【本の読みやすさは作者と自分の考えが近いかどうかで決まる】
どうも、新米林業屋とておです。
新米林業屋の僕が林業についての情報や、仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。
今読んでいる本がありまして、タイトルが「鋼の自己肯定感」っていう本なんですけど、鋼の自己肯定感。
こちらはね、KindleUnlimitedでおすすめで出てきたというか。僕は「これ読みたいな」っていうやつは普通に買ったりするんですけど、そうじゃないとき、お目当ての本がもうこれって決まってるようなお目当ての本がないときは、KindleUnlimitedを開いて、おすすめに出てきたやつをポチッと開くような感じが多いです。
おすすめされたものを開くことが多いので、どんどんおすすめが偏ってきてるなぁとは思うんですけど。
例えば一回こういう自己啓発本みたいな、自己肯定感とかっていうのを見ると、おすすめがね、自分の好みにカスタマイズというか、一回自分が興味あるって言って開いたものにカスタマイズされてしまうので、次からもこういう本がレコメンドされやすくなるんですけど、Kindle Unlimitedを開いたときは、そういうおすすめを開くことが多いと。
そのおすすめの中でこの「鋼の自己肯定感」が出てきたので、読んでみようと思って、今読んでいます。
この本の内容もすごく読みやすいなぁと思って、自己肯定感が自分も高くないと思うからこういうのを読んじゃうんですけど、自己肯定感をずっと上げ続けるためにはとか、高く保つためにはとか、そういうことが書かれている本で、勉強になるなと思って読んでいるんですけど、一つちょっと思ったことがあって、この本がどうとかっていうことじゃなくて、この本の内容はまたもうちょっと勉強して、どっかでお話しできればいいなと思うんですけど。
この本、すごく読みやすいんですよ。で、なんで読みやすいのかなーっていろいろ考えてみたんですけど、自分の普段から考えているようなこと、自分の考えと割と近いんじゃないかなって思ったんですよ。この書かれている内容が。
「あーわかるわかる」「そうだよね」っていう飲み込みやすさ、それは普段から自分がそう考えていたりとか、普段から自分がそうありたいなーって思ったりとか、そうなるといいよねって思ってたりすることが書いてある。
具体例をあげるとすると、「仕事と趣味、仕事とプライベートのバランスをしっかりとろうね」とか、「シリコンバレーの企業はそういうところをきっちりしている。」「エリートの人ほど、仕事は仕事、仕事に打ち込むときは仕事に打ち込む。プライベート、家族との時間を大事にするときはそこに本気で取り込む」みたいなことが書かれていて、まさにこれずっと僕が言っているようなことなんですけど、やっぱりそうだよねみたいな。
この「やっぱりそうだよね」っていうのが読んでて心地いいんだろうなっていうふうに思います。
ここを分解していくと、「やっぱりそうだよね」っていうのは、 「自分が考えていることは間違ってないよね」っていう、 後押しとか答え合わせのような感覚というか、自分は普段からこういうふうな考え方をしているけど、「同じように考えている人もいるんだ」っていう答え合わせができたことによる納得感というか、そういうものがあるんだろうなと。
それがあるから読みやすいって思っているんだろうなというふうに考えています。考えているというか感じたんですよね。それを読んでいて。
自分が普段から思っていることを、そうなってほしいって思っていることが本当に書かれているので、「うんうん」とうなずきながら、どんどんページが進んでいくというか、「そうそう!そういうことそういうこと!」っていうのをね、本読みながら頭を縦に振るというかね、そういうのが、読みやすさ、読んでて気持ちいいであったりとか、そういうところに繋がっていると思っています。
だから例えば、今言った「仕事と趣味、プライベートのバランス」みたいなのを大事に思っている人に対して、「仕事は長時間やってなんぼや!」「もっとマッチョに行け!」「もっとゴリゴリ行きなさい!」「プライベートなんて関係ない!家族との時間なんて投げ打ってでも成果を得るんだ!」みたいなね、そんなん言われたら多分もう、読めないですよね。
「あ、そういう考え方もあるんだ」っていうふうにも思えないよなって。きっと「うるせー!」ってその本投げつけると思うんですけど。
そういう自己啓発本とかの読みやすい読みにくいっていうのは、 結局自分がどう思ってるか、自分の考えに近いかどうか、なんかそこなんだろうなって思ったんですよね。
で、そこからなんですけど、「じゃあ読みやすければいいのか」っていうところに、次ちょっと考えを移してですね。
今さっき言ったように「自分の考えと合っているかどうか」、もしくは「自分の考えを後押ししてくれるような内容なのかどうか」とかって結局、「自分が考えていることは間違ってないよね」っていう答え合わせができたとしても、自分の中の考えから広がってはいないのかなっていうふうにも思うんですよね。
普段から自分が考えていること。「新しい発見」じゃなくて、いつも考えていることが間違ってないよねっていう、それはそれで大事だと思うんですけど。
ただ、「なるほどそういう考え方もあるのか」、「新しい発見した」とか「いいこと知ったな」みたいな、そういうのは得にくいのかなと思います。
どっちかというと、さっきのは極端ですけど、「ゴリゴリマッチョに行け!」みたいなね、 そういうのとはまた別で、「ちょっと自分とは考え方が違うな」、「ちょっと読みにくいけど、なるほどそういう考え方もあるのか」みたいなね。
自分の考えと「少し」違う。あまりにも違うと飲み込めないけど、「少し違う」程度だったら、ちょっと飲んでみようかなみたいなね。
「新しい発見」をしていくんだったら、ちょっと自分と考え方が違う人の本とか、そういう情報を得ていった方がいいんだろうなという風にも考えました。
この本の「読みやすい、読みにくい」はそういうところなのかなと。
普段から考えている自分の考え、思いと、その本の内容がどれだけリンクするか、リンクする数が多ければ多いほど読みやすい。普段から考えているんでね、同じことを。「うん、そうだよね」って言ってどんどん読み進められる。
逆に「新しい発見をしたいな」、「そういった考えもあるんですね」っていうような発見をしたいのであれば、少し自分と考え方が違うような人が書いている本っていうのを読んでいった方が、 新しい発見はあるんだろうなという風に思います。
「若干読みにくいな」ぐらいの本を手に取ると新しい発見があるのかなっていう風に、この今読んでいるね、「鋼の自己肯定感」というのを読みながら、本の内容とは直接的に関係ないけど、漠然とね、ちょっと考えました。というようなお話でした。
今回はこの辺で。本日もご安全に。ほなまた!
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