでは、ナイロンカッターが使いやすいですね!
金属のタイプは、石とかに当たるとすぐに切れ味が悪くなるので、交換も簡単なナイロンカッターは家庭用にはおすすめです!(>_<)
作業の際に必要なもの
・ヘルメット
ヘルメットは必須です!切ったものがバンバン飛んでくるのでフェイスガード付きじゃないと悲惨なことになります(T_T)#飛散と悲惨 #面白くないからやめとけ
・安全ゴーグル
木くずとかが、フェイスガードを潜り抜けて飛んでくるので、無いよりはあった方がいいかなーって感じです(^^)
長時間付けてると耳周りが痛くなったり、曇って前が見えなかったりするので、僕はちょっと苦手です(-_-;)
・安全ベルト
普通、刈払い機本体に付属されているので使用しない人はいないと思いますが、「刈払い機での事故」の理由として「安全ベルトを使用していなかった為」というのがあるみたいです。
身を守るためにも、必ず装着しましょう!!
・やすり
やすりは笹刈刃を研ぐために必要です!
サイズは7mmと8mmがあるみたいですが、僕は7mmを使用しています!#違いは勉強中 #今度8mm使う
刈払い機を使った作業
下刈り
下刈りは、植えた苗木の周りに生えた雑草を刈って、苗木を守る作業です!
刈払い機をバンバン使うメインの作業ですね!!(^o^)/
こちらの記事でも書きましたが、下刈りは夏の作業です!
かなり過酷なんで、気合を入れて臨みましょう!!(笑)
下刈り作業での経験や失敗
下刈りって草を刈るだけですよね?
正直、簡単そうに感じるんですが…
いやいや、これがまた難しいんですよ!!(>_<)
「苗木の周りの雑草を刈る」=「苗木の周りは雑草だらけ」な訳です!!
雑草は成長が早いため、苗木を隠すように生えまくってる訳です!!
刈払い機を何も考えずにブンブン振り回していると、苗木までスパーン!と切っちゃう訳です!!
これが「誤伐」というやつですね!(>_<)#誤伐キング #誇るな
誤伐しないように慎重に…
体力だけじゃなくて、意外と気使う作業なんですね…
とておさん、気遣い足りなさそう…
誰が気遣い足りなさそうやねん!
僕のなにを知ってるんですか!?(T_T)
下刈りは実際に結構気疲れします(^_^;)
誤伐しないように慎重に切り進めているのに、ちょっとしたことで苗木に当たってしまったりするので、その都度「僕には才能がない…」って凹みます(T_T)
慎重にやればやるほど、失敗したときのダメージが大きいです(T_T)
とはいえ、気を抜くとすぐに誤伐の恐怖が襲ってくるので、メンタルパワーが必要です!#瞑想という名の休憩
キックバックの恐怖
刈払いの刃は上から見た時に、反時計回りで回転しています。
なので、右から左に刈り進んでいくのが基本的な動き方です。
刃の右上側(時計で言うと12時~3時)の部分が木などに触れると、ものすごい勢いで刈払い機が吹っ飛びます!!
林災防のイラストは大げさじゃなく、これくらい吹っ飛ぶので、しっかり距離を取って作業をしています!(>_<)
苗木の周りを刈るときも、このキックバックに注意していないと誤伐してしまいます(T_T)
誤伐対策
とておさんなりに誤伐しないように気を付けてる事とか、対策方法とかちゃんと考えてるんですか?
まさか何も考えてないとか言わないですよね??(^^)
え?あー、はい。ちゃんと考えてやってますよ(^^)#口ごもるな
もちろん、自分なりに試行錯誤はしながら作業していたのですが、初めて使う刈払い機、真夏の暑さの中の作業、体力も筋力も備わっていないので…と言い訳ならいっぱい出来ます!!#誇るな
実際僕が最初に悩んだのは、「苗木がどれかわからない」ということでした(^_^;)
木の形や葉の形がわからなかったので、家にあった「植物図鑑」とか読んでました(^_^;)#なぜか家にあった
「スギ・ヒノキ」の苗木は僕みたいな素人にもわかりやすいのでいいのですが、「クヌギ・コナラ」とかは難易度高かったです(^_^;)
「数種類植えてる現場」はほんとに足が進まないです!#だってわからないんだもの
結論、対策としては「ゆっくり確実な作業を心掛ける」ですかね(^^)#きっとこれが正解
除伐
間伐(木を間引く作業)の際、あまりにも雑木や竹が多い場合に、伐倒(木を切る作業)の邪魔になるので先に処理したり、間伐作業後に処理したりする際に「除伐」と呼んでいます!(定義的には「除伐」じゃないのかな?)
除伐の場合は、雑木や細い竹とかを刈る(というより切る)作業なので、「下刈り」よりかはスムーズに進みます(^^)
ただ、刃がしっかり研げていないと雑木を切るのは大変なので、僕はいつも大変です(-_-;)#研ぐのヘタクソ
刈払い作業での失敗
さぁ!やってきました失敗のお話!!
いーっぱい聞かせてくださいね!!
やけに楽しそうですね!!!!(+o+)
新人は石を切るのが仕事
パイセンには「新人は石を切るのが仕事」と言われてます(笑)
下刈り作業は、「いかに低く刈れるか」を意識してやってます(^^)
「苗木を守るため」なので、刈ったのに苗木が隠れてしまっていたら意味がないんですね(^_^;)
「低く、低く…」と作業をしていると、カツーン!!ってそこら中に良い音が響きます。
すると、「コラー!!」って声がどこからか飛んできます。
これを【石切り現象】と言います。#テストに出ます #出ません #マーカー引くな
石に当たったら、すぐに研ぎましょうね(^^)
刈払いブンブン丸
下刈りの際、「もうここには苗木がありません。でも雑草いっぱいやから刈らないといけません。」的なポイントが出てきたり、体力・気力ともにエンプティの状態になった時に「ブンブン丸」はやってきます。
疲れや緊張がピークに達したとき、思考回路の反応は鈍り、本能のまま、力任せに機械を振り回す様はまさに「ブンブン丸」と呼ぶにふさわしい。#もはや自分でも何言ってるかわからない
大体こういう時に石切ったりします(-_-)
そして無駄に体力を奪われるので、暑さとかでイライラしてもクールに仕事したいですね(^_^;)#結構大事
高所からの滑落
下刈り作業に限らず、足場の悪い中での作業が多いので、滑落の危険には常に注意を払いましょう!
僕の場合、柄の長いタイプの刈払い機を使っているので、狭いところ、急な斜面は身動きが取りづらいので特に緊張します。
幸い、滑落で怪我をしたことはありませんが、急な斜面の現場で足を滑らせて、2,3段下まで滑り落ちました。怪我はないけど「また登らないと…」と体力とメンタルが持って行かれます(-_-;)#結構つらい
頼むから雨降ってくれ
下刈りの時期は梅雨の時期でもあります(>_<)
どんなに良い雨具を使っても一日中雨の中で作業してたら、終わったころにはビッシャビシャです!
雨に濡れることには慣れたのですが、さすがに雨具は着て作業します(^_^;)
さて、この雨具の問題点は、「天気予報に惑わされた時」です(^_^;)
天気予報は雨マーク!雨具着て作業開始!!…全然降らない!!暑い!!つらい!!
って状況になり、僕は見事に熱中症になりました(^_^;)#天気予報のうそつき
脱げばいいのに…
そう思ったアナタ!!簡単には脱げないんです!!(T_T)
車から作業ポイントまで歩いて10分かかるような場所だったら着替えに戻るだけでタイムロスやし、そのうち雨が降るかもしれないですよね!?(T_T)
分かりやすいところに脱いで置いておけばいいのに…
そう思ったアナタ!!確かに!その通りではあるんですが、山を下から刈りはじめて、どんどん上に登って行くときに、途中でいちいち回収するのは手間がかかります!!
作業終了時に回収に行けば良いのですが、もーなんか脱いだり着たりするのめんどくさいんです!!#本音出た
天気予報通り、素直に雨が降ってくれるのが一番なんですよ!!(T_T)
アサリ割り過ぎて刃が割れた
アサリ割りってネットでも情報が少ない…
アサリ割りは笹刈刃に角度をつける作業です!道具はこれを使います↓↓↓
刈る対象によってアサリの角度を変えるそうですが、新米林業屋の僕にはまだまだ情報不足なところです…すいません(^_^;)
アサリ割り器を使って、てこの原理で刃を曲げて角度をつけるのですが、力いっぱい曲げると刃が割れます!#当たり前
頑張ってきれいにやすりがけした後に、刃を割ってしまうツラさ…情けなくて凹みます(T_T)
低木(ていぼく)を刈る機会が多いのですが、アサリ割りの角度がある程度ついてる方が刈りやすいそうです。逆に角度を付け過ぎるとガラガラと振動が大きくなってしまうとか…難しい!!
草を刈るくらいならアサリ割りはほぼ付けなくてもいいみたいですね!(^^)
まとめ
えー、もっといっぱい失敗経験あるでしょー?
おもんなーい。
おもんないってなんやねん(-_-)
また失敗したら教えますよ…って失敗しないように頑張りますから!!
刈払い機を使った作業は、技術はもちろんですが、体力と気力も重要になってきます!
チェーンソーみたいに大きな木を倒すことはないので、危険は少なくなる…とか油断していると大けがするので、どの作業も気を引き締めて行いたいものです(>_<)
林業への転職を考えている方や、僕と同じような林業初心者の方、または新人教育をされているベテラン作業員の方など、僕の記事が少しでも参考になれば幸いです(^^)
それではまた~!!
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