刈り払い機の刃の使い分け
どーも、新米林業屋のとておです!
今回は【草刈り時の刃】について!
チェーンソーを最後に握ったのはいつだったかな?っていうくらい、最近は草刈り仕事が続いています。
草刈り仕事が嫌な訳ではないのですが、たまには木を倒す仕事がしたいなぁーなんて思ってます。
さて、最近の草刈り現場は「何かしらの施設内」が多いのですが、これがまた刈るのが一苦労なところが多いのです。#一筋縄ではいかない
その場その場で『最適な刃』を選んでは付け替えたり、『笹刈刃』で先行して刈った後を『コード』の人に仕上げてもらったり。
「ただひたすら刈り続ける」というより、「ひとつひとつ丁寧に仕上げていく」といった感じです。
手間ひまかけて丁寧に仕上げるために、僕は3種類の刃を使い分けています。
『笹刈刃』
笹刈刃は一番メインで使う刃です。
基本的には笹刈刃でぶわーっと刈っていきます。
笹刈刃では刈れないところや、刃が傷みそうなところは、チップソーやコードに付け替えます。
刈る面積の広いところや、背の高い草が多いところ、ちょっとした雑木も処理しないといけない所などで活躍します。
『チップソー』
チップソーは石がごろごろ転がっているところや、地面のデコボコがひどいところなど、笹刈刃で刈るには気を使う場所などで使用しています。
また、とにかく低く刈らないといけない時、『地面スレスレで刈る・地面を削りながら刈る』みたいなときに使います。#地面を削るな
『コード』
コードタイプは、建物の淵やフェンス周りなど、笹刈刃などでは刈れないところで使用します。
コードでは背の高い草や、雑木などは『刈りにくい・刈れない』ので、笹刈刃などでざっと大まかに刈った後、仕上げのタイミングで使うことが多いです。
また、コードタイプは『コードカッター本体』と『コード』の組み合わせで使用します。
『コードカッター本体』もたくさん種類があり、『コード』もたくさん種類があります。
『コード』の種類の使い分けはまだまだ詳しくないので、これから色々使っていこうと思います。
刈り進め方
現場の状況によって、どんな段取りで刈り進めていくのかを決めます。
最近行った現場では、フェンス周りを刈っていくときは、フェンスの淵の草を残すように笹刈刃で刈って行き、残した草をコードで刈っていく、という流れでした。
二人で作業できる場合は、一人は笹刈刃、もう一人はコード、といった感じで役割分担出来ます。
場合によっては一人で刈り作業をする事もあるので、笹刈刃・チップソー・コードはすぐに交換できるように、作業範囲の近くに置いています。
僕は大雑把な性格なので、笹刈刃でズバーって刈っていくのが好きです。
細かいところをちょこちょこときれいにしていくのが苦手なので、笹刈刃をつけていることが多いですね。#不器用ですから
コードタイプは細かいところや、障害物などにもめっぽう強いのですが、『飛散』に注意しないといけません。
コードは笹刈刃やチップソーに比べて、小石などが飛び散りやすいので、建物の窓や、車や通行人など、事故や怪我にはかなり注意が必要になります。
そういった場所では『飛散防止ネット』を使っています。
また、コードタイプは、使用しているとどんどんコードが削れていき、最終的に無くなったらコードを交換します。#個人的にはこのコード交換がめんどくさい
笹刈刃の目立て(刃をやすりで研ぐこと)をする頻度より、コードを交換する回数の方が圧倒的に多いので、刈っては止め、刈っては止め、と作業の中断回数が増えます。#ストレス
コードでの刈り方が上達すれば、このストレスも解消されるのかはわかりませんが、コードでの上手な刈り方もありそうなので、研究して実験してみます。
フェンス周りが終わり、施設内の草刈りへ。
施設内の草刈りは、だだっ広いところともあれば、建物周りや、パイプなどの資材が置いてある細かいところなどもあり、刃の付け替えが忙しかったです。
広いところをただひたすら刈るようなところは得意なので、無心で刈り続けました。#脳筋プレイ
とはいえ、「いかに身体が疲れにくく刈れるか」は大切なので、色んな刈り方、身体の使い方を実験。
刈払い機は闇雲に振り回していると本当に疲れますし、身体を痛める原因になります。
周りに本当になにもないような広いところで刈るときは、刈り払い機を右から左へ180°くらい振り回したりしましたが、これは相当疲れます。
草がどんどんなぎ倒れていく様は刈っていて気持ちいいのですが、体力が持ちません。
色々試してみてしっくりきたのが、『前後体重移動』。
腕を振り回すのではなく、腰をひねるのでもなく、なるべく刈り払い機と刃の位置を固定したまま、前後に体重移動をし、身体全体を動かして刈っていく方法。#文字で書いてもわかりにくいのは承知で進めます
左足が前で、右足が後ろにある場合、まず左足に体重を乗せ、刃を前側に出します。
そこから、右足に体重を戻し、その勢いを利用して刈っていきます。
左~右~左~右~と、リズムよく体重移動をして刈ることで腰と腕への負担はかなり解消されました。
また、刈る際の刃の当てる位置は、時計で言うところの『8時』あたりで刈ります。
刃は常に回転してるので、『8時』の位置と言ってもそこだけが当たるわけではないので、意識の問題ですね。
僕はこの刈り方がしっくりきたので、「広いところじゃなくても同じように刈れないか?」と試しているところです。#色んな人の刈り方知りたいっす
刃の使い分けや、草の刈り方、身体の使い方。日々草刈りの研究!!
今回はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
本日もご安全に!ほなまた!!
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