【林業初心者目線!】冬季下刈り作業のメリット・デメリット

刈払い
とてお
とてお

どーも、新米林業屋のとておです!

今回のテーマは【冬季下刈り作業のメリット・デメリット】です!

林業情報メディア『FORESTJOURNAL』に掲載されていた『冬季下刈り作業』について林業初心者目線で考察します!(^^)

冬季下刈り作業のメリット・デメリット

下刈りとは

下刈り作業とは、苗木の周りに生えた雑草・雑木を刈払い、苗木の成長を助ける作業です(^^)

通常、下刈り作業は6~8月に行います!真夏っすね!!(>_<)#ほんまに地獄作業

冬季下刈り作業の目的

とてお
とてお

『冬季下刈り作業』について林野庁等の論文やデータもちょこっと調べてみましたー!(^o^)/#ほんまにちょこっとね

熱中症対策

とにもかくにも『熱中症対策』でしょう!!

夏場の下刈り作業は、高い気温の中、直射日光にさらされ、延々と機械を振り回す作業!#文字だけで嫌になる

冬季に下刈り作業を行うことで、『熱中症対策』『作業員の負担軽減』につながるとのこと。

ハチ刺され対策

『ハチ刺され対策』こちらも重要!!

林業1年生の僕は奇跡的に!?ハチには刺されませんでした!(^o^)/#毎年訪れる恐怖

ハチからすれば、急に巣を攻撃されるわけですからね~。そりゃ人間襲いたくもなるよ(^_^;)

毎年、『ハチ刺され被害』は必ずあるので、それを回避するための『冬季下刈り』には大賛成です!

個人的にはハチ以外にも『マムシ』『クマ』なんかの対策にもなると思うのですが、論文等には記載されていませんでした!(>_<)

冬季下刈り作業の実験結果

苗木の成長に差はない

夏季と冬季で下刈りの時期を変えても、苗木の成長には差がなかったそうです!(同じような文献が複数あったので、信憑性は高いかと思われます!!)

ただ、冬季下刈りの場合、夏場に雑草等が伸びるため、『蒸し枯れ』を起こすそうです(-_-)

苗木が雑草に囲まれて、『蒸されて』しまうんですね。

作業員の疲労度に差はない

『作業員の疲労度』については『差がない』『負担軽減につながる』のどちらのデータもありました。

『差がない』の方では心拍数値をもとに、『夏場より作業がはかどる分、身体を動かせるようになるから、疲労度については差がない』とのこと。

『負担軽減につながる』の方ではわかりやすく、『暑さ対策、ハチ対策』が理由でした!

冬季作業のメリット

熱中症、ハチ刺されの危険はなくなった

とてお
とてお

まぁ、これは当然と言えば当然ですね!(^o^)/

それが大きな目的なので!(^^)

植栽木が見つけやすい

冬季にはほとんどの雑草木が枯れているので、植えた木が見つけやすく、『誤伐(植えた木を切ってしまう)』が減少したそうです!!(^o^)/

確かに!!と思う結果ですね(^^)

『誤伐』の可能性が減るのは、新米林業屋には大きいメリットですね!#誤伐屋

冬季作業のデメリット

汗冷え

下刈りは、作業自体の負荷が高いので、夏にやろうが冬にやろうがいっぱい汗かきます(^_^;)

冬場は特に、休憩中の『汗冷え対策』を考えないといけません(T_T)

雑草木の硬質化

夏季にはやわらかい雑木も冬季になると硬くなるそうです!

想像よりも冬季の作業員の疲労度が下がらなかったのは、『雑木の硬質化が原因のひとつ』と書かれていました。

刈払い機の刃には『夏用と冬用がある』とも書かれていたのですが、僕は初めて知りました!#レベルアップ

日照時間が短い

冬場は日照時間が短いため、作業時間が限られると書かれていました。

…が!そもそもチェーンソーや刈払い機のような振動する機械の一日の使用時間は『2時間以下』って教育されてますけど!!#まぁ世の中そんなもん #技術の進歩を祈るのみ #振動障害

冬季下刈り作業はまだまだ研究中

画像の使い方間違ってない?あってる?

夏と冬で、木の成長にも作業員の疲労度にも大きな差は無く、『熱中症・ハチ刺され』には十分な効果はあるので、引き続き『下刈り作業の冬季実施』に向けて研究が必要。

というのが、それぞれのデータのまとめでした(^^)

林業初心者目線『冬季下刈り』についての疑問

とてお
とてお

ここからは新米林業屋の僕が『冬季下刈り』について感じた疑問等をお伝えします(^^)

『冬季下刈り』した場合夏場は何するの?

とてお
とてお

パイセーン!!もし冬場に下刈りしたら、夏は何の作業するんですかー?

パイセン
パイセン

んー、間伐やな。夏場の間伐は下刈りよりきついぞ?

とてお
とてお

…(^^)

『間伐』とは木を切り倒して、密集した木を間引く作業です!うん!大変!!(T_T)

結局、熱中症・ハチ刺され対策にはならない

結局、下刈り作業を冬場にしたとしても、林業は主に山の中でする仕事!!

屋外作業が基本である以上、熱中症には注意しないといけないし、山の中ではハチやマムシからの危険はつきまといます!!

『冬季下刈り』について書かれている記事や論文には『代わりの夏場作業』について書かれているものは皆無でした。

林業初心者目線としては、下刈りどうこうじゃなくて『夏場の作業対策』っていうもっと大きいところで見ていかないといけないんじゃないのかなー?と感じました!

『夏の作業が大変だから林業従事者が増えない』って書いているのもあったので、「下刈りを冬にするから林業つらくないよー」は通用しないですよね?(^_^;)

夏場に出来る作業とは?

じゃあ普段現場でバリバリ働いてる作業員さんたちが一斉にデスクワークするか?って言ったら、まぁありえないですよねー(^_^;)

林業経験の浅い僕にはこの答えを見つけるのは難しいですが、林業界の先輩達や仲間とこういう話題で話し合えるといいなぁと僕は思います(^^)

まとめ

『冬季下刈り作業』のまとめ

・熱中症、ハチ刺され対策にはなる

・夏、冬で木の成長、作業員の疲労度に大きな差はない

・下刈り作業を冬季に行った際の『夏場の作業』については言及されていない

・『冬季下刈り作業』は引き続き実験中

とてお
とてお

以上、『冬季下刈り作業のメリット・デメリット』でしたー!!

林業への転職を考えている方や、僕と同じような林業初心者の方、または新人教育をされているベテラン作業員の方など、僕の記事が少しでも参考になれば幸いです(^^)

ほなまた~!!

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