【新米林業屋×読書】『モチベーション革命』尾原和啓

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どーも、新米林業屋のとておです!

今回は読書!

尾原和啓さんの『モチベーション革命』です!

『モチベーション革命』尾原和啓

僕はある時を境に『物欲』が低下していることに気が付きました。

それは、『子供が産まれたとき』からです。

子供が産まれるまでは、自分の時間やお金は自由とまではいかなくてもある程度好きに使えていました。

欲しいものもたくさんあったし、行きたいところややりたいこともあった。

でも、子供が産まれてからは、「それって本当に必要?」という自分に対する問いかけが増えていきました。

僕は『低所得層』に属していますので、子供の将来のためのお金を準備しようと思うと、自分の物欲なんてどうでもよくなるというか、そんな余裕なんてありません。#ほんとにありません(泣)

そんな背景も確かにあるのですが、『モチベーション革命』【はじめに】を読んで、物欲が低下した理由を違った角度から認識することが出来ました。

『モチベーション革命』の中では「乾いている世代」「乾けない世代」という表現をされています。

「乾いている世代」は、戦後の何もなかったころに、お金をいっぱい稼いで、広い家や車、おいしい食べ物など、持っていないものを次々と手に入れていく事が最大のモチベーションだった。

「乾けない世代」は、うまれたときから『ないものがない』という環境なので、お金や物欲ではモチベーションは維持出来ず、『自分の時間』を確保することにモチベーションを感じている。

「ああ、なるほど」と僕自身はとても納得できました。

「それって本当に必要?」と感じるのは、「欲しい」と思ったものをすでに持っていたり、それに相当する他の物があったり、そもそも本当に必要でないという可能性もある。

『ないものがない』、『自分の時間が大切』といった言葉は、今の僕自身にとても当てはまりました。

ですが、「乾いている世代」というのは50代より上の世代で、「乾けない世代」は10代や20代の世代と、本を読んでいて感じました。

僕は30代ど真ん中。

30代や40代の「乾いている世代」と「乾けない世代」の真ん中に属している僕の世代はどっちつかずの状態のような気がしています。#「うっすら湿っている世代」と勝手に名付けようか

僕の視点で言うと、

・僕のおじいちゃん・おばあちゃん世代は「乾いている世代」

・僕の親世代は「やや乾いている世代」

・僕の世代は「湿ってきた世代」

・僕の子ども世代は「乾けない世代(潤っている)」

というような感じ。

僕がこの本を読んで知りたかったのは、僕らの世代(うっすら湿っている世代)の事だったので、「僕たちの世代の事にも触れてくれー!」と思ったのですが、大事なのは、

『変化に適応すること』

であって、世代別に分類することではありません。

それぞれの世代でモチベーションの感じ方や幸せの感じ方が違う。ということを理解しておく。

もちろんすべての人が「乾いている・乾いていない」で分類できるわけではありませんので、ざっくりと把握しておく。

結論、『変化に適応していくことが大事』という事です。

林業への転職という変化

林業に転職したときの話は以前の記事にも書いています。こちら↓↓↓

転職の最大の理由は『時間の確保』でした。

『土日祝休み』、『残業なし』が職場探しをする上で最重要視していたところです。

それは、子供の行事や家族での旅行など、将来『家族の時間』がたくさん必要だと感じたからです。

僕が林業を選んだ理由は、今の会社が『土日祝休み』だったことと、

「夕方以降、暗い中で木を切ったり、作業したりは危ないからしないだろう。だから残業はない、というか残業出来ないんじゃないか?」

という安直な考えがあったからです。結果的に僕の予想は正解でした。

もし、今の会社の環境が変わり、休みも減り、残業も増えるのであれば、迷わず転職します。

『変化に適応する』というのは環境の変化に“我慢して”慣れていくことではなくて、最適な環境に作り変えていくことと認識しています。

「うっすら湿っている世代」が間を取り持つ

林業界では『人手不足』や『担い手不足』が問題になっていますが、「乾いている世代」と「乾けない世代」の考え方の違いの差がとても大きいのが問題なような気がしています。#人手・担い手不足は林業だけではないですけどね

栃木県・栃毛木材工業に聞いた! 社員満足度が高い仕事場づくりとは? 月給制・週休2日制を採用&キャリア形成の仕組みづくりへ | フォレストジャーナル
民間林業事業体である、栃木県の栃毛木材工業では、山林部門の高い生産能力の維持、組織の持続と発展をするために、社員満足度の高い経営を目指している。生産性を上げながらも、働き手の満足度が高い仕事場づくりとはどうやって行うのか。

林業情報メディア『FOREST JOURNAL』でのこちらの記事では、

『「月給制・週休2日制」を採用。林業現場での雇用形態としては、非常に珍しい仕組み』

と書かれています。

世間一般的には常識であっても、各業界や会社では『珍しい』と表現されている。

これは、『変化に適応』できていないからではないか?と僕は邪推しています。

「今までこのやり方でやってきた」とか「林業はこうあるべき」のような考え方が強いのかもしれないということです。

「ワシらの若い頃はのぉ…」からはじまる武勇伝に興味がないことはないですが、「そういう時代もあったけど、今はこういう時代なので、なんとか上手いことやっていきましょう!」各世代が理解し合うことで、人手不足とか担い手不足、職場環境はポジティブな方向へ変わっていけるのではないかと感じています。#武勇伝を聞くことも大切 #貴重な情報

そして、もしかすると、「乾いている世代」と「乾けない世代」の真ん中にいる「うっすら湿っている世代」がその間を取り持つことで、各世代が理解し合えるようになるかもしれないとも感じています。#もしかすると

連休になると…

今の会社は『土日祝』は休みです。

が、上の世代の方たちは日曜日しか休みません。

金銭的な問題ももちろんあるとは思いますが、『働くのが当たり前』になっているような気もします。

金銭的な部分でいうと、やはり「乾いている世代」の方たちは物欲が強めなのかもしれません。

話をしていても、「アレが欲しい」とか「良いお酒飲みたい」とかのワードが多めに出てきます。

決してそれが悪い訳でもありませんし、否定するつもりもありません。

が、僕のように『カレンダー通り』に過ごす人たちに対して、若干のプレッシャーをかけてくるのも事実です。#「え?自分3連休なん?俺ら働いてるのに?」みたいなやつ

「休みにくい」とか「有休取りにくい」のような環境は、自分の時間を大切に考えている「乾けない世代」の人たちにとっては少し窮屈だと思います。

自分の権利を主張しても変なプレッシャーを感じないこと、『心理的安全性』を保てるような環境作りがとても大事です。

会社がその環境を用意してくれないなら、自分でその環境を用意する必要があるかもしれません。

勤務時間はフルパワーで働いて、実力を見せつける。

「やることやってるんだから文句ないでしょ?」くらいの気持ちを保てるくらいに結果を出すことで、力ずくで『心理的安全性』を用意する。#それって『心理的安全性』じゃない気がするけど

まぁでもやはり、自分の権利はストレスフリーに使いたいものです。#うんうん

まとめ

「なにもない」ところから次々に手に入れていくことにモチベーションを感じている『乾いている世代』

「ないものがない」から自分の時間や自分の好きを追求することにモチベーションを感じている『乾けない世代』

その間にいる『うっすら湿っている世代』(#勝手に命名

変化の激しい時代を生きていくためには、『変化に適応していくことが大事』です。

前の世代がどうとか、今の世代がどうとかではなく、常に最適な環境に変化していけるように工夫をするのが大事だと『モチベーション革命』を読んで感じたことでした。

こちらの本は『kindle unlimited』では読み放題で読めるので、ぜひ読んでみてください。

とてお
とてお

今回はこのへんで!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

少しでも参考になれば幸いです!

ほなまた!!

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