【言ってることはわかる。では具体的にどうするんだい?】新米林業屋とてお

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【言ってることはわかる。では具体的にどうするんだい?】

どうも、新米林業屋とておです。

新米林業屋の僕が林業についての情報や、仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。

今回は、【言ってることはわかる。では具体的にどうするんだい?】というテーマでお話をしていきたいと思います。

とある林業屋さんの社長さんがツイートをされていまして、その内容がすごく興味深いなと思って取り上げてみようと思いました。

そのツイートの内容が、「林業に若者を増やすためにどうしたらいい?5個教えて。とAIに聞いてみた。」 というツイートなんですけど。

まず1番から、教育とトレーニングの改善。

2番、給与の増加。

3番、良好な働き方環境の整備。

4番、インターンシッププログラムの導入。

5番、コミュニケーションの改善。

はい、いかがだったでしょうか。教育とトレーニングの改善。給与の増加。良好な働き方環境の整備。インターンシッププログラムの導入。コミュニケーションの改善。とても良い回答じゃないかなと思います。

これをツイートされている社長さんは、「当たり障りのない回答でしたね」って書かれていますが。

確かに当たり障りのない回答だとは思うんですけど、でもこの1番から5番までの内容っていうのは、確かに当たり障りないけど、でも普通に考えたらそうだよねっていう答えじゃないですか。

でもやってないから増えてないんだよね、若者。っていう話だと思うんですよね。

だから考えないといけないのはここから、それを具体的にどうするかだと思うんですよね。

なんでやってないのか。できない理由は何なのか。

まず現状、教育とトレーニングの改善。やってますか?やってませんか?っていうところ。

これは教育とトレーニングの改善というか、それに似たようなことは以前お話ししたような気がするんですけど、もうちょっと新人教育に力を入れるとかっていうのは当たり前のことだと思うんですよね。

林業従事者を増やしたい。若者に限らずね。林業に携わる人を増やしたいのであれば、ウェルカムな状況を作らないといけないと思うんですけど、教育プログラムがしっかり組まれているかどうか。

自分が所属している会社だけで言うと、僕はないと思うんですよ。

いい教育プログラムがあるかどうかって言われたらないんじゃないかなって僕は思います。

自分の会社にはもっとよくしてほしいなって思う。

給与の増加。これはどの会社もそうだと思うんですけど、給与を増やすためには単純に利益をたくさん得ないといけないんですが、そこをまず、鶏と卵じゃないけど、給与を増やして人材を確保するから大きい事業をすることができるっていう流れなのか、大きい事業でどんどん利益、今の現状の人材力で挑戦できる大きい事業でたくさん利益を得るから新しく人材を確保できるのか、みたいなね。

給与を増やしたから新しい人が来るのか。来るんだと思うんですけど、でもじゃあそのお金どこからと捻出してくるの?っていう話になってくるんで、ここは給与を増やすための具体的な経営戦略みたいなものっていうのが欲しいなっていうところですよね。

そこら辺は自分の所属している会社でいうと情報共有はないので、どういった経営戦略を立てているのかというのは、末端の人間には知り得ないこと、として現状はあるという感じですね。

もっとこうした方がいいんじゃないかっていうのが、僕の立場からでは口を挟むことができないっていう感じですね。情報を得ることもできていない。

3番、良好な働き方環境の整備。これに関しては、確かに整備した方がいいですよね。

でも僕の今の環境は結構整っている方だと思うんですよね。 完全週休2日制で土日は休みだし、祝日も休みでカレンダー通りの動き方をしています。

備品や装備品、自分のお仕事で使う機械類、チェーンソー、草刈り機、身につける装備品なども会社が負担してくれています。

場所によっては自前で用意しないといけないところがあったりするので、そういうところに関しては僕が所属している会社の働き方はとても良好だと思います。有給も使えますしね。

これは努力すればできるものなのか、それだけの利益を上げているからできることなのかはわからないですが、僕が今の会社を選んだ理由は、「良好な働き方環境だな」と思ったから選びました。

完全週休2日制。 僕が入るきっかけとなったのは、土日祝日が休みというところで今の職場を選んだので、最初からそういう風に提示していれば入ってくる人はいるかもしれませんね。僕は実際そうだったので。

インターンシッププログラムの導入。そもそも林業って地方とか山とか森とか木がいっぱいあるところじゃないと林業って成り立たないと思うんですよ。

いっぱい木があるところじゃないと仕事がないんですよね。

そのいっぱい木があるところ、いっぱい山があるところ、そういう田舎って、自分が今住んでいるところとかでいうと、若い人はいないんですよね。

なぜかというと、若い人はみんな高校卒業するタイミングでこの地域から外に出ます。

外の大学だったりとか、外の企業だったりとか、今住んでいる地域の外側に出ていくので、なかなか若い人に出会うことがありません。

若い人見かけると、「若い人いるんだ!」って、珍しい感じで見ちゃうくらい若い人がいないなって僕は思うんですよね。

インターンシッププログラム導入しても、そもそも若者がいないんじゃないかっていうちょっと不安。

ただこのインターンシッププログラムっていうのが、基本的には大学生向けなイメージがあるんですけど、社会人のインターンシップとかっていうのがあればいいのになぁとは思いますけどね。

難しいですよ。今働きながら別の会社のインターンシップにちょっとやろうと思ってるんですけどとかっていうのを今働いている会社に言ったら、「なんや、お前辞めんのか?」ってなっちゃうじゃないですか。そこら辺はちょっと難しいなって。

社会人のインターンシップみたいなね。難しいなと思うんですけど。

そもそも若い人がいないから、人口も減少してるしね。インターンシップ、これをちょっと入れるのが難しいなって思いますね。

コミュニケーションの改善。これは一番の教育とトレーニングの改善っていうところとつながってくると思うんですけど、どうしても職人の世界なので職人気質の方が多いというか、見て学べ的な発想の方は割合で言うとやっぱり多いです。

自分の周り、自分が感じていることなので実際に体感として割合で言うと、見て学べの方が多いなっていう印象はあります。

ちゃんとこっちからいいコミュニケーションを作ろうと努力すれば、ちゃんとお話ししてくれる方は多いです。

きちんとお話ししてくれるんですけど、そこまでの労力、努力、あとは工夫ですね。

どういった話し方をしようとか、どうやって盛り上げてみようとか、この方の性格だったらこういう風なお話しの仕方がいいんじゃないかとかっていう作戦はだいぶ練らないといけないかなと思います。

それはその努力を学ぶ側がしても当然でしょうとは思うかもしれないけど、まぁでも、歩み寄ってほしいなーとも思う。

じゃないと、みんながみんな、多分、僕が実際にやっているような、一人ひとりに対しての対応とか考えたりするんですけど、この人だったらこういう言い回しで話してみようかな?とか、その人の趣味をきっかけにコミュニケーションを作っていこうとか、戦略的にやったりします。

全員がこの攻め方できるかというと難しいと思います。そこまでせなあかんの?ってなるじゃないですか。した方がコミュニケーションは良くなるけど、歩み寄ってほしいとは思う。

コミュニケーション下手な方が割合として多い印象。体感的にね。

教育、トレーニングというところになると弱いんですよね。教え方が下手。下手っていうか教えてない。見て学べよって言うから。見とけってね。

僕は「見て学べ」結構好きなんですよ。でも見て学べだけ言う人って嫌いなんですよ。

見ました。で、具体的にどうするんですか?がやっぱり知りたくなる。

だからこの1番から5番までの内容を、分かるよって言ってることは分かるけど、これを具体的にどうすりゃいいんだっていうのが1個ね、知りたい情報だなと思うんですよね。

それをAIに具体的に聞いてみるとかね。実際やってみたけどやっぱり抽象的な内容しか返ってこなかったので、まだまだ具体に落としていくには難しいなって思います。

で、あとこの今の1番から5番の内容っていうのは、林業におけるトップの組織のサイトとか見たら同じようなこと書いてたりするんですけど、同じなんですよ。具体的な内容ないんですよ。

「教育とトレーニングを改善した方がいいよね」って書いてあるけど、え、違う違う、そうじゃなくて具体的にどうするの?っていうのが書かれていない。

で、「新しく林業に携わる人を増やすためには給与を増加した方がいいよね」って確かに書いてある。書いてあるけど、だからそれをどうするの?そこをどうするのかを書いてないでしょ。

そういうのが多いなって思いますね。「林業の今後の展望」みたいなファイルがあったり、そういうデータを見たりするんですけど、具体例とか具体的にどうするのかみたいなのが書かれてないんですよね。

言ってることはわかるけど、じゃあ具体的にはどうするんですか? と、もっと具体的に考えていきませんか?っていうようなお話でした。何か少しでも参考になれば幸いです。

今回はこの辺で。それでは本日もご安全に。ほなまた。

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