【人に何かを伝えることの難しさを実感!】新米林業屋とてお

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【人に何かを伝えることの難しさを実感!】

どうも、新米林業屋とておです。

新米林業屋の僕が林業についての情報や仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。

人に上手に物事を伝えることの難しさというのを最近体感いたしました。

とある作業をしていてですね。自分ともう一人の作業員さん。この作業員さんは僕より年がおそらくだいぶ上の方じゃないかなとは思うんですが、作業経験というか現場の経験はそんなに多い方ではなく、僕から指示を出すことがあったんですね。

その際に物事の伝え方とかそういったものの難しさを痛感したんですけど。

作業について自分がこうしてほしいなと思ったことがあって、その一つを伝える。「〇〇さん、ここはこういうふうにしてもらえると助かります。」「はい、わかりました!」っていうことで伝えたことをやってくれるんですけど、ただちょっとするとそのさっき言ったことができなくなっているというか。

言ってすぐの間は僕の指示通りにやってくれるんですけど、ちょっとすると、あれ?さっき言ったのにまた戻ってる、みたいな。

「すいません、〇〇さん。さっき言ったんですけど、これはこういうふうにしてほしいんですよ」っていうのを伝えますと。

これは「何でそうする必要があるのか」っていうのをちょっと一度詳しく伝えておかないといけないのかな?ということで詳細を伝えたわけですよ。

「これはこういうふうな理由があってこういうふうにしていただきたいんですね。それをちゃんとしてもらえるとこちらも助かります。これは他の現場でも役に立つことなので覚えておいてもらった方がいいですよ」みたいな感じで。

その方は「すいません、分かりました!」みたいな感じでおっしゃられていたんですが、作業を進める上でやっぱりちょっとそこの部分が出来てなくて…まぁすぐにできるわけじゃないのでそこは仕方ないかなーと思いつつ、別の指示を出すわけですよ。

指示というかこういうふうにしてほしい、ああいうふうにしてほしい、もう少しこういうふうにしてもらった方が助かります、とかをお伝えします。同じ作業の中でね。

まずはその作業の詳細を伝えて、「〇〇してほしい」という一つ目のお願いを言って、その次二つ目のお願いを言うと、「分かりました」と言ってやってくださったんですが、そうすると一つ目にお願いしたことが抜けちゃうんですよね。

最初にお願いしたことと合わせて、それを踏まえた上で二つ目の指示もやってほしいんですけど、二つ目の指示をすると一つ目の作業っていうのが抜け落ちてしまうんですよね。これはなかなか難易度が高いなと。

なるほど、そういうかたもいるか。というのでもう一度、はじめから。

一番最初はこの作業はどういう作業なのか、どういう危険性があるのか、どうして僕がこういう指示を出しているのか、というのを伝えた。

その上でこういう風にしてほしい、という指示を出す。

合わせて、この二つ目のお願いも全部ひっくるめて大切なことなので、合わせてやっていただきたいと伝える。

「分かりました!すいません、やります!」って言ってくださったのですが…。

どんどん集中力がなくなっていくのが分かるというか。なんかよそ向いてたりとか。

チェーンソーとか草刈り機とかエンジンの音がずっとしてるので、ジェスチャーとかで、「もうちょっと右」とか「もうちょっと左」とかしてるわけなんですが、もう全然あさっての方向を向いていて、どこ見てんのかなー?みたいな。

「あれ?めちゃくちゃぼーっとしてらっしゃるなこの人」って思いながら、ジェスチャーしても見てくれないから、エンジンもかかっているんで割と大きめな声でね、「〇〇さん!」と声かけると、「ああすいません!」みたいな感じで、ピクってしてこうおどおどされてしまうんですよね。

いちいちエンジンを切って話しかけるにも、そのまま作業を次々に進めていきたいわけなんですよ、こっちはね。エンジン止めて「少し左に動いてください」で、またエンジンかけてってやってるとすごく効率が悪いんですよね。

で、さすがに「あのーすいません。こっち作業しててエンジンとか止めると面倒というか、手間かかるんで、ちょっと集中してもらっていいですか?作業の上で物が壊れたりとか誰かが傷ついたりとか、そういう風なことを起こしたくないんですよ。なので集中していただかないと僕もさすがにピリッとします」っていう風に注意をさせていただいたんですけど。

なかなか手強いなーと。今まで一緒に作業した人の中では初めてのタイプというか。

大体の人は僕より経験が多い方なので、どっちかというと別に指示をされることもあんまりどんどん少なくなってきて、自分もできることが増えてきて、「大体こんな感じですよねー」っていうのが一緒に作業する人でお互い分かるようになってきているので、指示をしたりされたりということがなく、こういう場面になったらお互いこういう風な動きするよね、という風な感じで動けるようになってはきてはいるんですけど。

なので誰かに指示をするという環境が今までなかった分、ちょっと驚いているというか。

もちろんその作業をしたことない方に関しては、自分が初心だった頃を思い出してやるわけなんですが、その方はもっともっとベテランの方とずっと一緒に作業をしていた方なので、色々と知ってるかなーと思ったら意外と知らなかったりとか。作業の準備するのにもとても時間がかかったりとか。

そこで疑問だったのが、一緒に作業されていたベテランさんの方とかにちゃんと教えてもらってないのかな?とかね。この作業は結構初期の段階で教えてもらうことだよなーとかっていうのが あったりするんですよね。

なので、自分がわからなかった頃のことを思い出しながら作業するわけなんですが、それよりももっと前段階のことができていないというか。

専門的な作業というわけじゃなくて、もっともっと広く一般的な考えというか、そういったこともちょっと届かないというか、足りてないのかなという風に感じたんですよね。

木を切ったりとかの専門的な知識とかであれば、ゆっくり時間をかけてもっともっと熱を入れて教えてあげないといけないし、自分もわからなかったことはちゃんと聞いたし。

でもそういうことじゃなくて、もっともっと初歩的な、専門的な分野の作業じゃなくて、これは多分どの作業、どの仕事してても必要だよな、みたいなこともちょっと足りないのかなという風に感じる場面もあったので、うーん…っていう感じですね。

でも、自分がピリッとしてしまった場面というのもありながら、少しポジティブにというか、それすらも楽しもうみたいに途中でちょっと考えて…いや、イライラはするよ?イライラはするんだけど、いやまぁでもこれは良い勉強だなと。良い練習になるなーと。

その方にはね、あの、まあ、練習って言ってしまって申し訳ないんですけど、「こういう方もいるんだなぁ」と、僕の伝え方でどういうふうにしたら伝わるのかな?っていろんな言い回しを試してみたりとか、こういうふうに言ったら伝わるのかな?こういうふうに言ったらどういう反応になるのかなぁ?とか、さっきはこういう伝え方したけどうまくできなかった、じゃあ僕の伝え方が悪いんだ。では次はどうしたもんか。どういうふうに伝えたらちゃんと伝わるのか?みたいなのをしっかり考えてやる。

これもちょっと自分にとっては良い勉強だな、と思いながら、人に物を伝えるって本当に難しいな。っていうのを改めて感じましたというお話でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。本日もご安全に。ほなまた!

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