【悪口・陰口は言わないけど、事実を伝えることで味方を増やす】新米林業屋とてお

音声配信

【悪口・陰口は言わないけど、事実を伝えることで味方を増やす】

どうも、新米林業屋とておです。

新米林業屋の僕が林業についての情報や仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。

陰口とか悪口とかを言うのは嫌だけど、本当のことは言う。

陰口とか悪口とかなるべく言わないようにしようと気をつけています。つい、ぽろっと言ってしまう時とかどうしても納得がいかない時とかそういう時にモヤっとして、周りにちょろっと言ってしまうことはあるんですが、基本的には影でこそこそ言ったりとか 「あの人はああだ、この人はどうだ」とかってね、あまり言わないように気をつけています。

でも実際に自分自身が言われたこと、その投げかけられた言葉っていうのは僕が言ったわけじゃなくて、「その人が言った」っていう事実、だからその事実を他の人に言うことっていうのは、悪口でも陰口でもなくて本当のことだと僕は思っているんですね。

僕自身が実際に言われたこと。その事実を周りの人に言う。僕はこれを使うことはあります。

最近もあったんですけど、ここはまぁ例え話として。

木を切ります、大きな大きな、枝もすっごくたくさん太いのが付いているような大きい木を切るとしますと。で、この大きな木を切るという作業のときに、とある人から「この木を切るときに、対象の木以外何一つ傷つけないでください」っていうオーダーが来ました。

とてお「すごく木が密集してるんですけどこれ当てちゃダメなんですね?」

とある人「そうです当てないでください。」

とてお「ちなみに他に生えているちっちゃい木とか草とかそういうのにもダメージを与えちゃダメなんですね?」

とある人「はい、そうです。切る木以外のものは何一つ傷つけないでください。」

みたいなオーダーがあって、でも明らかに無理なんですよ。大きい木を切り倒すのに、木は密集していて、草木1本傷つけずに作業を行うという無理難題を言ってきたんですよ。

木を倒す話は例え話ですが、実際にそういう無理難題を言われたと。で、僕はまあ 普通に質問して、

とてお「これ本当にもう1本も、何一つ傷つけちゃダメなんですか?」

とある人「はい、そうです。」

とてお「どうやったらいいんですかねー?こういう作業をやったことある人とかいるんですかねー?」

みたいないろいろ質問してたら、

とある人「それはもうプロなんだからやってください。」

って言われたんですね。「ああ、分かりました。プロなんで頑張ります。」って適当に流して、でも心の中では「じゃあお手本見してくださいよ!!!」って。心の中でめちゃくちゃ思ったんですよ。「そんな無理難題をおっしゃられるんだったらまずはちょっとお手本見してもらっていい ですか!?」って心の中で思ったんですけど、ぐっと堪えてね、言わずに、「はい、わかりました。」と返事をしてその場は終わりましたと。

で、その後ね、その木をどうやって切るかっていうのを僕以外のベテランの作業員さんとかと一緒にいろいろ話をしていたわけなんですが、その時にベテランの作業員さんも「この木どうやっても他の木にぶつかってしまうなぁ」とか「どうしても他の木痛めちゃうなぁ」とかっていう話になるわけですよ。 無理難題を言われてるからね。

で、僕は「そうですよね。どうしても当たっちゃいますよね。でも〇〇さんが、『絶対に何一つ傷つけずにこの木を倒してください』っておっしゃられてましたよ。『絶対に何一つ傷つけずにやってください。』『プロだからそれぐらいやってください』って僕は言われました」って、本当に言われたこと、事実をちゃんと伝えるんですよ。

そしたらどうなるかというと、「ほんならあいつがやったらいいのになぁ!!」ってなるわけですよ。その時に「そう、それ僕も思ったんですよー」とは言わないんですよ。そこでは「ハハハ」って僕はもう流すだけ。

作業として絶対に無理があって、「無理だなぁ」と思ってるからいろいろ質問してるのに、「プロなんでやってください」ってあしらわれたわけですよ。

そこに僕はカチンときてるんで、「この人を引きずり下ろしてやろう。」「この人の周りを敵だらけにしてやろう」と思って、でも悪口、陰口は言いたくないから、僕の周りのベテラン作業員さんに「本当のこと」を伝えるんですよ。

「〇〇さんが、この作業は周りの何一つ傷つけずにやってくださいとおっしゃられていました。そして、プロなんだからこれぐらいできる、ということもおっしゃられてましたよ。」と実際に言われたことを伝える。そしたらそれを言われたベテラン作業員さんが「じゃあ自分でやればいいじゃん!」って憤るわけですよ。僕と同じ気持ちになるわけですよね。

「僕と同じ気持ちになる」っていうことは、僕が感じたその嫌悪感みたいなのは間違ってないはずなんですよ。だってどう考えたって無理だから。同じ意見になるわけでしょ?「自分でやってみろや」って。

こうやって陰口、悪口を言わずに本当のことだけを伝えて、僕は自分の味方を増やして、で、相手の、僕に言ったその人の敵を増やす。

でもこれを僕の性格が悪いと取るか…僕の性格がひねくれているところもあるかもしれないですけど、「僕の性格が悪い」ととるか「マネージメントが失敗している」と感じるか、まあ分かれるんだろうけど。

指示の仕方とかね、「プロなんだからそれぐらいやってください」「自分で考えてやってください」みたいなね、突き放すように言ったその人が悪いのか。

僕は、「本当のこと」しか言ってないんですよ。僕は僕で自分の中でこうなんとか線を保ってね、 文句を言ってる風にも見えないように、「〇〇さんが、プロなんだからそれぐらいやってください、って言ってましたよ」っていう本当のことだけを伝える。本当のことだけを伝えたのに、その言葉に対して怒りを感じる人がいるっていうことは、どういうことなんだろうね?っていうことですよ。

これは僕が間違っているのか、その人が間違っているのか、っていうことがあったんですよ。

悪口、陰口を言わずに本当のことだけを伝えて、自分の味方を増やして、僕の敵の敵を増やす、と言うか。そういう風な方法を使うこともある。

でも悪口陰口は言ってない!本当のことしか言ってない!僕のポリシーは曲げてない!っていうね、こういう方法もあるなぁと思ってね、今回のお話をさせていただきました。

さて、これを聞かれた方は「とておさん性格悪いっすねー!」って思うのか、「いや、そのマネージャーの無茶ぶりが悪いっしょ!」って思うのか、どちらでしょうか。参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。本日もご安全に!ほなまた!

PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 企業ブログ 林業・漁業へ
にほんブログ村
農林水産業ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました